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記録物語-R.s.༗《レェズ》メリーさんの執事《極夜ノ暁金 編》の続きでございます…では、続きをご覧下さい。作者より
―戦闘…穢れし意識&大魔術師―
レオパルト「腕の怪我 治します…」…
……ダスリヒの両腕に回復魔法を使い治療をほどこす。
ダスリヒ「ん……魔力が戻ってる、さっきのは領域系統の魔力封じか…」
レオパルト「魔力が使えなくなるんですか?あんな怪物の前で……」
ゾルドナー「魔力無効なら私が出る、各自であの怪物達を対処せよ!」剣を抜き猛スピードでクロウリーに接近す…
……剣を突き立てるゾルドナーだが、その剣を魔法壁で止めるクロウリー、
クロウリー「速いな……今までの研究した中にも素で速い奴は居たな」
ゾルドナー「……っ…」
イヴ(神纍)「……」いつの間にかゾルドナーの近くに現れ拳を構える…
旅冴「させないよ……って…」
〈グギッ〉と歪な音がなり、旅冴の両腕を粉砕させ腹にまで拳がたっしていた…
旅冴「流石に差があるな…」脚を変形させ 強くイヴ(神纍)を蹴り飛ばす…
……飛ばされる イヴ(神纍)はすぐに体勢を直して立ち止まり…
イヴ(神纍)「…焼ける血」
……旅冴を貫いた拳は旅冴の血で焼け溶けていたが…すぐに再生する。
……吹き飛ぶ旅冴を助けに入るダスリヒ。
ゾルドナー「すまない、怪我は?」
旅冴「大丈夫、治る」砕けた肉体は再生し元通りに戻る
旅冴「だけど……この肉体は大抵不死身なだけで、あの2体は僕を壊す事…生成不能、殺すができちゃうから無理はそんなにできないよ」……
ゾルドナー「……ならば私が、」
レオパルト&ダスリヒ「私達が援護しますから、お気になさらず!」
ネメシス「少しばかりは……」
ラス「役に立たないとですね」
……迫り来るイヴ(神纍)を4人が包囲しゾルドナーの方に近づけない様にする。
ディザルト〈ギギギァァ〉生えた人 の腕が動き、4人の方へと手を伸ばし始めてる
が、その行手にロディと瀧奈が立ち塞ぐ
ロディ「力の一部が抜き取られておるが……信用しとるぞ……」マグナコアキューブを握りしめ、それをかかげると光出す…
ロディ「ユースティティア・メィデー……さて…裁くとしよう」
呼び出されたのは、まるでサモトラケのニケの様な見た目で頭と両腕が欠けているが、異質な部分は…胴体の至る所に拷問器具が埋め込まれていた。正義を象徴するより異端に対し拒絶する狂信の具現……
瀧奈「小生がイメージしてたロディと掛け離れた感じの見た目だ……」…戦闘へと準備するが、
瀧奈「……あ、今は鹿門が無いのか…」使い慣れてた鹿門文集は帝神鹿に渡していた為持って無い事に気づく…
緑翠鳳鷹「アヤツには悪いが、エニグマの力で妾の形を変えてみせよ」
戻ってくる緑翠鳳鷹は瀧奈に呼びかけ
瀧奈「形を変える?」
(リリス『多分こうよ』
……リリスが瀧奈の右腕を操作し緑翠鳳鷹に向けて少しいじると、鷹の姿から熊に変わり変形する…
雑駁饕熊[マバクトウダイ]〈グォォォ!〉
イヴ(神纍)「あ…エバの気配がする」戦闘中にも関わらず瀧奈の方に目を向ける…
ダスリヒ「けっ…舐められたモノだ」剣を突き立て一瞬の隙をついてイヴ(神纍)を壁まで追いやる…
(リリス『……瀧奈、私が表に出た影響で今から狙われるけどコレを上手く使い操って、余力が尽きる前に核にされた女を取り除くのよ』
瀧奈「……どうやってだ」
(リリス「3本のうち1本は持ってるでしょ…あの時に貰ったルールに風穴を開ける異例の異物を使うのよ」取り出したのは、先端が矢のような鍵、異零の能力が付与されたマスターキーだった。
ディザルト〈ヴヴヴガ〉2人に襲いかかる
ロディ「来るぞ!」
瀧奈「やるしか無い」鍵を握りしめて雑駁饕熊の背に乗り操る。
ロディ「ユースティティア・メィデー!その腕を引き裂け」そう命令すると胴体の棺が開き無数の鎖が出てディザルトの生えた腕を絡み拘束した、
〈ジャリジャリジャリ〉っと鉄の擦れる音と共にディザルトの生えた腕を引っ張りはじめ、綱引きの様に引き合いが始まる…
クロウリー「ラシェーズに渡した神託か……いや、なぜ機能している?軽い拘束能力以外は全て回収済みだが……」
〈キィィィィン〉と突然横から鳴り響く、振り向くクロウリーはゾルドナーが無理矢理と魔法壁を突破してくるのが目に映り少し距離をとる……が、
ゾルドナー「砕け散れ!」
〈パリン〉っと魔法壁が破られる
クロウリー「……あえて許そう」
……素早い剣筋でクロウリーに斬りかかるゾルドナー、それをギリギリ上手く避けるクロウリーだが……
旅冴「……」小さくバラバラに蠢き気配を消していた旅冴は、クロウリーに迫り腕を矢の様に飛ばし奇襲をする…
クロウリー「そんな惨めな姿で私をやれると思わないでくれ……」
それでも、止められてしまう。
クロウリー「身体を細かくして気配を消しているのだろうが、私には通用しない。足掻くなら潔く足掻いてくれ……君達も見物人なのだから」
そう言いクロウリーは腕を伸ばし交差させ何か呟くと、旅冴をまるで水を含んだ布を絞るかの様に捻じ曲げ四角い魔法壁の箱を作り封じこめる。
クロウリー「私の天敵はMagicPoint(魔力量)を減らせるキャラ、君の性質と悪魔の彼くらいだろう……かと言って、防御魔法の粘度を強くした分かなり減っている」独り言を始めながら旅冴を閉じ込めた魔法壁を宙に置き、ローブの中からポーチを取り出し濁りの無い純粋な魔法石を取り出す
ゾルドナー「魔石…」使わせる隙を取らせまいと詰め寄る
クロウリー「……」
魔力壁で近づけない様にさせるが、魔力壁が生成される前に素早く接近し始めるゾルドナーがすぐ目の前まで近づく…
クロウリー「強化魔術…」…
……クロウリーは、見えない何かを辿るかの様に目線をその方向に向けると、
レオパルト「届いた!」ゾルドナーに付けてサポートをしていた
〈ドォォン〉と空気が揺れる…
イヴ(神纍)「……」
ラス「グッッッッ」
……放たれるイヴ(神纍)の攻撃からレオパルトを守るラス、だが…変幻自在と万物の生命達を扱うイヴ(神纍)の動きは、一手では止まらず次々とサソリやムカデの様な生成物が回り込み、弾丸の様に降り注ぐ牙のあるワームと鳥のキメラが襲いかかる。
ネメシス「クロートー!」糸を操りキメラ同士をぶつけ合わせ防ぎ、
ダスリヒ「チッ…さっきから蟲が多い」ムカデの様な触手を斬り刻み…
ベネット「アイスフロー!」…
αメリー「!……やった」…2人の氷魔法でサソリの様な触手を凍結させた。
イヴ(神纍)「……耐え…」…
〈〈バッッゴギッ!!〉〉凄まじい音とが響きわたりラスの赤く沸る拳がイヴ(神纍)の顔面に届く!…
ラス「レプト-エクシティウム!(小さな破壊)」傲慢(レプト)の力を使ったラスの拳がそのままイヴ(神纍)を押し出し……
イヴ(神纍)「!」壁際まで吹き飛ばされ
〈ドゴゴ……〉っと衝突させた。
ロディ「ふむ…こちらも負けてられん!」
〈ジャリジャリジャリ〉とユースティティア・メィデーを操りディザルトを引っ張り続ける、その隙に瀧奈はディザルトの懐まで接近をする…
ディザルト〈ヴァァァ!〉近づく瀧奈に気付き振り払おうと暴れるが、少しの動作でロディのユースティティア・メィデーに引きずり込まれる
瀧奈「雑駁饕熊!」雑駁饕熊[マバクトウダイ]の鋭い爪がディザルトの腹部を裂く…
瀧奈「力を貸してくれ!イレギュラーンスボム!」雑駁饕熊から飛び降り傷口かに異零の能力が付与された鍵を差し込む。
ディザルト〈ヴァギァァァ!〉
……爬虫類と蟲の様な不気味な肉体からウネウネとした細胞の塊みたいな触手が弾け出ると近くに居た瀧奈を取り込む…
それと同時にユースティティア・メィデーとロディは突然現れた触手に鎖を掴まれ、引っ張り出される…
ロディ「グッ……この勢いは」ユースティティア・メィデーの鎖を解除しディザルトから距離を取り離れる。
クロウリー「漏れている……。何をした…何をした!キサマ!」
〈パリン〉っと手元の魔法石が砕け、クロウリーから強い魔力が感じられる。
ネャリー「置いてゆくなよ!」そう言いベネットにのしかかる…
ベネット「へ?」訳もわからずネャリーを抱える…
レオパルト「皆さん背後に!」防御魔法の準備をし身構える…
クロウリー「オミクロン・ユプシロン・ミュー・エータ」
……一瞬、強い魔力が周囲に広がり、向かい風の様に拭き終わると…静けさが残った。
ゾルドナー「!……何が起きた!」
レオパルト「魔力が使えない…」
ガシャンっと音が響きロディが扱うユースティティア・メィデーの動きが止まり倒れ、同じくネメシスが扱うクロートーも止まってしまう。
ベネット「え?…どうしよう」ネャリーが急に動かなくなり焦る。
ダスリヒ「急に動かなくなった……」さっきまで顔が潰れても動いていたイヴ(神纍)が動かなくなり、剣を引き抜く。
ディザルト〈………〉
ロディ「あの怪物も止まっている…」
動かない ディザルトの様子を確認し傷口に近づき瀧奈を助けに向かう…が、
〈ギョロ〉ディザルトの目が動く
クロウリー「……」…
グチャ…バキ…っとディザルトの頭が裂け、爬虫類と蟲の様な不気味な姿から頭の無いテラトマ体の胎児、その上半身が生えディザルトの肉体を引き裂き現れる…
クロウリー「……予定変更だ」…
〈パチン〉指パッチンをし鳴らす
するとザーーっと強い水流の音が下から聞こえ上の階全てが移動し開く、今居る部屋がエレベーターの様に上へと登ってゆき〈ガラガラ〉っと瓦礫が落ち、不安定な状態ながらも作動する。
クロウリー「 仕方ない…」旅冴を封印していた魔法壁を、ダスリヒに向けて投げる…
ダスリヒ「!…」閉じ込められてる旅冴をキャッチしつつ剣を構えるが、僅かな痛みを感じ下を見ると足に薔薇が絡まり動けなくされていた。
クロウリー「起きろ」自身の魔術でイヴ(神纍)を再生させ起こし、
そのまま、鳥に変身したイヴ(神纍)に乗り先早く上へと向かい飛んでゆく…
ゾルドナー「止まれ!」的確に剣をクロウリーに投擲[トウテキ]するが、防がれ剣が落ちる…
オグリ「なぁ…アレどうするんだな?」
レオパルト「わからないです……今は何もして来ませんし生き埋めにされる様な事は無さそうですが……」
ゾルドナー「この真上に奴らは何かしら用意して待機してるでしょう…予定変更と言ってましたから、この胎児みたいなのが彼が予定していた本来のと別なんでしょう」
落ちた剣を拾いロディに近づく…
ゾルドナー「今の状況は?」
ロディ「化け物の中に瀧奈が入ってしまってな今探しておるが……」…
裂けて動かなぬなったディザルトの肉片を退かしながら傷口からたどって瀧奈を探すも見つからない…
ロディ「これは……あの時握っていた鍵か?ならば近くに」使い終わって異零の能力が消えた鍵 マスターキーを拾いそのまま探して回るロディ…
〈ぅぅぅう〉……寝起きの可愛らしい子どもの声が突然、室内に響く。
ゾルドナー「……そこから下がれ!」気づくと胎児が頭が無い(目がない)はずなのに、まるで見えてるかの様に全身でロディの方に向いている…
ロディ「……」頭を上げる確認し、ゆっくりと後退りするが…
〈 グヂョ…グプ…… 〉首から何やら浮き出て、大きなマブタから目が見開いた。
〈ギョロ……〉大きな目玉がロディを見つめると…瞳孔[ドウコウ]が避け口の用に開くと、
?胎児?〈アっ…アげ…あげる〉突然、片腕で自ら腹を貫きいじり始め、何かを引っ張り出し始める…
一同全員は、警戒をし身構え見守ると、
そこから出てきたのは、昏睡状態で意識が無いティファレットであった。
?胎児?〈ちょぅ…ちょうだ…い〉ティファレットをロディの方へ起き、鍵(マスターキー)を指さして欲しがる…
ロディ「これが欲しいのか?」
?胎児?〈ほ…ほしい……ちょうだい〉
ロディ「わかった…あげよう」鍵を胎児の方へと持って行き渡す…
胎児は鍵を手に取るとそれを貪り食べ始めた…金属が折れる音にボリボリっと違和感のある音が響く……
ロディ「……すまないが、もう1人…出してくれぬか?今食べた鍵の持ち主の人だが……」胎児からティファレットが出された事は、瀧奈は…その中に居ると言う事に気づいたロディは胎児に話しかける。
?胎児?〈い〜いいよ〉承諾する…
ロディ「ありがとう…」
……胎児は胸を引き裂き、傷口に手を入れて何かを取り出して置いた…
ロディ「これは……一体」…
ゾルドナー「……赤子だと」
ダスリヒ「息なし…皮膚や目がえぐれてるのに対し綺麗すぎる」その赤子を一緒に出てきた服で包み上げる
……差し出されたのに困惑するロディ達。
その赤子は一緒に出された羽織と服が証明で確かに瀧奈ではあった。……ただ…瀧奈の中にあったモノを除いて、″彼だけ″が取り出されてしまったのだ……
?胎児?〈なにくれる?〉
ロディ「なに…くれる?……」
?胎児?〈ん……〉少し悩んだすえ、
〈ギョロギョロギョロ……グ〉目玉が周りを見渡し一点に目が止まる…
?胎児?〈ちょうだい〉
指さした方向に、αメリーが居た。
ネメシス&ラス「……」警戒をする。
ロディ「それはできない」
?胎児?〈ちょう…だい〉
ゾルドナー「ダスリヒ、皆を遠ざけ待機……もしもの事があったら各自」
ダスリヒ「了解しました」αメリーの元に行き離れる……
?胎児?〈ちょうだい…〉少し雰囲気が一変する。
それに気づくロディは距離を取り始める。
ロディ「それ意外で頼む」
?胎児?〈ちょうだい……ちょうだい…
ちょうだい ちょうだいぃ〉
?胎児(無名の怪物)?
子どもぽさが消え急に成長した声になった。
ロディ「まずい……」
ゾルドナー「敵意…話し合いは不要、全員その子を守れ!」素早い動きで目玉に向けて傷口から斬りかかる…
ゾルドナー「……何だこの歯応えの無さ、空気を切ってる様な感覚…」…
?(無名の怪物)?「対価を払え、今生きる者」胎児?の様な肉体からウネウネとした細胞の塊みたいな触手が現れゾルドナーに向け攻撃が始まる…
ゾルドナー「どうする…この状況」
迫り来る攻撃を捌くがきりがない。
ラス「離れてください」胎児(無名の怪物)に向けて炎を浴びせ燃やすが、
?(無名の怪物)?「じゃま」
炎に燃えたまま動きだす…
……『使命を果たせ』
ネャリー「……目覚めの時」
ベネット「え?…」
急に起き上がり飛び出すネャリー、おでこにある目が光ると、クロウリーによって魔力が消されたはずの空間に、濃い魔力が集中してネャリーに集まり姿が変わる。
その姿は口先だけのモノで無く、偉大にして強大な幻獣…ネャリー本来の四法幻獣…その姿が現れた。
ネャリー「クソ遅いタイミングだわ!デウスキャスター!」大きな体をうねり……ベネット、オグリ、レオパルト、αメリー、ネメシス、を背に乗せる…
ネャリー「さっさと来ないと置いてくわ!」そう叫び、口から魔力弾を胎児(無名の怪物)に向けて放ち遠ざける。
ゾルドナー「行くぞ」
……ネャリーに向かって3人は乗り移る。
全員が乗ったのを確認してネャリーは空高く舞い上がる……
?(無名の怪物)?「ギァァァ〉駄々をこねる子の様に叫ぶと、肩から腕が生え伸び続けネャリーを追いかける…
ゾルドナー「警戒準備…」
レオパルト「魔力少しお借りします……グレートシールド」防御魔法を展開し始める
ベネット「見えた!出口だ!」
〈ズブォォォォン〉っとネャリー達が外に抜け出すと同時に空気が振動し鳴り響く
ゾルドナー「……」クロウリーと目が合う
クロウリー「……」ゾルドナーと目が合う
そのままクロウリーは全員を見逃し……
クロウリー「神託を起動させろ…」…
???「OK〜」
……クロウリーの近くには見知らぬ者が何人かおり、そこに一体…
世界…ペルペトゥスとは別の本来の個体、
元の姿になった神託(人造外神)が待機し置かれていた。
クロウリー「新世界への幕開けだ…」
続く→