放課後になった。
進夢たちは、早速、松岡美緒の家へと向かった。
あまり多人数が行くのもどうなのか、ということで、当事者である相川香織と伊東真奈美、それに、舞夜と進夢の四人で、である。
信二は、先ほど言っていた組織化を進めたいということで残った。
「せめて晴れてれば行きやすかったのになぁ」
朝から降り続いた雨はやんでいたものの、相変わらず空には分厚い雲が垂れこめていた。いつ雨が降り出してもおかしくはない感じだった。
「そこの角を右ね」
髪を、少年っぽいショートカットにした香織は、クラスで一番の長身だ。ちなみに、進夢は三年のころまで、彼女より足が遅かった。
アクティブなサッカーシューズで、水たまりを軽やかに避けながら前を行く彼女に、声をかけてみる。
「二人は松岡さんの家に行ったことあるの?」
イジメていたというから、てっきり仲が悪いのかと思ったのだが。
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