テラーノベル
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常闇さんが湯浴みから上がってきたと思ったら、ズボンだけ履いて上はマッパだった。
そして次の瞬間、輪廻さんが咄嗟に私の両目を塞ぐ。
「あの、輪廻さん、?」
「ちょっとまっててね、月詠クン!!!」
「はいは〜い」
月詠さんがそう口にした瞬間、前方から鈍い音が聞こえてきた。
「〜って…月詠…本気で殴るのは違くない、?」
どうやら月詠さんが常闇さんのことを殴ったようだ。
「オレ別に何もしてないんだけど?」
「したじゃん。この変態ヤリチン大魔神」
輪廻さんがまぁまぁな罵倒をする。
「オレ女は恋愛対象に入んないんだけど?ずっと刹那クン一筋だし♡」
語尾にハートをつけないでほしい…すごい甘ったるい会話になるから…。
「てゆうかさぁ、刹那クンまだ帰ってきてないわけ?おっそいじゃん。なんかあったの?」
うわ…常闇さんモンペじゃん。
「お前マジモンペじゃん、きっしょ。蕁麻疹出そう。これで鬱になったらどうすんだよセラピーアニマル連れてこい」
月詠さんが代わりに言ってくれた。
それにしても言い過ぎな気が…
部屋に静寂が訪れる。
その地獄の空気を緩和するように、インターホンがなった。
「じゃあ言ってくるから。」
今度は月詠さんが行くようだ。
ーーーーーーーー
「はいはいちょっと待ってて下さいねー」
軽く準備運動をする。敵が来てもいいように。
質問の内容はその時その時で柔軟に変えて行くシステムだ。
みんな大体四つ位は質問してるんじゃないかな。
「え~っと、まずキミの会社での立場は?」
「お手伝い。」
「ふんふん、貴方の好きな料理は?」
「オムライス…」
「キミ何歳?」
「十七」
「僕の年令知ってる?」
「21、だと思う。」
「せいかーい!どーぞ!」
ドアを開けると、烈火くんが立っていた。
この子はまだ17才なのにここでお手伝いとして働いている偉い子。
流石にまだ正社員として入らせるのは難しいからね。
「ただいま」
ーーーーーーーー
「お〜!烈火じゃん!おかえり!」
「ただいま」
輪廻さんが声を掛けた方向を向くと、燃えるようにてらてらと真っ赤に輝いている髪の毛を持つ子供が現れた。
思わず私は見惚れてしまっていた。
麗太
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#北朝鮮
SUJ 一等海尉
165
1,553
この子が烈火くんだろう。
「、?この子、新しくきた子?」
烈火さんが私に気付いたようだ。
「そーだよ。きみより年下じゃない?」
「ふーん、何歳なの?」
烈火さんが私に問いかけてきた。
「十五です…」
私は言葉の最初から最後まで全て小さくなってしまった。
「?なんて?聞こえなかったんだけど。」
そっか。普通は聞こえないか。
あの人たちが超人的すぎて、感覚が歪んでしまったようだ。
「十五ですッ…!」
すこし腹に力を入れて声を出すことができた。
「十五ね。年下なんだから僕を敬ってよね!」
その瞬間、私は彼が好きでは無くなった。
私より年上の癖に、私より幼稚だなんて。
「随分と幼稚ですね。」
私はつい、無意識にそう口走っていた。
「はぁ〜⁉︎何この子!まじうざいんだけど〜ッ‼︎キミだって随分身体の大きさが無いんじゃないかい?」
「前まであんまり食べさせてもらえなかったから…。」
ふっ!私の演技を舐めるなよ!
これまでこの演技で何人泣かせてきたか‼︎
「えっ…そうか、なんかごめんな。」
あれ。、思ったら反応と違かった。
変に気を使わせてしまったようだ。
コメント
3件
せみりんごさん、第2話読みました!キャラの掛け合いが本当に生き生きしてますね。常闇さんのマッパ登場から輪廻さんが咄嗟に主人公の目を塞ぐ流れ、月詠さんの「変態ヤリチン大魔神」のツッコミも含めて、テンポが良くて思わず笑っちゃいました。それでいて烈火くん登場時の主人公の「十五です…」と小さくなる繊細な演技も印象的で、この子のしたたかさと環境の重さがチラ見えして、続きが気になります!