この作品はいかがでしたか?
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最近、幼なじみの香織の付き合いが悪くなった。昔は、私がオカルトの噂を聞きつけて確かめに行くとき、必ずついてきてくれたのに……。ふん、いいよーだ。一人で楽しんでくるから。
今日の目的は、ネットで見た「ケウケゲン」という妖怪だ。正体はよくわかっていないらしいのだが、なんでもこの近くの廃村で、昔祀られていたらしい。私はバスで廃村跡の近くまで行って、地図を見ながら歩いていた。すると……
ドシーン!
なにかが倒れたような音がした。
「ん?」
見ると、道端に大きな木箱があった。蓋が開いていて、中身が散乱している。
「なんだろう?これ……」
中を覗いてみると、たくさんの藁人形のようなものが入っていた。
「うわっ! なんだろ? 気味悪いなぁ。それに、どこから来たの? 大きな音がしたから、どっかから落ちたと思うんだけど……」
だけど、周りにはこの箱が落ちてくるような建物なんてない。
「まあ、いっか。それより早く行かなきゃ」
そのとき、後ろから声をかけられた。
「お嬢ちゃん。こんなところで何をしてるんだい?」
振り向くと、一人の老人がいた。この人、どこにいたんだろ? 近くにあるのは廃村だけで、人なんていないって思ってたんだけど。
「あの……ちょっと調べたいことがあって」
「ほう。何を調べているんじゃ?」
「えっと……『ケウケゲン』っていう、都市伝説みたいなものなんですけど」
すると、その人は目を丸くした。
「お前さんもそれに興味があるのか!?」
「へ? あなたもですか?」
「ああ。わしもその話を詳しく知りたくてのう」
どうやら、私と同じ目的で来たみたいだ。
「じゃあ、一緒に行きますか?」
「おお、そうしよう!」
私たちは二人で廃村に向かった。そして、目的の場所に着くと、そこには小さな祠があった。かなりボロボロになっていて、今にも崩れそうだ。
「ここがそうなんですか?」
「ああ、そうじゃよ。ここにこれをお供えして……」
というと老人は、何か人形のようなものを供えた。それは、よくみるとさっきの藁人形のようだった。
「代りに、今までお供えされていた人形をもらって。お嬢さん、『ケウケゲン』を見たいんじゃろ? それなら、この人形を持っておるといい」
といって同じような人形を渡された。手に持ってよく見てみると、それは藁ではなく、何か髪の毛のようなもので出来ていることに気づいた。なにこれ? 気持ち悪い……。
「これ、本当に持って行っても……あれ?」
気が付くと、老人の姿はなかった。一体、どこに行ったんだろう? 目を話したのは一瞬のことだったのに……。気味が悪くなった私は、とりあえず人形を持ったまま家に帰ることにした。捨てると祟られそうだし。
その帰り道、バスの中で、私は奇妙な夢を見た。ふと気づくと、私は裸でバスの椅子に座っていた。恥かしくなったけれど、体が動かない。そして、私の陰毛が、まるで生き物みたいに動き始めたのだ! あっという間に私の股間を覆うように広がっていく。恥ずかしくて足を閉じようとするけど、全然力が入らない。
さらにその陰毛は私のクリ・リスを刺激し始め、快感を与えてきた。
「ひゃあんっ」
思わず変な声が出てしまう。幸い周りには誰もいないようだ。でも、こんなところ誰かに見られたら……。必死に耐えているうちに、目が覚めた。
「ゆ……め?」
でも、まるでさっきまでの出来事が現実であったかのように、股間にはまだク・トリスを弄ばれたような感覚が残っている。私は恐ろしくなって急いで家に帰って行った。(続く)
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