柊「○○!!南南西!!南南西ナノヨ!」
私「えぇ、!私まだ今任務終わったばっかぁ、!」
柊「関係ないノヨ!」
私は、鴉の指示通り南南西へ向かった。
しかし、
鬼に近づくにつれて、鳥肌がたち始めた。
鬼の姿がまだ見えていないのに、
こんなに鳥肌がたったことは今まで無い。
私「…、まさか、、」
この強い鬼の気配…
私の脳内には、”上弦”という言葉が頭をよぎった。
そのまま少し進んでいくと、
鬼の姿が見えた。
私「ッ、!!!」
無惨「…。」
男の姿をした鬼だった。
私はその鬼と初めて会った。
しかし、本能で分かった。
私「、お前、!!!」
無惨「また鬼狩りか。」
鬼の始祖、鬼舞辻無惨だと。
無惨の力は上弦の比ではない。
そして、私1人で勝てる相手でもない。
そんな事は分かりきっている。
でも、
ここで逃げる訳にも行かない。
私「ふぅー、…」
無惨「ほう…女の癖に良い目付きじゃないか。」
私「…お前が鬼舞辻無惨だな。」
無惨「私を前にして怯みも震えもしない。お前はそこら辺の雑魚隊士とは違うようだな。」
私「誰がザコだと?皆一生懸命命懸けで戦ってるんだ!そんな鬼殺隊員に雑魚って言葉を使うな!」
無惨「私はお前に雑魚とは言っていない。そこら辺の奴とは違うと、お前を褒めているのだ。」
私「嬉しくもない。」
無惨「強気な奴は嫌いじゃない。」
私は刀を持ち直し、攻撃を始めた。
私「宇宙の呼吸 鉢ノ型 」
無惨「…。」
グッ(握り潰そうとする)
私「ッ、!」
(避ける)
私「陸ノ型 雲空模様」
シャッグサッ((腕を斬る
無惨「、!」
私「ハァハァ…」
無惨「…」
私「肆ノ型 日照雨 突刺斬り」
シャッズバッ((
無惨「強気なのは口だけじゃないのか。面白い。」
私「拾肆ノ型…」
グイッ(腕を掴まれる)
私(、!!やばい、!)
私は死を覚悟した。
しかし、
無惨は私の腕を持ったまま、何故か攻撃してこなかった。
私「????」
無惨「気に入った。お前も鬼になるといい。」
私「絶っっ対ならない。」
無惨「そして共に私と永遠を生きよう。」
私「…なぜ私を殺さない、。」
無惨「ほう。鬼になって…初めての感情だな。」
私「は??」
無惨「これが恋というものか?」
私「…???は????」
無惨からまさかの”恋”という言葉が出てきた。
私は意味が分からないまま、腕を離され、
無惨は私の目線に合わせ、腰を曲げて目線を合わせてきた。
私「??」
無惨「お前、名前はなんという。」
私「…、…△△…○○…」
無惨「○○か。鬼になれ。」
私「断固として拒否する。」
無惨「鬼になれば私が一生掛けて○○を守ろう。」
私「は?お前になんか守られなくていい。そして気安く名前を呼ぶな。気持ち悪い。」
無惨「私に好かれるのは嫌か。」
私は怒りがMAXになり、頭に血が登った。
私「ッ、嫌に決まってるだろ!私の家族を殺した奴に好かれる?!ふざけんな、!」
無惨「○○の家族を殺したのは私じゃない。」
私「は?!無責任にも程があるだろ!」
無惨「どうすれば好いてくれる。」
私「私はお前を好きになることなんて無い。」
無惨「私に好かれる事は凄いことだと分から無いのか?」
私「だから!私はお前になんか好かれたくない!鬼にもならない!全部断固として拒否する!」
私「そして私はお前を殺す。」
無惨「その威勢いいな。」
私「…」
私は思った。
こいつに何を言っても伝わらない。
分からない。話は通じない。…と。
言い争うだけ無駄だ。
無惨「○○、お前は鬼に向いて…」
私「私は鬼が嫌いだ。」
無惨「それでも私は好きだ。」
私「はぁ?!話通じないなら私はもう帰る。」
私は怒りで”無惨を倒す”という大切な事を忘れてしまった。
そのまま私は産屋敷邸へ呼ばれ、御館様の元へ直行した。
♡20=NEXT▷▶
コメント
2件
続き頑張ってください🔥🙇♀️