________七夕…かぁ。
灯凛「はぁ…、」
溜め息をつきながら街を歩く
七夕は昔の友人の誕生日。
灯凛「……今年は願い事書いてるかな、」
俺が死んだ時に1番哀しんでたのは彼女だった
……短冊に書いた願い事でも叶えてやるか
紅凪「神の真似事か?」
灯凛「、!!…紅凪…」
想い人が後ろに立っていた
紅凪「悪魔の俺等が神の真似事なんておこがましいだろ」
嗚呼、そういえば此奴キリスト教の信者だったな…
灯凛「……それもそうだな」
紅凪「まぁそんな辛気臭い顔してないで七夕満喫しようぜ?」
灯凛「お、おう…」
楽しもう精神は嫌いじゃないけどさ…
紅凪「んじゃ短冊に願い事でも書こうや、」
灯凛「いい年した大人が?(29歳⤴)」
紅凪「いいだろ別に(25歳)」
……まぁ楽しむだけ楽しむか…
灯凛「…………」カキゝ
紅凪「~~~♪」カキゝ
……随分機嫌がいいな…
灯凛「何かあったのか?」カキゝ
紅凪「仕事の契約が結構取れてな、会長に褒められた」カキゝ
…そうか、此奴あんまり褒められたことなかったな
灯凛「へぇ、よかったじゃないか。その調子で頑張れ」カキゝ
紅凪「おうよ。」カキゝ
嬉しそうだ……
紅凪「ん、書けた!!」
灯凛「お、じゃあ括り付けてこい」
紅凪「は〜い」
子供みたいだなぁ……()
灯凛「…書けた」
紅凪「おー書けたのか、括り付けて来いよ」
灯凛「うわびっくりした」
彼女が唐突に背後に現れた。
灯凛「急に背後に現れないでくれ…」
紅凪「すまんすまん、ほら括り付けて来い」
灯凛「はいはい……」
〜紅凪視点〜
灯凛「ただいま」
紅凪「おー遅かった…それは?」
パートナーが缶を持っている
灯凛「珈琲。いるだろ?」
紅凪「おぉありがと、いるいる」
缶コーヒーを受け取った。
紅凪「~~♪」ゴクゝ
灯凛「…なぁ紅凪」
紅凪「ん?なんだ?」
パートナーがそう聞いてきた
紅凪「おいおい、七夕の願い事は言ったら叶わなくなるだぜ?言うわけないだろ」
灯凛「…それもそうだな」
紅凪「急にどうしたよ」
灯凛「俺が先程の質問をしなかったら先程の質問をお前がしていただろ」
バレた……
紅凪「………(*ノω・*)テヘ☆」
灯凛「テヘじゃないからな?ほら、飯行くぞ」
紅凪「奢ってくれよ?」
冗談半分で言ってみたら…
灯凛「いいぞ」
紅凪「えマジ?やった〜」
機嫌がいいのか奢ってくれるようだ、ラッキー
灯凛の願い事『紅凪と幸せでいられますように』
紅凪の願い事『灯凛と楽しく生きられますように』
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( ◜ p ◝ )フヘ