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ーーーではこの地底湖で何があったのか
それはソフィアが戦うよりも前の話であった
バーナード「おう、威勢よしっだな。」
それにしても急だな。
いきなり殺害予告とは、自分が何をしたと言うのだろうか?
気になる。
バーナード「『オニダルマオコゼ(地面に潜む毒針地雷)』。」
アーサー「オニダルマ…オコゼ?って何ですか?」
バーナード「あ?知んねぇのか。オニダルマオコゼっうのは、岩場とかに擬態して隠れて、獲物を狙う魚のことだ。分かったか?」
アーサー「は、はい、そうなんですね。」
そんなスラスラと、いいのかな?
敵なんじゃないんですか?
アーサー「そんなにスラスラと話しちゃって…いいんですか?」
バーナード「まぁ、言ったところで地雷が何処にあるかなんて分かんないだろ。」
アーサー「それはそうですけど…もう、動く気無くなりましたよ。」
バーナード「でも、動かないと俺の攻撃に当たるぜ。」
うーん、どうしたものか。
下手に動いてもダメ、避けれずに佇んでいるのもダメ、うーん…どうしよう。
バーナード「早速いくか!『ダツ(突き刺し御免)』。」
細く鋭い魚を持っている。
非常に鋭くて、人の体ぐらいなら貫通しそうだな。
それを僕に投げてきた。
狙っているのは…胸か?
さっさと殺して、早く終わらせたいのだろう。
取り敢えず上に避けるか。
避けた魚は足のギリギリのところで擦り、そのまま壁に突き刺さった。
バーナード「成程、上に避けるか。なら、こうするとどうなるかな!」
今度は頭か。
流石に上に跳ぶのはキツそうだ。
なら下に屈むか。
バーナード「下に避ける、その手があったか。なら、広範囲ならどうなる?『ジンベイザメ(口開き呑み込む縞模様)』。」
すっごくデカいサメが口を開いてこっちに来てる。
それにしてもデカいなぁ。
って移動しなくちゃ。
地雷は…何処だ?
足元の岩を地面に数箇所、投げつける。
すると一箇所、背中に棘の生えた魚が地面から出てきた。
あれがストーンフィッシュか。
ってことは、それ以外に投げた場所にはいないってことか。
思った通り、移動しても何もなかった。
バーナード「おぉっ!それも見分けるか。すげぇじゃねぇか。」
アーサー「いやぁそんな、ありがとうございます。」
バーナード「いやぁ、本当(ほんと)、殺すのが勿体ねぇわ、あんたは。」
アーサー「早めに諦めてくれませんかね…」
バーナード「うーん、仕事だからな。あんたこそ諦めてくれや。」