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#ギャグ
梨本和広
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桜咲かな
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コメント
1件
この第12話、めちゃくちゃ熱かったです!「全員の初めてを俺がもらう」って宣言、主人公の覚悟が半端ないですね。白銀さんや朱音が真っ赤になって慌てる姿と、真剣な表情のギャップがたまらなかった。サキュバス全員の宿命を一人で背負うって、設定ごと受け止める覚悟——この世界観の構造をちゃんと機能させようとする姿勢が好きです。全ヒロイン同時攻略ルート、どう転ぶのか続きが気になりすぎます!
第十二話:伝説の『全奪還』宣言と、学園崩壊の序曲
「——全員の『初めて』を、俺がもらう」静まり返った部室に、俺の声が低く響き渡った。「「「「……は……!?」」」」白銀美咲、朱音、そして生徒会長率いるサキュバスたちの動きが一瞬で止まる。あまりの言葉に、全員が口を開ぐり、紫や赤に輝く瞳を限界まで見開いていた。「な、ななな何を言ってるのよタカシくん!?」真っ先に正気に戻った白銀さんが、眼鏡をガタガタと揺らしながら顔を真っ赤にして叫ぶ。「サキュバスの『初めての契約』がどれだけの魔力を動かすか説明したでしょう!? 一人で何人もの初夜を受け入れたら、人間の肉体なんて一瞬で過剰な魔力に耐えきれなくなって、破裂して死んじゃうわよ!?」「そうだぞ校長代理サマ……っ!」いつもは生意気な朱音まで、耳まで真っ赤に染めながらあたふたしている。「私一人だけでも命がけだって言ったじゃん! なのに全員とか、どれだけ欲張りなのバカ……!」サキュバスたちは呆れと困惑、そして隠しきれない羞恥で大混乱に陥っていた。だが、俺の表情は真剣そのものだった。「勘違いするな。誰か一人を選べば、選ばれなかった他のサキュバスたちが暴走して学園が崩壊する。そして、魅了の力で男たちを無差別に襲い始めるだろ」俺は一人一人の顔を真っ直ぐに見据えた。「だから俺が、この学校のサキュバス『全員』の『初めて(純粋な初恋)』を受け止める。魅了や本能に頼らない、お前たちの素の感情を全部俺にぶつけてこい。……全員の気持ちを俺が受け切ってみせる」サキュバス同士の争いを止め、学園の男子を守り、そして彼女たちの「サキュバスとしての宿命」すらも一人で背負い込む——それこそが、俺の出した唯一無二の答えだった。「……ふっ」静寂の中、生徒会長が口元を極上の笑みに歪めた。「最高ね、校長代理。サキュバスの頂点たる私たちを、まさか一人で全員まとめて従えようとするなんて……最高に無茶で、愛おしい愚か者だわ」「言っておくけど、容赦しないわよ」白銀さんが眼鏡の位置をクイと直し、紫の瞳に決意の光を宿す。「私の『初めて』は、世界で一番重いんだから。覚悟しなさい、タカシくん」「私も負けないんだからねっ! 一番最初に落としてやる!」朱音も翼を大きく羽ばたかせ、身を乗り出す。主人公の覚悟により、一人の男と学園中のサキュバス全員による、前代未聞の『全ヒロイン同時攻略(ハーレム)ルート』が正式に幕を開けたのだった。