TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

本屋で出会ったあの人

一覧ページ

「本屋で出会ったあの人」のメインビジュアル

本屋で出会ったあの人

4 - 女性の危険

2024年07月15日

シェアするシェアする
報告する

今回の登場人物︰今井小夜(主人公。書店員)、女性(大学生らしき美人)、その他(男性、警察)


※第1話~第3話までを見てから見ることをおすすめします


8月20日。今日は月曜日。小夜は、いつも通り働いていた。今日は雨のせいか、人は少なかった。仕事が楽になる、そう思いながらレジをしていると、

「離してください!」

そう聞こえた。だがこの声、小夜は聞き覚えのある声だった。レジに並んでいる人がちょうど居なくなったので、声が聞こえた方に向かった。すると、

小夜(あの人…!)

なんと、先程の声はあの女性のものだった。女性は、手を男性に掴まれていた。(助けたい)、そう思っても、女である小夜にとってはとても危ないことだった。何か出来ることはないかと考えたが、警察を呼ぶとしか出てこなかった。だが、警察はもう呼んだらしく、それ以外に出来ることが思い付かなかった。

小夜(待てよ?私が囮になれば…)

小夜は自分が囮になる方法を思い付いたが、それは危険すぎる。でも、そんな事を考えることもなく、小夜は一直線に女性の元へ行った。そして、男性の手首を掴んだ。

小夜「離してください。女性が嫌がってるでしょう?」

男性「うるせぇ!離せ!」

小夜「女性も、今そう思っていると思いますよ」

小夜がそう言うと、男性は女性の手首を離した。それと同時に、警察も来た。 

小夜「この人です。お願いします」

男性は警察に連れて行かれた。

女性「あ、ありがとうございます」

小夜「とんでもないです。怪我はありませんか?」

女性「大丈夫です。ありがとうございます」

小夜「では、またどこかで会いましょう」

そう言って小夜が本屋へ戻ろうとすると、

女性「あの!」

女性が小夜に話し掛けた。

女性「お礼に、何か買わせて下さい」

小夜は微笑んで案内した。約15分後、女性がレジへ本を持ってきた。女性が買ったのは、小説3冊と、漫画2冊の計5冊。

小夜「いつもありがとうございます」

女性「こちらこそ、いつも丁寧な対応ありがとうございます」

そんな会話をして、女性は出て行った。小夜は、〈人を救った〉ということを嬉しく思った。


本屋で出会ったあの人

作品ページ作品ページ
次の話を読む

この作品はいかがでしたか?

0

コメント

0

👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚