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わっしょいカンパニー社長 熾盗
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ゆも
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「あっはははは!!冷たっ!!」
海の中で笑うあっきぃとぷりちゃん。
ぼくたちはようやく二人のところへ追いついた。
「急に走るからびっくりしたよ~!」
そう言うと、
「だって海やで!?」
ぷりちゃんが当然のように返した。
「海だからだよ!」
あっきぃも元気よく頷く。
いや、理由になってない。
「意味わからん。」
まぜちが呆れたように言った。
「でも楽しいにょ~!」
ちぐはそう言いながら、そっと海に足を入れる。
ぱしゃっ。
小さな波が足元を濡らした。
「気持ちいいな~~。」
ぼくも海に入ってみる。
冷たい。
でも嫌な冷たさじゃない。
暑い夏にはちょうどよかった。
「うおりゃーーー!!」
突然。
大きな水しぶきが上がった。
見ると、あっきぃが海水を両手ですくってぷりちゃんにかけていた。
「ぶはっ!!」
「何すんねん!!」
ぷりちゃんが叫ぶ。
「えへへ。」
「笑ってごまかすな!!あとけちちのまねぇ」
次の瞬間。
ぷりちゃんも海水をすくい上げた。
ばしゃあっ!!
「うわあああっ!!」
今度はあっきぃが悲鳴を上げる。
「やったな!!」
「そっちが先やろ!!」
二人は楽しそうに笑いながら水を掛け合い始めた。
「子どもだ……。」
ぼくは思わず呟く。
「子どもだな。」
あっちゃんも頷いた。
すると。
「けちちーーー!!」
あっきぃがこっちを見た。
嫌な予感がした。
さっきと同じくらい嫌な予感がした。
「え?」
ばしゃっ!!
「ひゃっ!!?」
冷たい海水が飛んできた。
「あっきぃー!!」
「へへへ!」
楽しそうに笑っている。
完全にわざとだ。
すると隣のちぐも濡れてしまったらしい。
「にょっ!?」
ちぐが驚いている。
「あ。」
あっきぃが固まった。
「ちぐにもかかった。」
「やっべ。」
一瞬、静かになる。
次の瞬間。
ばしゃあぁっ!!
「うわぁぁぁぁぁ!!!」
ちぐの反撃だった。
見事にあっきぃへ命中する。
「ちぐちゃん強っ!」
ぼくは思わず笑った。
「やったな~!」
「先にかけたのはあっきぃにょ。」
「ぐぬぬ。」
その様子を見ていたまぜちまで笑い始める。
あっちゃんも珍しく声を出して笑っていた。
夏の太陽が照りつける。
青い海。
青い空。
そして仲間たちの笑い声。
その全部がまぶしかった。
ぼくは水面を見つめながら思う。
この夏の思い出を、きっとずっと忘れないだろう。
そんな気がした。
コメント
1件
わあ、海での水かけ合戦、すごく楽しそうで読んでてこっちまで笑顔になっちゃいました!あっきぃとぷりちゃんのじゃれ合いも、ちぐの意外な反撃もみんなのキャラが生きてて素敵。最後の「ずっと忘れない」ってフレーズが胸にじんわりきました。青春ってこういう一瞬の積み重ねですよね🌊✨