テラーノベル
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ak「え゛」
pr「は!?」
友達はきょとんとした顔でこちらを見る。
mob「いや、なんか朝からずっと一緒だし」
ak「た、たまたま!」
pr「途中で会ってん!」
彼がめちゃくちゃ早口で言い訳する。
分かりやすすぎて、逆に怪しい。
mob「ふーん?」
ニヤニヤしながら見られて、さらに焦る。
pr「ほんまやって!」
pr「な、なぁ!?」
急に話を振られて、心臓が跳ねた。
ak「……まぁ、うん」
mob「反応ぎこちな!」
友達が爆笑する。
彼は「終わった……」と小さく呟いて机に突っ伏した。
その耳が真っ赤で、こっちまで恥ずかしくなる。
ak「大丈夫?」
小声で聞くと、彼は机に顔を埋めたまま答える。
pr「無理。恥ずかしすぎて死ぬ」
ak「死なないで」
pr「お前は平気そうなん腹立つ……」
ak「いや普通に緊張してるけど」
むしろ心臓はずっとバクバクだ。
でも彼の反応が面白くて、つい笑ってしまう。
すると彼は少しだけ顔を上げて、不満そうにこちらを見る。
pr「……笑っとるやろ」
ak「ちょっとだけ」
pr「ひどい彼氏や」
“彼氏”って単語を聞いた瞬間、また胸が熱くなる。
本人も言ってから照れたのか、視線を逸らして小さく咳払いした。
その時、始業のチャイムが鳴る。
クラスメイトたちが席へ戻っていく中、
彼は立ち上がる前に、机の下でそっとこちらの手に触れた。
ほんの一瞬。
誰にも見えないくらい短く。
でもその指先は、びっくりするくらい優しかった。
pr「……頑張ろな」
小さな声。
ak「なにを」
pr「一日耐えるん」
ak「大げさ」
pr「大げさちゃうって……」
困ったように笑う彼を見ていたら、
“放課後まであと何時間だろう”って、
自分も同じことを考えているのに気づいてしまった。
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