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照side
事務所に帰ってきた。翔太は今、大介が治療してくれている。亮平は、頭が痛いと言っていて、ベッドで寝ている。苦しそうだ。涼太は、怪我の手当をして、放心状態だ。
ｶﾞﾁｬｯ🚪
mk))翔太くんは⁈
mg))今大介が治療してる。
mk))治りそう？
iw))わからない。
ｶﾞﾁｬｯ🚪
sk))ふぅ〜。
md))大介！翔太は？
sk))傷口は塞がった。もう少しで目を覚ますと思うよ。
全員))良かった〜。
md))俺翔太のところ行ってくるね。
ra))うん。
iw))俺は亮平の様子見てくる。
fk))わかった。
ra))大介、お疲れ様。何か飲む？
sk))飲む。
ra))了解ー。
md))翔太。
wt))…。(眠っている)
md))良かった(泣)
wt))…。（眠）
翔太のスヤスヤ眠る横顔を見て安心した俺は、隣で寝てしまった。
iw))亮平？入るぞー。
ab))うぅ…。（苦しむ）
iw))苦しいよなぁ。頑張れ。
亮平がなんで苦しんでいるのか、どうやったら治るのか。全然わからない。ただ、手を握ると少し落ち着いた。
??))亮平〜。あっ！笑った〜！”翔太”！亮平笑った！
??))ホントだ！笑ったね！”涼太”！
ab))ハッ！お兄ちゃん…。
iw))亮平？起きたか。もう頭痛くない？
ab))夢…？
iw))夢でも見たのか？お兄ちゃんって…。
ab))うん。思い出したよ。涼太と翔太。
iw))他は何か思い出した？
ab))ううん。他に何かあったの？
iw))あ、ううん。なんでもない。
亮平が2人のことを思い出した。誘拐の辛いことは思い出していないみたいだけど、それはまだいいだろう。とにかく、この事を2人に伝えなければ。
iw))亮平。翔太と涼太のところ行こうか。
ab))うん。
ｶﾞﾁｬｯ🚪
俺と亮平がドアを開けると、涼太が翔太のベッドの隣で眠っていた。翔太の方を見ると、翔太が目を覚ましていた。
iw))翔太？起きたのか？
wt))うん。今さっき。
wt))涼太、寝ちゃったみたい。もう少し寝かしとこう。
iw))そうだね。
wt))で、なんで亮平がいるの？
ab))えっと…。
iw))自分で話して。
ab))翔太と涼太、僕のお兄ちゃんなんでしょ？
wt))なんで…⁈照から聞いたのか？
ab))ううん。思い出した。
wt))亮平…泣
ab))ねえ、忘れててごめんね？
wt))いいよ泣
wt))涼太？起きて？
md))ん？あ！翔太起きたの！良かった。
wt))あと一つ。亮平。
ab))うん。お兄ちゃん、でしょ？
md))え…⁈
涼太side
そう呼ばれた瞬間、何が起こったのかがわかった。
md))思い出したの？
ab))うん。
md))良かった〜泣
そのあと、3人で抱き合った。兄弟が再会を果たした瞬間だった。
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