小学校には、長めの休み時間が二回ある。二時間目と三時間目の間の中休みと、四時間目の後にある昼休みだ。
昼休みは給食を食べたり、掃除をしたりとやることが割とあるわけだが、それらを早く終えることが出来れば、自由になる時間は多い。
実際、小学生に使える時間というのは、このほかだと放課後しかないわけで、休み時間はきちんと計画的に使いたいところだった。
そこで、進夢は、舞夜と今後の行動について話し合おうと思っていたのだが……、
「……いないな」
急ぎで給食の片づけを終えて教室に戻って来てみれば、舞夜の姿はどこにもなかった。
「黒藤なら図書室じゃないのか?」
「図書室?」
「黒魔女は、図書室の主みたいなものだろう?」
そう言うと、信二は小さく肩をすくめて見せた。
「そう言えば、そうだったか……」
確かに、彼の言うとおり、舞夜はいつも図書室で本を読んでいる印象があった**********
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