※この物語はフィクションです。
実在の人物及び団体などとは一切関係ありません。
〈Case 6@俺が殺したあの人〉
調は指し示した順番通りに、紙にひらがなを書き出す。
「第二なかよし公園、助けて……?」
紙に書かれた言葉を俺が声でなぞる。
それはSOSのようだった。調はすぐに立ち上がって、壁にかけてあったキャメル色のチェスターコートに袖を通し始める。
「……おい、待てよ。まさか本気で行く気か?」
――第二なかよし公園。
全国どこにでもありそうな名前だが、ここから一駅離れた場所にも同じ名前の公園があった。
目立った遊具や特徴はないが、敷地が広いためにバザーや市民祭りが開催されている。
「ただのイタズラだろ、こんなの」
「君は行かないの?」
「行くわけないだろ。助けに、なんて」
拡散希望という緊急性の高そうなタグのついたSOSの暗号。
だが本当に助けを求****************
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