hnk×rdo
前の続き
krn「最近ハンクさん最近機嫌いいですよね
なんかいいことでもあったんですか?」
華憐唐突にもハンクにそう尋ねる
まぁ無理もない
そう言えるほど最近のハンクは特別機嫌がいい
前までは死んだ魚のような目をしていた
というのにな
それが一変してこうもなると
華憐が気になるのも無理はない
hnk「…最近ネコを飼い始めたんだよね〜。
そいつが癒しになってくれてるのかもね」
krn 「そうなんですね!きっと可愛い猫
ちゃんなんだろうな〜」
hnk 「そうだね…可愛い可愛いネコだよ?」
ハンクがそういうとへ〜と華憐が相打ちを打つ
普通に見ればただの他愛もない会話に
聞こえる、だから私が感じているこの
不快感はきっとそのハンクの発する言葉の
本当の意味に思い当たる節があるからだろう
wsk「…………」
hnk「…あぁ、もうこんな時間か。
俺帰るね、ネコがお腹をすかして俺のこと
待ってるから」
そう言いハンクは背を向け立ち去ろうとする
wsk 「…なぁハンク、ひとつ言わせてくれ」
そう言うとハンクは私の方を向く
目が合う
……ほう
お前もそんな顔ができるようになったんだな
なおのこと…
wsk 「壊すなよ」
ハンクは私の発言は想定外だったのだろう
少し目を見開いて驚いたような仕草をする
そう思ったのものも束の間、ハンクは
くすくすと笑い始めた
hnk「…わかってますよ?ボス♡」
そういいハンクは部屋を出た
krn「?さっきからなんの話をしてるん
ですかボス?」
wsk「…秘密だよ」
とてもじゃないが言えたもんじゃない
krn「え〜秘密ですか〜?あっ、そうい
えば気になってることあったんですよ。
「この前ハンクさんと博士とボスで
新薬使ってたじゃないですか、
どんな薬を使ってたんですか?」
wsk「…見てたのか」
krn「その時はたまたま通りかかっちゃって、
後日ハンクさんに聞いたら自分が
ボスたちに頼んだって言ってたんですけど、
薬の効果までは濁されちゃって…」
wsk「…私からはいえないな」
krn「それも秘密ですか〜、秘密ばっかり
じゃないですか」
wsk「…秘密があるからこそこの世界は成り
立っているんだよ華憐」
この前ハンクに頼まれた作った薬は記憶に
混濁を起こすものだ。しかも強力な…
そして最近行方不明になった警察官や
ハンクのあの言動からして考えられるのは…
wsk「…まぁ、知らないほうが幸せな
こともあるんだよ」
krn「…なんか難しいですね」
wsk「そうだね…」
…これ以上の詮索はよしたほうがいいな
hnk「ボスって本当に勘がいいよね」
ボスのあの感じおそらく勘づいているの
だろう俺がらだおを監禁していることを
まぁ、たとえボスでも俺のこの気持ちを
止めることはできない
止めようとする奴はボスであろうが
誰であろうが許さない
あぁもう家に着いた
君のことを考えると時間なんて一瞬だね
あぁ
hnk「会いたい♡」
そういい扉を開ける
そこにはうずくまっているらだおがいた
rdo「……はんく?」
hnk「ただいま♡らだおきゅん」
そういうとらだおは俺に抱きついてきた
hnk「…泣いてるの?」
rdo「……だって寂しかったんだもん」
hnk「…そっか♡」
ほんとに可愛いね
hnk「そうだ、お薬ちゃんと飲んだ?」
rdo「…飲んだ、でも俺あのお薬嫌いなんだ
とっても苦いの…」
hnk「でも仕方ないんだよ?らだおきゅんは
病気なんだから」
rdo「うん…」
病気ってのは嘘だ、らだおに不信感を
与えないようにするための
ボス、博士2人には本当に感謝している
この薬はとても優秀だ
服用しなくてはいけないが
そこは別に難ではない
むしろ薬の効果が強力で助かる
現にらだおは警察だったことなど忘れて
しまっている
俺を好きだと思い込んでる♡
rdo「はんく?なんで俺は外な出ちゃダメなの?」
hnk「…外はねとっても怖いところなんだよ
外に出たら俺たち離ればなれなされちゃうから」
rdo「!そんなのやだよ!」
hnk「あぁ、泣かないで?ずっとふたりで
いよこの家でずっとずっと」
rdo「うん…」
これからも
hnk「じゃぁ俺会議だからちょっと行ってく
るから、いいこでまっててね」
rdo「うん、早く帰ってきてね?」
hnk「うん♡」
そういいハンクは家を出て行った
俺は部屋に戻ろうとするとピロンと音がなる
音がなった方を見る
ハンクのスマホだ
rdo「忘れてったのかな…だめじゃん」
俺が本当に記憶がなくなったと思い込んで
油断しすぎじゃない?
ポチポチとスマホを触る
プルルプルル……
nrs「もしもし?」
rdo「久しぶりなるせ」
nrs「…お前らだおか?」
rdo「うんそうだよ、なるせには色々手伝っ
てもらっちゃったからお礼言おっかなって
思って」
nrs「お礼って…いらねぇそんなの…」
rdo「なんで?俺がハンクに攫われるように
手伝ってくれたじゃん、本当感謝してる♡」
nrs「俺はそんなつもりなかった!
ただお前の恋を応援しようと…」
rdo「でも現にとってもたすかったんだよ?
恋愛とか無頓着だったから、相手に気
にしてもらう方法とかいろいろね?なるせが
教えてくらなきゃ分かんなかった」
nrs「…なぁ頼むよらだお、帰ってきてくれ
よ、お前がいなくなってみんなすごく
悲しそうなんだよ」
rdo「…ごめんね?なるせ、もう俺後戻り
できないんだよ、俺はとっくにいかれ
ちまったんだよ、あの日ハンクに出会った日
俺がハンクに一目惚れした日あの時に
もうこうなるって決まってたんだよ、
これが俗に言う運命なんだって♡
それじゃぁバイバイ、なるせ♡」
nrs「待って!らd…」
そこで電話を切った
ハンク?ハンクはきっと片思いだったと
思っているんだろ?
俺たちずっとずっと両思いだったんだよ
俺ねハンクを好きになってからハンクのことた
くさんたくさん調べたんだよ
個人情報から人に言えない秘密まで
なんでもね?
ストーカー?違うよ俺をそんな奴らと
同じにしないで?
狂愛?違うよ純愛だよ
もうこの手を離すつもりはない
これからは、
rdo「ずっと一緒だよ、ハンク?」
俺たち運命の相手なんだから…♡
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