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摩浪side
今俺は囲まれている。
稲荷崎OBに…
摩『申し訳ありませんでした』
路「あれだけ連絡は忘れんなて言うて約束破ったやん?何の連絡もなしに日本戻って来たやん?相談せぇて言うたやん?摩浪が決めることやからどうこう言うつもりは無いけども」
そして路成の前に正座で座ってお説教タイムである。何故か後ろに北さんも仁王立ちしていらっしゃる。
北「摩浪、俺らに連絡するのは偶にでええ。でもな路成は1番心配してた」
摩『はい…』
路「急に連絡来んなって、怖かったんやで?心配かけんな」ギュー
しゃがみ込んだ路成は俺をゆっくり抱き寄せた。声は震えてて今にも泣きそうだった。
摩『ごめんなさい』
路「家帰ったら覚悟しとってな」
摩『うっ…、ねぇでも』
俺はどうしても気になっていた事を聞いた。
摩『みんなは、俺が帰ってきたの…嬉しくないんですか?』( ;꒳; )
侑「それはずるいてぇ…!うれしいに決まっとお!」
角「摩浪、泣き落としはずるいよ」
泣いてしまった。俺が帰って来たことを喜んでいるように見えなかったから。でも、皆が笑顔で俺の頭を撫でてくれるから、大丈夫なんだと思安心した。
治「おー、なんやこの状況(笑)」
耳「摩浪が泣き落とししてきた(笑)」
飲み会の準備をしていた治さんが戻ってきた。全員揃ったところで、飲み会開始。
路「バツとして今日からお酒デビューや」
摩『えぇ、無理だよ』
治「でも前に言ったやん。初めて酒飲む時は、俺らのおすすめ教えてって」
ということで、罰という名目のお酒デビュー決行。8人の先輩1人1人のおすすめ酒を飲む羽目になり、今の俺はちょっとやばい。
摩『ねぇ…みちなぃ〜』
路「酔いが早いなぁ(笑)」
摩『もうやぁ〜』
路「わかったわかった。すまんな無理させて」
おわた。そして俺は段々眠くなってきて、寝落ちしてしまった。
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NOside
摩浪が寝てしまい、残り8人で飲み会を続けている。
路「酒初めての摩浪に飲ませ過ぎたわ」
北「また謝らんといかんな」
赤木の膝で眠る摩浪の頬は赤く染っている。
侑「ありゃ〜(-∀-`;)」
角「ほんとに可愛い。高校の時から変わんない」
銀「どんなに時間経っても摩浪は摩浪のまま」
先輩に甘えることが少なかった摩浪。でも甘える時になったら本人が意識してる以上に甘えるタイプだ。高校の頃から変わらない彼を見て、ほんわかするOBであった。
耳「でも今は路成の摩浪やから、迂闊に手出しは出来んな」
ア「それ、本人の前で言うか?」
路「摩浪は渡さんぞ!」
治「赤サンもかなり酔っとる笑」
9人揃って集まるのはいつぶりなのだろうか。彼らは変わったが、摩浪を大切に思っている事に変わりない。
あの時稲荷崎に来た、狐になった少年
彼らはこの出会いに感謝している
**“摩浪に出会わせてくれて、ありがとう”**と