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#恋愛
アウラウラ
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#オリジナル
芽花林檎
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#元カレ
まぁ
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組み合わせた両手に顎を乗せ、デスクの向かいに立つ彼女の顔を見据える。
「……すごい、見とれる」
うっとりとしたような顔つきで言われて、いい加減照れが隠せなくなってくる。
「……本気で恥ずかしいんで、もうやめてもいいか?」
「ダメ。だって、まだ僕って言ってないでしょ」
……嘘だろ? と、思う。
ここまででも、俺自身はかなりの限界に近いくらいなのに、まだこの辱めは続けられるのか?
「ええと、じゃあね。私がインタビュアーをするから。ちゃんと僕口調で話して、ね?」
言いながら、拳に握った手をマイクに見立てて俺に差し向けてくる。
『ね?』じゃないだろうが。おまえは、俺を、どこまで追いつめる気なんだよ。
「──それでは、今日は、鷹騰社長にお話を聞かせてもらおうと思っています」
不意に嬉々としてインタビュアーに成り切って話したかと思えば、
「社長、それでは何かいい話をしてください」
などと、ひどくざっくりとした振り方をしてきた。
「……何かいい話って、なんだよ……」そんなインタビューの仕方があるかと思う。
「いいの、なんでも喋って。もちろん僕で」
「いや、急にしゃべってと言われてもだな……」
苦言を吐くのを、黙り込んで彼女がじっと見つめる。だから俺は、おまえのその潤んだ瞳に弱いんだよ……。
よし、ここまできたら、俺も腹をくくって話してやる……この俺が、こうまで翻弄されるとはな……。
「ちょっと水を持って来てくれないか?」
彼女が差し出したグラスの水をごくっと一口飲み込んで、「僕は、」と、切り出した──。
「僕は、仕事と恋愛は似ていると思っている。
恋愛では駆け引きが鍵を握るように、ビジネスでもいかに相手の気持ちを引き付け、そうして時にはうまく距離を取るかが、キーポイントにもなってくる。
だから僕は、いつもクライアントとは、恋をするような感覚で付き合うのを、心がけているんです」
話し終えて、彼女の顔を窺うと、
「……やだ」と、返された。
「……やだ?」って、なんだよ?と思う。
「……やだ、すごいカッコいい。テレビの中の颯みたい」
一瞬、否定された気がしたが、そっちの意味かとも思いつつ、
「いやテレビの中の俺も、目の前の俺も、同じだろうが……」
ため息を吐いて、呟く。
「今の、最高にステキだった」
……これは、煽られてるんだろうか。それとも単純に褒められてるのか?
もうこの際どっちでもいいが、こんなことまでさせられては、いい加減俺も黙ってはいないからな……。
ここからは俺のターンだから、いいか、覚悟しとけよ……舞。
コメント
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番外編、拝読しました!社長が「僕」口調を強要されて照れながらも応じる姿、すごくツボでした……。特に「仕事と恋愛は似ている」って語るシーン、彼の真剣さと照れが混ざってて、ドキドキしました。最後の「俺のターン」で反撃の予感、続きが気になります!舞さんとの駆け引き、これからどうなるんだろう……😊