テラーノベル
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誰も僕には気づかない
昔から僕は目立つ兄弟の近くにいた。
そのせいで僕はみんなにいつも気づいてもらえない。
その上気づいて声をかけてもらえても兄弟に間違われる始末、、、
僕と兄弟は似てなんかいないのに、、、
そんな兄弟が兄と喧嘩をした。
『独立する』って言い出したんだ。
僕は反対したけど、逆に独立を勧められちゃった。
兄弟は本当に兄から独立した。
やっぱり、強くて目立つ。僕とは似ていない。
兄はというとずっと寝込んでいる。
『なんでだよ、、、』
『くそっ、、、』
そんな言葉を呟きながら。
僕は兄に声をかけた。
「大丈夫ですか、、、?」
そう言うと兄は僕の方を見て
『アル、、、』
と呟いた。
やっぱり僕は誰にも気づかれない。
なら僕は、、、
「なんだい?」
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