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え、何これ!ドキドキハラハラが凄いんやけど!めっちゃ好きホラーな感じが滲み出てるって思ったのは自分だけ?
FANTOCHE
目が覚める。
まだ霞む意識をなんとか奮い立たせ可能な限り辺りを見渡す
目から入る情報は殺風景な部屋、およそ7〜8m前に鉄格子がある事、大体それぐらいしか情報はない
この部屋を模索しようと立ち上がり歩くとビリッ、、、、、何処からか電流が流れた。
もう一度歩こうとする。ビリッ、、、、まただ。電流の出所を探すため横を向いた。
、、、、、ッ 言葉を失う。自分の肩から糸らしきものが両肩から無数に出ている。
その糸は天井にまで続いていた。
先程からあまりにもこの状況に理解が追いつかない
一体ここはどこなのか、どういった目的でここに閉じ込められているのか。
疑問は山程ある。
しかしこういう時こそ冷静にならなくてはいけない
予想だがさっきの電流はこの糸を伝って流れたのだろう
、、、!?
廊下らしき所だろうか、歩いてくる音が少しずつ大きくなる。
一体此処は何なのか知るチャンスができた
、、、。
あと数mといったところか。
、、、、地味な恐怖が体中を巡る
鈍い扉の音が響く
目の前には白の仮面をした男がいる
、、、、。
「、、、、Aの三番、、、、逝くぞ。」
「は?」
「あのお方がお待ちだ。」
「誰だよ、、、、お前、、、、ッ」
さっきから本当に状況が分からない。
展開があまりにも急すぎる
この男は一体誰なのか?
何故俺は糸で繋がれている?
何故身動きを取っても糸は切れない?
何故、、、俺は此処に連れてこられたんだ。
「、、、、行くぞ。」
すぅっ、、、、
!?、、、、。
俺の肩から出ている無数の糸が俺を引っ張る
ふと覆面男の方を見た。
、、、、アイツが持っているリモコンで操作されているみたいだ
グイッ
手やら足やらを操作される
自らの意志ではどうにも動かせないッ、、、、
「このまま、、、、お前を、、、、あの方がいる所まで、、連れてく。」
「やっ、、、、めろッ」
気味が悪い、、、、
腕、足、指、全てが思うがままに操られる
一歩一歩のスピードが早い。
直ぐに、、、、あのお方とやらが居る部屋に連れて行かれる、、、、そんな気がする
怖い、、、、拷問されるのか殺されるのか分かったもんじゃない。
『さぁ、また新しい俺の?????が増えるな。』
『俺を満たしてくれよ。』
FANTOCHE。
第一章
『可愛いモノ』