こんにちはー!
今回は右が猫になってます🤲
⚠︎注意⚠
・彰人が完全に猫です。捨て猫です。
・冬弥くんが大学生です
・友情出演でこはねちゃんでてきます。
苦手な方回れ右です!
「ん……?なんだ、これは……」
大学生帰り、いつも通り家へ帰っている途中、とある物を目にした。
「だ、ダンボール……?」
見た目はただの箱だった。
なのに何故か気になって、持って帰ることにした。
他の人の物だったらその時はその時で考えよう。そう思い急いで家へ帰った。
自宅に着き箱を開けてみると、そこには1匹のオレンジの毛をした猫が出てきた。
「にゃ……」
その声を聞いた時、俺は一目惚れをしたんだと思う。
猫相手に一目惚れは可笑しいかもしれないが、絆された、そんな気がした。
誰の家の猫なのか?もしかしたら捨てられたのか?
その飼い主は勿体ないことをしたな。
本来なら警察へ届け飼い主を探すべきだがそんなことはできなかった。
飼い主を探す前に、その捨て猫を好きになってしまったからだ。
そんなことを考えていたら病院へ連れて行かなければならない事を思い出した。
拾った猫だから、もしかしたら病気などがあるかもしれない。そう思い急いで動物病院へと連絡を入れた。
「こんにちは、青柳くん。」
高校生だった頃一緒に歌ってくれた小豆沢が出迎えてくれた。
まさか俺から連絡が来るとは思っていなかったらしく、その時はとても驚いたらしい。
そんな他愛もない話を久しぶりに交わしていた_
「青柳さんどうぞ」
少し時間が経ち、俺の番になった。捨て猫と共に診察へ向かう。
捨て猫は怯えているように見えたが大丈夫だと撫でてあげると怯えは少し減った気がする。
診断が終わり、結果が届いた。
幸いまだ捨てられたばかりで病気には掛かってないらしいが、一応ワクチンだけは打ってもらった。
打たれる時、すごく嫌そうな顔をしていたが、きちんと大人しくしていて偉いなと思った。頑張った捨て猫に頭を撫でてあげると、最初嫌がってはいたものの悪意は無いと知り嬉しそうに受け入れてくれ俺も少し嬉しくなった。
途中ペット用品を買い家へ帰ると肝心なことを思い出した。
名前だ。ネーミングセンスは悪くないと思うがそれとこれとは違う、まずどうやって名前を決めるんだろう。一般的なものだと見た目などが多いらしい。
見た目……朝明けのような東雲色をしていて秋を感じさせる、とても綺麗な色だ。
秋……
「わかった……!あきとだ!」
あきとはよく分かってないような顔をしていたが、これから分からせていけばいい。
こんなに早く決まるとは思わなかったが、納得のいく名前になってよかったと思う。
「これからよろしくな、あきと。」
へにゃり、そう笑ってあきとを撫でた。撫でられることには慣れたのか、
今は嫌悪感などなかった様に見えた。1歩進んだな。そう思い、今日はあまり使わない体を動かしたせいか寝てしまっていたらしい。
コメント
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最高です!