その後、体調が回復した柚さんは「皆をよろしくね。」とだけ言って、旅に出て行ってしまった。皆寂しがっていたけど、柚さんが「絶対に戻ってくる。」と言ってくれたからか、笑って柚さんを送り出すことができた。
白銀くんたちはというと………
「今回の事件において諸君らの活躍に感謝し、貴族隊に任命する。」
「ありがとう…ございます。」
今回の事件を吸血鬼協会に報告し貢献したということで、吸血鬼協会直々の貴族隊に任命された。
奏は、「僕たちが解決したのに。」って言っていたけど、輝石くんたちに手柄を委ねたみたい。下層吸血鬼への支援も行っていて、共存できる世界にしたいと言っていた
相変わらず私はいつも通り騒がしい毎日を送っている。
「聖、アイロンかけてある制服どこ?」
「あ、あっちに干してある。」
「あら、これじゃない。ちゃんと片付けるのよ。」
きっとこれからも皆との生活はずっと続いて行く。辛いことも楽しいこともいっぱいあると思う。
大好きな皆とこれからもずっとずっと過ごしていく。
「いつもの時間ですよ。ですが、今日は皆さんにつたえることが1つあります。吸血鬼協会から手紙が届きました。契りの儀式を行うのは、4か月後の満月の晩までとのことです。」
「そういえば、聞いたことなかったよね。花月は、この中で誰が好きなの……?」
「えっと、それは……。」
「俺がいないとお前はダメなんだから俺に決まっているよな。」
「花月は僕いると楽しいし、僕に愛されたいでしょ?」
「俺は……お前のことが心から好きだ。お前が嫌なものから守るし、いつもそばにいる。」
「私の元へとくれば貴女を大人の女性にさせてあげますよ。大人の愉しさを教えて差し上げます。」
「アタシは花月チャンのやりたいこと、したいこと何でも望みをかなえてあげるわ。それに……男の良さも。」
「さあ、誰を選ぶ……?」
「わ、私は………」
―前章 戦い編 終―