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写真。
凛花:ねえ海斗。
海斗:ん?
凛花:写真撮ろ。
海斗:急だな。
凛花:いいじゃん。
海斗:別にいいけど。
凛花はスマホを構えた
凛花:はい、チーズ。
海斗:…
パシャ
凛花:あ。
海斗:何。
凛花:変な顔してる。
海斗:してない。
凛花:してる。
海斗:見せろ。
凛花:やだ。
海斗:なんで。
凛花:面白いから。
海斗:削除しろ。
凛花:嫌でーす。
凛花はスマホを抱え込んだ
海斗:見せろ。
凛花:やだ。
海斗:見せろ。
凛花:やだ。
海斗:見せろ。
凛花:やだ。
海斗:子供か。
凛花:褒め言葉?
海斗:違う。
凛花は立ち上がる。
海斗も立ち上がる。
凛花:…。
海斗:…。
凛花:追いかける気?
海斗:もちろん。
凛花:大人気ない。
海斗:先に撮ったの誰だ。
凛花:私です。
海斗:堂々としてるな。
凛花:自信あります。
海斗:その自身どこにあるんだ。
凛花は笑いながら逃げた。
しかし。
三秒後
海斗:捕まえた。
凛花:早くない!?
海斗:遅いんだよ。
海斗に背後から腕を軽く掴まれる。
凛花:話して。
海斗:スマホ。
凛花:嫌。
海斗:スマホ。
凛花:嫌。
海斗:頑固だな、
凛花:そっちも。
海斗:確かに。
二人とも黙る。
凛花:…。
海斗:…。
凛花:その顔やめて。
海斗:どの顔。
凛花:何か思いついた顔。
海斗:気のせい。
凛花:嘘。
海斗:ばれた?
凛花:ばれた。
海斗は少し笑った。
そして。
指先がお腹の横に触れる。
凛花:…。
海斗:…。
凛花:待って。
海斗:ん?
凛花:それはだめ。
海斗:なんで。
凛花:卑怯だから。
海斗:まだ何もしてない。
凛花:する気じゃん。
海斗:まあ。
凛花:ほらっ、!
くすっ。
凛花:ひゃっ!
海斗:あ。
凛花:あ、じゃない!、あははっ、
海斗:弱点発見。ここ弱いんだ?
凛花:違う!弱くないっ、!!あははっ、!
くすっ
凛花:あはっ!
海斗:いや弱いだろ。
凛花:違うっ!
海斗:ふーん、そうなんだ。じゃあ、いいよね?
くすくすっ。
凛花:あははっ!やっ、ちょっと!
海斗:スマホ。
凛花:嫌っ!
海斗:まだ言うか。
くすくすくすっ。
凛花:あははっ!待ってっ、無理っ!
海斗:頑張れ。
床に座り、両足の間に座らせ、ガッチリホールドして、逃げないように散々とくすぐる。
凛花:頑張る方向がおかしいっ!!
海斗は笑いを堪えていた。
凛花は必死にスマホを守る。
しかし。
凛花:あはっ、だめっ、ほんとっ!
海斗:ん?
凛花:落ちるっ!
海斗:何が。
凛花:スマホっ!
海斗:それは困るな。
海斗が手を止める。
その隙に。
凛花:今だ、!
海斗:あ。
凛花は何とか逃げ出した。
数秒後。
凛花:勝った!
海斗:勝ってない。
凛花:勝った!
海斗:写真見せろ。
凛花:やだ。
海斗:まだ続くのか。
凛花に近づく
凛花:当然。
凛花も下がる。
海斗:消してくれない?
凛花:お気に入りにした。
海斗:最悪だ。
凛花:大丈夫。
海斗:何が。
凛花:かっこよく撮れてるから。
海斗:…。
凛花:…。
海斗:それ先に言え。
凛花は笑う。
海斗も呆れながら笑った。
結局その写真は消されることなく、凛花のスマホの中に残り続けることになった。
コメント
1件
あおいです🌷 第2話、ほんわかした空気感がすごく好きです。写真を巡るかけ合いが子どもみたいで可愛くて、でも海斗が凛花を捕まえてくすぐるところ、距離の近さにドキッとしました。「構って欲しかったから」ってタイトルも、二人の関係性がじわっと伝わってきてニヤニヤしちゃいます。この距離感、これからどう変わっていくのか楽しみです。