桃赤 通報×
若干黄赤
最近読んでる漫画に影響されすぎてる作品
6000文字超えてますすいません
俺たちは幸せだったのに周りがそれを許さなかった。
幼い身体にその愛は受けきれなかった。
壊れる寸前に警察が俺たちを見つけ出し保護された
親は俺たちを離れ離れにさせた。
連絡先を絶たれて、家も引っ越しして、何もかも失った。
俺は諦めきれなかった。
だから必死に何度も何度も探した。
りいぬを見つけたのは俺が20歳になった頃だった
もうあのときのように幼くは無い。
知識を身につけた結果、自分を偽るようになった。
黄)りいぬ?
現彼氏のるぅとくんに呼ばれてはっと我に返る。
デート中なのに考え事をしていたみたいだ
心配そうに見つめてくる瞳を安心させるようにパンケーキをフォークに刺して食べさせた。
それを口に含んだ彼はふにゃっと笑い美味しいと頬を緩ませる
るぅとくんのその顔好きだななんて言ってみれば、今度は照れたように笑ってみせる
すごくかわいい。
お店にやってきた俺たちのようなカップルの男の子2人。
だが、俺の鼻を掠めた香りが俺の顔を歪ませた。
まずい薬切れたかも、
赤)ごめん、ちょっとお手洗い行ってくるね
赤)んぐっ、ぅ、ふぅ…
錠剤を数粒口の中に入れ、水を飲んだ
最近効きが悪くなってきたな。
もう1段階強い薬に変えないと…
黄)やっぱり、
赤)っぁ、
席に置いてきたはずの彼が背後にいた。
咄嗟に薬を隠したが、遅かった
嫌だ、嫌われる、気持ち悪いって、
赤)ぃや、やだっ、は、はひゅっ、ぅ、
過呼吸を起こして、視界が霞む、
昔のトラウマが蘇って、嫌になってくる
黄)りいぬっ、大丈夫、?!ゆっくり息吸って、吐いて、!
何とか落ち着いて来て、個室で2人身を寄せあっていた。
黄)りいぬって、もしかしてsub、?
赤)っ…ぅん、
このままNormalとして通していくつもりだったのに
でも君はdomじゃない、はず
だから付き合ったなんて言ったら
赤)ごめん、隠すつもりはなかったの
なんて嘘だ。
このままNormalとして生きて普通になりたかった。
黄)ずっと薬で我慢してたの?
赤)うん、
薬で我慢するよりもdomとプレイして解消した方が楽になれるし手っ取り早い。
それは学校で習ってきたからみんな知ってるはず
るぅとくんはまた心配そうに俺を見つめている。
黄)僕は、Normalだからりいぬのこと救えない…このままずっとりいぬが我慢して一緒に居るのは辛い、
その後の言葉は残酷なものだった。
彼が優しくて誰よりも俺を思ってくれているのは知っている。
それでも、
黄)僕たち、別れよっか、
その言葉は言って欲しくなかった。
彼と別れて数ヶ月、心も身体もボロボロになっていた。
半分以上薬の副作用のせいなんだけど
このまま飢えて死んでいくのかな、
なんて思っていたら、予想外の人から連絡が来た。
「やっぱり話がしたい。」
数ヶ月前に別れを告げられたのに、俺はすぐに会いに行く準備を済ませた
)おにーさん大丈夫?フラフラだよ~?
赤)だぃ、、じょぅぶです…
集合場所のカフェまでの道のりは夜のお店の通りを通過しないと行けなくて案の定絡まれた。
薬の効きが悪いのか俺のフェロモンを嗅ぎつけた底辺なdomたちが群がってきた
)お兄さんsubでしょ?そこのお店で少し休憩しない?
赤)いやっ、ほんと
)″kneel″(おすわり)
赤)っ″、ぁ、♡
こんな知らない奴の命令で簡単に動いてしまう自分の身体が憎い
抵抗も出来ずにただ身体が脳が恐怖心で震えてしまう。
嫌だ、嫌だ、反応したくないのに
)ふはっ、かわいい、笑じゃあ…
)ねぇ、その人サブドロップ起こしてるのわかんないの?
)ぁ?んだよ、邪魔すんなよ″!
)なに?やる?
突然背の高い人が俺たちの間に入り込んだ。
先程の男は少し睨んでいたが、彼の放つ禍々しいオーラに腰を抜かした。
いや、よく見たら周りの男らが怯えている。
)おい、さとみ他のdomもいるんだから辞めろ!
お前のグレアやべぇんだよ!
暖かい、ふわふわする。
どこだここ、懐かしい匂いもする…
)あ、大丈夫?
赤)ぅ…は、?!
先程の背の高い男、いや、俺の幼なじみさとみが俺を抱き抱えていた。
赤)なんでっ、お前が、どうして、!!
桃)ふふっ、りいぬ久しぶりに会えて嬉しいよ
桃)俺の店の前で倒れかけてる人がいたもんだから、そしたらりいぬだったし、
赤)俺の店…?ぇ、お前ここで働いてんの?!
桃)ここでdomスタッフとして働いてるよ
赤)へぇ、お前が…ぁ、その、さっきは助けてくれてありがと、
桃)ふふっ、″Good Boy″(いいこだね)
そう言って頭を撫でられた瞬間顔がぶわっと熱くなる、甘くて脳が溶けてしまう。
俺を見ているその瞳が昔と変わらなくて胸が少しときめく。
いや、ときめくな俺。
もうこいつと関わらない方がいいのだから
桃)いまので少し楽になった?
桃)お前、顔色悪すぎ…もしかしてずっとこの薬で我慢してたのか?
そう言って俺の鞄から取り出したのか、薬のポーチを見せてきた
赤)だって、もう怖いんだ…
自分が自分じゃなくなって、壊れて、命令を求める自分が恐ろしく気持ち悪い。
だからsubなんて嫌なんだ、パートナーもプレイも
桃)俺たちはもう子供じゃないんだ、ちゃんと知識は身につけてきた
桃)いまなら、ちゃんとできるんじゃないか?
そう言って真っ直ぐ見つめてくる瞳がいまから支配されてしまうという瞳が俺は1番大好きだ
正直早く楽になりたい。
まだ他のdomとやるよりこいつとやった方が安全だろう。
そう思い頷こうとした瞬間、俺のスマホが振動した
見てみると、ずっと待たせているであろうるぅとくんからたくさんの心配の連絡が来ていた
そうだ、るぅとくんのところ行かないと
赤)…今日はもう帰る、ありがと
桃)ちょ、りいぬ、!
さとみくんにさっき褒められただけで普通に歩けるようになってしまった。
やっぱりあいつすごいな、俺と相性がいいということは気付かないふりをした。
赤)ごめんっ、るぅとくん、!
お店に向かうと、いまにも泣きそうな顔で俺を出迎えてきてくれた。
黄)りいぬ大丈夫かなとかやっぱり迎え行った方がいいのかなとか色々考えちゃって…でもよかった来てくれて、ずっと連絡無かったんだもん
赤)その…
そして全部話した。
襲われたこと、そして幼なじみに助けてもらったことも
黄)その幼なじみさんはdomなの?
赤)うん、
そっか、とまた不安そうな顔で俯いてしまった
話を変えるようにるぅとくんに今日どうして呼んだのか聞いた。
黄)その、普通の行為でも…大丈夫なのかなって思って
るぅとくんの口からそんな言葉が出るとは思わなかった。
そういう知識から無縁と思っていたけど、まぁるぅとくんだって男の子だしな
でも顔を赤らめながら言ってて純粋だななんて思ってしまう
るぅとくんが勇気をだして提案してくれたし、それにるぅとくんなら大丈夫かもしれない。
赤)じゃあ…お願いしようかな、
俺の家ですることになり、鍵を鞄から出して、ドアノブにさしたが、鍵がかかった。
もしかしてずっと空いてた?と冷や汗をかいてしまう
それに気づいたるぅとくんが、僕が少し様子見てくると前に出てくれた。
でもるぅとくん1人じゃ怖いのでその背中にぴったり着くように家の中に入った。
リビングに行くと、ソファでくつろいでる男が1人いた
黄)あなた誰ですか
るぅとくんが普段とは違う、低い声でそう言った
男はびっくりしたようにあなたこそ誰ですか、?とソファから起き上がった。
恐る恐るそいつの顔を見てみると、思わず大きい声をあげてしまった
赤)なんでさとみくんが、?!
桃)あ、りいぬ!え、こいつだれ?
黄)もしかして幼なじみさんですか、?
赤)で、なんでここにいるの、
さとみくん曰く、俺に忘れ物を届けようとしたところりいぬの家に行ったら鍵が開いていて危ないと思って家の中で待機していたという
そしてるぅとくんについても説明した。
彼氏なんて言ったらこいつが何するか分からないので、高校からの友達と言っておいた。
るぅとくんがちらっと見てきたが、状況を把握して黙ってくれた。
桃)とりあえず腹減った~、りいぬなんかないの?
赤)ぁ~、冷蔵庫空っぽだ…
黄)ちゃんとご飯食べてたの?
赤)あはは…
黄)さとみくんなにか買ってきてください
桃)なんで俺?!
黄)りいぬのことよくわかっているでしょ?
桃)…へへっ、まぁな、んじゃ俺行ってくるわ!
数分で自然と話してそれにるぅとくんさとみくんの扱い方分かってるな
笑顔で送り出したかと思えば、俺に近づいてきた
黄)なんで彼氏って言わなかったの
むすっとしながら聞いてきた。
なるほどだから2人っきりにしたかったのか
赤)さとみくんが…機嫌悪くしてなにするか分からないから
黄)そんな危ない人なの…?
赤)そうじゃなくて、domの人って支配したいって欲が強いの、だから俺が別のものって知ったら…
なんてまるで俺とさとみくんはパートナーみたいじゃないか
違う、あいつとはパートナーなんかじゃない。
黄)そっか、やっぱりそうだよね
まずいそう思って欲しくなかったのに、いまの発言じゃそう思われて当然じゃないか
黄)少ししか見てないけど、さとみくんとりいぬお似合いだもん。それにdomとsub同士運命だもんね、そうだよね
違う、待って、
そう思ってもるぅとくんは止まってくれない
彼は優しいから、いつも俺最優先で考えてくれて
黄)僕お邪魔したみたい、それじゃあ
赤)ま、待って″、!!
こんなことしてさとみくんが帰ってきたらどうするんだなんて思いながらも彼をベットに誘った
赤)んっ、ふ、ぅ″、♡
キスをして触って2人で愛を感じあって
でも駄目だ、やっぱりどこか満たされない。
なんで俺ってsubなんだろ、支配して欲しい、もっと苦しめて欲しい
そんな欲が止まらない、いまるぅとくんにいっぱいされてるのに
るぅとくんは優しく突いてきて、でもちゃんと俺のいいところを刺激してくれる
普通のNormalだったらちゃんと満足できたのに
もういやだ、こんな身体
黄)りいぬ、
頬を触られ、キスされる。
舌で唇を押されて、開けろって合図かなと思い大人しく従うと、なにか錠剤が飲まされた。
なにこれ、なんか瞼重い…
黄)ごめんね、りいぬ
そう言って笑って涙を浮かべるるぅとくんの顔を最後に意識を失った。
ちゃんと攻めれるようにと勉強してきたつもりだったが、subのりいぬがNormalの僕なんか満足できるわけなく、可愛く鳴いてくれていたが、心のどこかで足りないと思っているような感じだった。
それに気づいたから、さっきこっそりりいぬの棚から持ってきた睡眠薬を飲ませた
小さく寝息をたてているりいぬに服を着させて毛布をかけて、僕も服を着てその場を去った。
domになる方法ってないのかなとまだりいぬを諦めきれない思いを消し去るように、迷わず玄関へと進んだ。
靴を履いていると、買い出しに行っていたさとみくんが帰ってきた。
桃)あれ?どうした?
やっぱりりいぬ渡したくないなという思いが込み上げてきて必死に目を擦る。
駄目だよ、ちゃんとりいぬの幸せを優先しないと
黄)りいぬのこと、よろしくお願いします。
黄)悲しませたら、許さないから
桃)え、?
どういうこと?と聞かれる前に走り去った。
ありがとうりいぬ。
今まですっごく楽しかったよ。
りいぬが幸せになれますように。
突然帰ってりいぬをよろしくと言ってきたるぅとに疑問を抱きながらとりあえず買ってきたものを冷蔵庫に詰めて、リビングに居ないりいぬを探していると寝室で寝息をたてて眠っているのを発見した。
桃)りいぬ、りいぬっ、
軽く肩を揺さぶると、ゆっくりと瞼を開いた
すると突然体を起き上がらせ、るぅとくんは?!と俺に聞いてきた。
桃)るぅとならさっき帰ったけど…
そう言うと絶望したように俯いてしまった。
数秒後荒々しい息が聞こえて、過呼吸を起こしてると気づいた
桃)りいぬ、息吸って、
赤)はぁっ、はぁっ、ぁ、ぅ
俺の声が届いてない。
桃)…りいぬ、″look″(見て)
赤)っ、ぅ
桃)ん、いい子だね、俺と同じように息吸って、吐いて…そうそう、上手
落ち着いてきて、何があったのか全て話してしまった。
というか命令使われた。
だからるぅとくんは彼氏だったと伝えてしまった
桃)へぇ…
桃)俺はりいぬのことずっとずっと探してりいぬのことずっとずっと好きだし想ってたのに、りいぬは違う男見つけて俺のことなんてどうでもいいなんて思って生きてきたんだそっかそっか、
桃)でももう、俺しかいないね?
そうだよね、subなんだからdomの俺じゃないと満足出来ないもんね?
大丈夫、俺はもうりいぬを離さない、誰にも渡さない。
やっと見つけたんだもん…♡
桃)″stay″(待て)りいぬ勝手にイッちゃ駄目でしょ?♡
赤)ぁ″、ごめっ、なさぁ、♡
桃)これお仕置なの分かってる?
赤)はぃ…♡わかってましゅ、♡♡
赤)もっとやってぇ、?♡♡
まだ足りない♡もっと苦しめて♡
もっと命令して♡♡
桃)んふっ、いいよ、死ぬまでずっとやってあげるから♡
桃)もう少し奥まで行くけど、イくなよ?
赤)んっ、がんばります…♡
赤)ぉ″、ぉ″~、!!!♡♡
唇を強く噛んで耐えたせいで口から血が垂れてきた
それをさとみくんはぺろっと舐めとった。
桃)いい子…♡″come″(イけ)
命令を使われた瞬間背中を反らして盛大にイッてしまってくたっと身体を落とした
赤)ぁ″、?!ん″~、!!!♡♡
桃)うわ、すごい濃いね?ずっと我慢してたの、へぇ、♡♡
赤)さとちゃ、もっともっとぉ、♡♡
桃)我慢してた分いっぱいしようね?♡
2人で幸せな空間で誰にも邪魔されず、死ぬまで居ようね。
ことちゃんからのかわいいかわいいDM
かわいいねほんと、ただの自慢です
コメント
25件
あまりにもエ口くて変な声でました好きです( ᵕ ᵕ̩̩ )黄は失恋が似合うんだ…ほんまに…… あと良ければTwitter繋がりたいです……🥹
うわぁ、黄赤切なすぎるよ😭大好きだからこそ赤くんのこと最優先に考えて赤くんの幸せを願って自分が犠牲になるの黄くんらしくてすっごく辛かった😭😭😭赤くんも自分の気持ちと身体が噛み合わなくて、結局求めてた快楽を与えてくれた桃くんのものになっちゃうのなんか複雑🥺でもレアな律のえち見れたのは最高幸せ!!上手すぎる天才すぎる🥹
うはぁ〜!!!桃赤久々に見たかも 地雷だけど割と見れるもんだね、 んん、結構がっつり自慢しててちょいはず りっちゃんは私のだよ