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#幽霊
凛道桜嵐 新
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#日常
がくじゅつてき・あかげ
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わーい
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『できた!』
俺の膝に座っている千歳(幼児のすがた)が、組紐の道具をこたつの上に放りだしてバンザイした。こたつの上に目をやると、俺や千歳がつけている組紐よりも太く立派な組紐が完成している。
「おー、おめでとう、お疲れ様」
『ワシ、結構よくやったろ?』
千歳は俺を振り返った。
「うん、頑張ったね、えらい」
『えらいだろう、期日よりだいぶ早く出来たし』
「うん、それもすごくえらい、余裕納品はいい心がけ」
『ふふん』
千歳はこの上なくドヤ顔をした。
『今あれだからさ、お金はもらえるかわかんないけどさ、緑さんに組紐できたって連絡しといたほうがいいよな?』
「そうだね、連絡しといたほうがいいよ。こっちはいつでも渡せますよって示しといたほうが、緑さんも金策しやすいかもしれないし」
『そうだな』
千歳は自身のスマホを取り出した。
『あ、緑さんから連絡来てた、500万までならなんとか集められたって!』
おお、緑さん頑張ってくれたんだな。
千歳は俺のひざに座り直して、また聞いてきた。
『ものは出来てるし、金もらえるならほしいからさ、500万払ってくれたら組紐は渡す、残りの500万は後でも大丈夫って言うの、どうだ?』
「いいんじゃないかな、後払いしてもらうことを文書に残してもらったほうがいいと思うけど」
『じゃ、そう送ろっと』
千歳はスマホをタップし始めた。しばらくして、返事をし終わったらしく、千歳はスマホをポケットにしまった。
『あかりさんのこととか、峰家のこととか、心配なことはあるけど、ワシは仕事終わったから今日はもう遊ぶ!』
「何するの?」
『買うだけ買ってとっといた、てんころの最終巻読む!』
あ、そう言えばAmazonから届いてた千歳あての包みあったな。
金谷さんの居場所について、狭山さんは探すあてがあるらしいのだが、内緒と言われたので俺は千歳にも話していない。
18歳の女の子が行方不明、重大事だけど、どこをどう探していいか全く心当たりがない以上、座して待つしか出来ないんだよな。金谷家の面々はそれどころじゃないだろうけど。
狭山さんの心当たりが当たれば、それはとてもいいことなんだけど。
そう思った時、俺のスマホが震えた。狭山さんからのLINEだった。
コメント
1件
おつかれさま〜!第306話読んだよ🌸✨ 千歳が組紐完成させて「えらい」って褒め合うシーン、ほっこりした😭💕 幼児姿でドヤ顔って可愛すぎるでしょ!!500万のやりとりも大人っぽくてギャップ萌え〜。最後の狭山さんからのLINE、続きどうなるの!?金谷さんの行方、気になりすぎるよ…!次話も楽しみにしてるね⋆♡