絶対零度の世界が広がっていた。
地獄の底のコキュートスでさえも、ここまで無慈悲ではないだろう。
一切のぬくもりを許さない死の世界で、だけど誰かが立っていた。
良く知っている顔。
良く知っている背格好。
良く知っている声。
だけど誰かはわからない。
そいつは何者かと対峙していた。
知っている。
誰も勝つことができない圧倒的強者。
世界が束になっても勝てない絶対の暴力者。
だけどそいつは退かなかった。
何かを吼え、そして炎と化した。
炎と一つになり、炎の翼を広げて極寒の世界を切り裂いた。
俺は、心が張り裂けそうなくらい辛くて、悲しくて、自分の存在を呪った。
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月曜日の朝。
目を覚ますと、天井を見つめ*****************************
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