TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

テラーノベルの小説コンテスト 第4回テノコン 2025年1月10日〜3月31日まで
シェアするシェアする
報告する

君の味


ないふです。







「こう?」

「そうそう、うまいやん」

どうも、グローバルお兄さんのいふです。

今、何をしているかというと、

兄貴と一緒にないこへの弁当を作ってまーす!

あ、兄貴はサポートしてくれてるだけで、大体は俺が作ってます

「ないこって何好きやっけ?」

「うーん…唐揚げとか好きなんちゃう?」

「お、ええな、作るか」

「難しいね…あにきいっつもこうやって作ってるの?」

「んー、俺はただお前らの喜んどるところを見たいだけやからな」

「あにき…(トゥンク」





「よしっ、できたぁ!」

「おー、すごいやんまろ!」

結構うまくできたんちゃう!?

「早速届けに行くか!」

「うん!」










「ないこー、仕事お疲れ~!」

「あれ、あにき!それにまろまで!」

「やっほ、ないこたん」

スーツ姿で登場したのは俺の彼氏、ないこ。

やっぱりスーツ姿かっこいいな…と思いながら、俺は包みを手渡す。

「…?なにこれ」

「あのね、ないこたんに…弁当、作ったの…」

「え、まろが作ってくれたの?」

「うん…あにきに教わって…」

「めっちゃ嬉しい!ありがとうまろ!」

そう言ってだきついてくる彼。ふっ、と笑ってだきしめ返す。

「お仕事、頑張ってね。まろ、家で待ってる」

「うん!頑張る!」












「お、ないこ、それなにー?」

「あ、これ彼女が作ってくれた弁当」

「いいなー、俺も彼女ほしいわー」

「はは、応援してるよ」

笑いつつ蓋を開ける。

俺の好きなおかずやおにぎりが詰められた弁当。

「おー、お前の彼女スゲーじゃん」

「まぁね、世界一可愛いですし」

「お熱いねーw」


一口頬張る。

あ、美味しい…

どれも兄貴の味付けだけど、やっぱりなんか違う。

まろの味…って言うのかな、なんかそういう味がする。

10分ほどで全部食べ切った。

「あー、美味しかった」

「彼女にお礼言えよーw」

「もちろんw」

あ…そうだ。

俺は早めに仕事を片付け、あるところに向かった。































夜。

「ただいまー!」

「おかえりないこたんっ!ギュ」

いつもの日課、お帰りなさいのハグ。

力いっぱいだきしめた後、まろにキスを落とす。

「ん…」

「ありがとう、まろ。すっごい、弁当美味しかったよ。」

「よかった…」

ほっとしたような顔で俺を見つめるまろ。

「俺ね、決めたことがあるんだ。」

「なあに?」

「俺、まろと結婚したら毎日弁当作ってもらおっかなって!」

「えっ…///」

「だからさ、」

持っていた小袋から小箱を取り出し、両手で開いて膝をつく。

「俺と、結婚してください。」

「…っ///」

そう、早めに仕事を終わらせて、ジュエリーショップに行った。まろに似合う指輪はないかと探していると、

薄ピンクの宝石が埋め込まれた指輪、青い宝石が埋め込まれた指輪が置いてあった。

ぴったりだと思い、購入した指輪だ。

「ふふ…」

まろが俺の手を握る。

「よろしくお願いします…///」

「ふふ、ありがとう。」

まろの指に薄ピンクの指輪をはめ、俺の左手にも青の指輪をはめた。結婚式は…今週挙げるか。

「これからもずっとよろしくね、まろ。」

「うん、よろしく…ないこ///」

指を絡め、唇を重ねる。

あ…















甘い。
























「君の味」完





















































ないふのノベル集

作品ページ作品ページ
次の話を読む

この作品はいかがでしたか?

130

コメント

1

ユーザー

最高! まぐち神だね(*^^*) ほんとに神😇✨💕

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚