knside
「外資系の様子、全員が聞いていたな?」
グルッぺンが言う。確定で俺のせいだ。俺が要らんこと言ったから。ショッピが疲れてたん知ってたのにいつも通りの感じで絡んだから。
「何故ああいう状態になったのか、説明出来るやつはいるか?」
「俺が説明する。」
こうなってしまったからには、俺ができることをやったらんとあかんねん。俺の後輩やから。あいつは絶対なんか隠してる。言いたくなるような、相談できるような環境を作らんとあかん。有能な後輩やからってまだ俺より餓鬼なんやから。
「ショッピが、いつもと違うねん。あいつは、ショッピやけど、ショッピちゃうねん!なんて言えばええんかわからんけど…ッ!なんか隠してんねん!!それで、ッ、それでッ、」
「シッマ!呼吸して、!」
焦っていたのか、早く伝えないといけないと思ったのか、呼吸をしていなかった。あかんな。焦ったらあかんのに。ちゃんと伝えて、ショッピが安心できる環境を作らんとあかん。
「ッふー、すまん。あいつは精神がだいぶやばそうやねんな。ひとらんらんの飯食って、泣いたくらいの時から。」
「あんまり気にしてなかったけど、おかしいよね。食べて泣いちゃうとか…。」
理解はしてくれたようだ。ここからどうするか、俺が決めてええんやろうか…。あいつは俺を嫌がった。俺が近づいて変になるようやったらあいつの安心な環境を作るために近づかへん。
「コネシマに聞こう。どうしたい。」
どうしたい…?そんなん決まってる。
「あいつが安心できる環境を作って、またあいつの笑顔を見たい。」
「ふむ。それを実現するためには?」
それを、実現するため、それがわかっていたら苦労していない。あいつを不安にさせるものを消すとか、なんか歪んだものしか出てこない。どうしたらええんや…。
「あいつのしたい事、いっぱいさせたったらええんちゃう?」
とチーノが言う。確かにありやな。あいつは元々、自分のしたい事とか自分の事について全然話さない奴やった。今考えてみればあいつのことよく知らないし、したい事とか考えたこともなかった。聞いてみよう。いや、俺が行ってええんか?
「めっちゃええやん!ナイスチーノ!」
とシャオロン。
俺の意見も言うとくか。
「ええと思うで。ただ、あいつがやりたいことを言うかは分からんけどな。今、あいつの近くにしんぺい神おるんやろ?聞いてもらえばええやん。」
と言うと、インカムからしんぺい神の声がした。
『わかった。コネシマの言ってた通り、精神的に病んでるっぽいからあんまりしっかりは聞けへんかも。』
snside
ふぅ、この役目は結構大事やぞ〜。と言ってもまだ寝てるんやけど…あ、起きそう。タイミングいいなぁ。
「ッん、?ぇ、あ、しんぺい、さん?」
「そうやで〜」
「ぁ、えと、勝手に、ここ、使ってすんません…っ。」
「え?!全然いいんやけど!?!?」
と驚いたように言うとショッピくんはクスッと笑っていた。なんか笑ってくれたならええや。
「で、なんだけどさ…。」
「?はい」
「ショッピくんってしたいこと、ある? 」
コメント
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あ〜、テスト休憩にこの物語は最高なんじゃあ、、。したいこと、、なんだろな
神作だー!今回も最高(*`ω´)b