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「おはよう、莉央ちゃん」
「お、おはよう!茜ちゃん」
私は玉桑莉央(タマクワリオ)。今年で小学2年生です。
さっき話しかけて来たのは、篠目茜(しのめあかね)ちゃんです。
私は最近、『意味がわかると怖い話(意味怖)』シリーズにハマっていて、茜ちゃんは私と同じ本が好きで意気投合して、気づいたら友達になってました。
「ねえねえ、意味怖の新しい本買った?」
「えっ?新しい本!?」
「そう!⚪︎⚪︎さんっていう人のシリーズなんだけど、呪いについても書いてるんだ!」
「呪いって、藁人形とか?」
「実は…私達が聞いた事ないやつだったんだよね!」
「有名じゃないって事?」
「ううん、本当に呪いたい人にしか使えないの!予備として2冊買ってたから、貸してあげる!」
茜ちゃんはランドセルに手をガッと入れて、日本人形のイラストが書かれた本を取り出した。
「再来週には返してね?約束だよ?」
「うん!ゆびきりしよっか!」
『ゆ〜びき〜り、げ〜んま〜ん!嘘ついたら針千本の〜ます、ゆびきった!』