テラーノベル
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スタッフの休憩の合図で、心音はみんなから離れた場所に行った。笑顔を崩さないようにしながら廊下に向かう。誰にも気づかれないように。誰にも心配をかけないように。廊下へ出た瞬間、足の力が ガクンとぬけた。
so) っ…
壁に手をついて一呼吸置く。呼吸が浅い。胸が苦しい。さっきから耳鳴りも止まらない。それでも、少し休めば治る。そう思いたかった。
ペットボトルの水を一口飲む。喉は潤うのに、息苦しさは消えなかった。
so) (なんでっ…。)
手を見ると、少しだけ震えていた。
so) (緊張してるだけ…。)
心音はそう自分に言い聞かせる。今日はすとぷりとの大事なコラボ。リーダーの俺が迷惑をかけるわけにはいかない。そう思った。
スマホを見るとまだ昼過ぎだった。異様に長く感じられる時間。撮影はまだ少し残っていた。
so) …よし。
深呼吸をして鏡の前に立ち、無理やり笑顔を作る。鏡に映った自分の顔は、思ってた以上に青白かった。
so) (こんな顔してたのか…。)
小さく頬を叩く。
so) 大丈夫。
笑えてる。これなら誰も気づかない。そう思ってスタジオに戻ろうとしたその時――
グラッっと視界が揺れる。思わず壁に肩をぶつける。
so) っ…。
しばらく動けなくなり、壁にもたれかかるようにして座り込む。扉の向こうからは、メンバーやスタッフの笑い声が響いている。
so) (早く、戻らなきゃ…。)
心配なんてかけられない。リーダーだから。心音は、もう一度だけ笑顔を作ると、何事もなかったかのように立ち上がり、スタジオの扉を開けた。
しんちゃん
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ろあ@ペア画ちゅ ~
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いもむし
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コメント
3件
本当に大好きです!! 書き方とか表現の仕方とか展開とかもう全てが神すぎます✨ 次回も楽しみに待ってます!
リーダーだからってそんな気負わなくていいんだよ…😭
心音くんの「誰にも心配かけない」って気持ち、痛いほど伝わった。足の力が抜けて廊下に座り込む場面は息が詰まったし、それでも笑顔を作り直して戻っていく背中にグッときた。扉の向こうの笑い声との対比も刺さる。リーダーとしての強さと不器用さの両方を感じる回だった。