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「ちょっ…………何なのよ!」
「…………」
女が、いつものように語気を強めるが、拓人は冷酷な眼差しを向けると、優子をベッドの上に放り込む。
両手を突いて女を取り囲み、鋭い視線を貫くと、色白の顔立ちが怯んだ。
無表情のまま、拓人はバスローブの腰紐を解き、襟元を掴むと、勢い良くはだけさせる。
(……っ!)
スレンダーな身体全体に散らされている艶事の華に、彼は絶句した。
女をうつ伏せにさせ、バスローブの裾を強引に捲り上げると、背中と尻、太ももの裏側にも、淫らな痕跡が刻まれている。
「なぁ。これ…………何?」
「…………」
やけに落ち着いた声音で優子に問い掛けるが、女は黙ったまま。
枕に顔を埋めてぎこちなく首を数回、横に振るだけ。
優子の振る舞いに、拓人が苛立ちを募らせ、華奢な肩を強く掴むと、仰向けにさせた。
「おい! これは何だって聞いてんだよっ!!」
冷静さを失っていき、加虐心が彼の中で突き抜けると、女の顎を鷲掴みにさせた。
「ちっ……違うの…………違う…………ち……違うか……ら…………違うん……だってばぁ……」
「あ? 何が違うんだよ!!」
顔を歪ませ、うわ言のように繰り返す優子に、ますます頭に血が上る拓人。
長い指先に力が入り、色白の顎に彼の爪が食い込んでいく。
憎悪に孕んだ拓人の瞳に見つめられている女が、許しを乞うように、首を横に振り続けた。
(ハッ…………憐れな女……)
背筋が凍りそうな視線で優子を見下ろしていると、色付いた唇が、躊躇うように震え始める。
以前にも増して艶めいた唇を見た彼の中に、獰猛な獣欲が押し寄せてきた。
「…………だったら……」
無言を貫いていた女が眉根を寄せ、拓人を上目遣いで見つめると、消え入りそうな声音で呟く。
「あ? 何だよ」