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、ヾ( 〃∇〃)ツ キャーーーッ♡相性が、良すぎなのよ~ッ❣️😍もう離れられません💕
もともと私は、暁人さんの事を「素敵な人」と思っていても、異性としてそれほど意識していなかったはずだ。
好きになるには雲の上の人すぎるし、彼に二億もの借金を肩代わりさせてしまった、申し訳なさのほうが先だってしまう。
だから対等な恋人にはなれる訳がないと思っているし、どれだけ想っても徒労に終わると理解していたはずだ。
この奇妙な関係を受け入れたのも、『自分を差しだすぐらいしかできない』と思ったからであって……。
なのに暁人さんに『一目惚れした』と言われてから、彼に期待してしまっている自分がいる。
――好きになっちゃ駄目。
自分に言い聞かせて目を閉じると、眦から涙が零れる。
暁人さんは私の太腿を割り開き、硬くなった亀頭を濡れた秘唇に押しつけたけれど、私が涙を流した事に気づいたのだろうか。
「……芳乃?」
彼は私の乱れた髪を撫でつけ、どんな表情をしているのか見ようと、顔を露わにする。
――余計な心配を掛けたらいけない。
――彼を煩わせたらいけない。
私は自分に言い聞かせると、彼のほうを見て微笑みかけた。
「……大丈夫です。あまりに気持ち良くて驚いてしまって……」
そう言うと、暁人さんは安堵したように息を吐く。
「そうか。なら良かった。……君を抱きたい。……けど、いいか?」
ここまで事を運びながらも、彼は律儀に尋ねてくる。
――彼みたいに素敵な人になら、遊ばれてもいいのかもしれない。
――別れる時に傷付くのは目に見えているけれど、暁人さんが優しい嘘をつき続けてくれるなら、ひとときだけ幸せな夢を見てもいいのかも……。
そう思った私は、彼に笑いかける。
「どうぞ。私の体は、あなたのものです」
私の言葉を聞いた暁人さんは、一瞬瞠目すると何とも言えない表情をする。
けれど気持ちを取り直すと、私の手をとって甲にキスをし、誓うように言った。
「……優しくする」
彼は切なげに微笑んだあと、肉竿に手を添え、ぐぷりと亀頭を蜜口に押し込んできた。
「ん……っ」
粘膜が引き伸ばされる感覚に、私はくぐもった声を漏らして両手で口元を覆う。
暁人さんは私の反応を窺いながらも、呼吸を整えて腰を前後させ、慎重に肉棒を押し込んできた。
「あ、……っ、あぁ……っ」
太く硬い一物が侵入する感覚に、私は大きく口を開いて目を潤ませる。
――こんなの、知らない……っ。
性的な経験はあるほうと思っていたのに、暁人さんとの行為は何をしても気持ちいい上、ウィルより硬くて大きく、入れられただけで気持ちよさのあまり絶頂してしまいそうになった。
「気持ち、……ぃ……っ」
私は侵入してくる質量の大きさと硬さに驚きながら、シーツをギュッと握り締めて全身をゾクゾクと震わせる。
暁人さんは私の様子を見て、目を細めて尋ねてきた。
「入れただけなのに、そんなに感じてるの? 俺のだから気持ちいい? ……それとも……」
彼の目の奥にはほの暗い嫉妬が宿っていたけれど、快楽に呑まれている私はそれに気づく事ができずにいた。
――これ、動かれたらどうなるの?
もう、彼との交わりしか考えられなくなった私は、胸を高鳴らせて縋るように暁人さんを見つめる。
――早く動いて。
そう言いたいのを我慢して、けれど口を物欲しそうに半開きにし、また閉じて……を繰り返すなか、私は鼻にかかった甘ったるい声を漏らしていた。
「ぁ……っ、は、……ん、ン……」
焦らすようにゆっくり剛直を押し込まれ、最奥にトチュンと先端が届いた頃、私はとろけてボーッとした顔をしていた。
「……堪んない顔……」
彼も挿入して気持ちいいと思ってくれているのだろうか。
顔を微かに上気させた暁人さんは、私を見下ろして妖艶に笑う。