今回の𝖼𝗉
王子☕ × 白騎士🥞
⬇ ( 転生
大学生☕ × 高校生🥞
キャラクター設定
王子☕
名前 ↺ 青柳 冬弥
職業 ↺ 白国 第三王子
年齢 ↺ 18 歳
一人称 ↺ 俺
恋人 ↺ 白騎士🥞
⬆への呼方 ↺ 昔 騎士さん / 今 彰人
白騎士🥞
名前 ↺ 東雲 彰人
職業 ↺ 白国 第三王子専属騎士
年齢 ↺ 23 歳
一人称 ↺ 私 / 素 オレ
恋人 ↺ 王子☕
⬆への呼方 ↺ 王子 / 冬弥様
転生 、
大学生☕
名前 ↺ 青柳 冬弥
職業 ↺ 大学生
年齢 ↺ 21 歳 ( 大学三年
一人称 ↺ 俺
想い人 ↺ 高校生🥞
⬆への呼方 ↺ 彰人くん / 彰人 。
高校生🥞
名前 ↺ 東雲 彰人
職業 ↺ 高校生
年齢 ↺ 18 歳 ( 高三
一人称 ↺ オレ
想い人 ↺ 大学生☕
⬆への呼方 ↺ 冬弥さん / 冬弥
一応心中と思われる描写有 。
転生物 。
転生先でハピエン 。
早速
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俺はとても、とてもとても幸せだった。
俺は幼い頃、庭を散歩して居た所に騎士の皆が特訓している場面を見かけた。そこには他の見習い剣士よりとても綺麗で、素敵な剣術を扱う騎士見習いを指導している人物を見つけた。 その人はとても整った顔立ちをしていた。その人は自身より恐らく少ししか歳も変わらないだろう。なのに、あそこまで指導力、実力が有るなんて。そんなことを感じた。その日の夜兄上に聞いた話だと、東雲彰人と言う名前の国に一目置かれている天才剣士らしい。将来的には歴代最強剣士になるのでは、そんなことを言われ、国から既に信用を得ていた。俺は彰人へ恋心を抱いて居た。なので その事を聞き、今まで一度もオネダリ等して来なかったが、父上へお願いした。
☕「東雲彰人と言う、騎士様を俺の直属の騎士にしてくれませんか。」
直前まで言うか迷ったが、母上が手助けしてくれたお陰と、彰人の実力のお陰で、ですんなりと了承を得て、晴れて幼き日の俺は彰人と、過ごせる権利を得ることが出来た。
☕幼少期 。
☕ ⇒ 7歳程度 🥞 ⇒ 12歳程度
花畑にて 、
☕「ぁ、あの、騎士さん、!!」
🥞「ん、どうしました?冬弥様。」
☕「騎士さんに見せたい物があって、」
🥞「と言うと、?」
☕「こ、これ、!」
🥞「わ、綺麗な花束ですね、ふふ、陛下にあげるんですか?」
☕「いや、そうじゃなくて、」
☕「その騎士さんに渡したくて作ったんです!」
🥞「え、あ、ふふ、嬉しいです。有難う御座います。」
☕「あと、…す、好きです!付き合って下さい!」
🥞「へ、?」
☕「ずっと、初めて見た頃から好きなんです、恋仲になりたい、とずっと思ってました、御願いします、!」
🥞「んん、王子。その言葉はとても嬉しいです。ですが、貴方にはいつか素敵なお姫様が現れます。なので、私なんかより、ね、?」
☕「……これじゃ気持ちが伝わりませんでしたか、なら、何回もこくはくして、騎士さんと結ばれるまで、諦めません!」
🥞「いや、その、王子、???話を、、」
☕「そう考えたら、やる気が出てきました!絶対、結婚もしましょうね!」
🥞「ちが、そういう訳じゃ、! 」
俺はその時何を思ったのかそう彰人へ伝え、何度も、何度も告白を行いました。何度も、何度も何度も。そして遂に、俺が15、彰人が20の頃、結ばれることが出来ました。俺が18歳の今では婚約までして、本当に、本当に幸せでした。
あんな事が起きなければ、一生幸せだったでしょう。
何人もの騎士が行くも帰ってくることも無く行方不明になってしまう森。そこには獰猛な猛獣が居ると言われていた。そこに、彰人は何故か任務へ行くよう言われてしまった。きっと、彰人が歴代最強の称号を誇るからだろう。だとしても、王子の恋人を、そう考えると、父上に怒りが湧いた。
彰人と30名程の騎士でその森へ行ったらしい。
俺は何日もの間彰人を待った。
彰人は帰ってくると言った。
その言葉を信じて、
窓を見ていると森の任務へ行った騎士達が見えた。
帰って来たんだ。彰人も。
おかえり。そう言ってあげなければ、笑顔出迎えなければ。
そして俺が見たのは傷だらけの彰人だった。
爪先から頭、全身の至る所に傷がついていた。
医師が言うには傷が深すぎて生きても明日には、との事。
森の任務は達成出来たとか。
けれど俺はそんな事等どうでも良かった。
彰人が、恋人が、愛する人が、死ぬ。そんな現実をつけられて冷静に居られるわけが無い。物に当たっても意味が無い。分かりながらも、俺は癇癪を初めて起こした。部屋が荒れた。数多くの物が壊れ、あられも無い姿へ。
少しして、メイドが来た。少し怯えた様子だった。
メイド「ひ、と、冬弥様、騎士様が、その、お目覚めになりました。」
☕「彰人が、?」
メイド「は、はい。」
☕「今行く。 」
メイド「わ、分かりました。部屋の片付けは我々が、」
そんな事を会話した様な気がする。けれど、そんなことはどうでも良かった。彰人と話したかった。
☕「彰人、!!!!」
🥞「ぁ、その声は、冬弥様ですか…?」
☕「ッ、ああ、そうだ、もう、彰人とはなせないかと、」
🥞「大丈夫です。元気、という訳では無いですけど、生きてるので。」
☕「…元気じゃなければ、大丈夫とは言わない、包帯だらけだ、痛かっただろう。至る所骨まで折れてると、」
🥞「あはは、そうですね、まぁ、大丈夫です。大体は治るらしいので。少し残念なのは、もう冬弥様の顔が見えない事ですかね、」
☕「と言うと、?」
🥞「私、視力を失ったんです。」
☕「は、」
🥞「耳は聞こえるので、大丈夫ですよ。冬弥様。」
☕「大丈夫なわけ、」
それでも、彰人はにこにこと笑って居た。いつもなら愛らしく見えるその顔も、今では痛々しく見える。目に被さるよう頭に包帯が巻かれ、ている。口は笑っていた。もう。彰人の素敵な瞳が見れない。何故、彰人が笑っているのか分からなかった。
🥞「…オレは絶対生きます。安心して下さい。なので、部屋に戻って頂いても大丈夫ですよ。」
俺はあまりオレと素の一人称を出さない彰人の言葉に対して、謎の信頼感を得て、不安に思いながらも部屋を出てしまった。彰人を一人にしてしまった。そして、暫く経ち夜になった。寝ようとするも、なかなか寝れず、深夜一時経となった。寝れないことをいいことに、俺は彰人の居る部屋へこっそり向かった。
そして彰人の肌に触れた。優しく。
冷たい 。
自然と涙が零れた。
ああ、彰人は死んだのだと。
彰人はもう、この世には居ないのだと、
俺は自室に戻ると有る事心に決め、彰人が果物を剥くために使っていたナイフを手に取った。
そして彰人が居る部屋へ移動した。
彰人の寄り添うような形で俺は彰人のベットへと座った。
そして言葉を一つ吐いた。
「 彰人となら何処にでも。」
そして今度は息を吐き、一つの行動へ。
グサッ 。
感じたこともない痛みと鉄の様な匂い。
俺は自身の心臓のある部分をナイフで刺した。
自身の着ていた服と、彰人の服へ自身から出た血が滲む。
激痛がプツリと消えた。
それと同時に俺の視界も。
意識も。
転生
何年経ったかは分からない。そもそも世界が違ったかもしれない。俺は新たな人生を歩むことになった。だが、俺の顔は同じ、そして名前までもが同じだった。
世界は変わっていた。俺の知らないものばかりで興味を抱いていた。
そして俺が大学に入り暫く経った頃、道端で昔よく見た後ろ姿を見た。
その人は自身のバックの中身を漁った後、ハンカチを落とした。
俺はそのハンカチを拾い上げ、その人物へ声をかけた。目を見開いた。とても現実とは思えなかった。その見た顔がやはり、前世で恋人だった彰人にそっくりだったのだ。
その彰人似た人物も少し驚いた顔をして居た。
🥞「うお…、ぁ、ハンカチ落としてたのか、」
🥞「え~と、有難う御座います。態々、」
☕「あき…と、?」
🥞「え、な、何でオレの名前を?」
☕「ぁ、いや、気にしないで下さい。えっと、ハンカチ。」
🥞「ああ、はい、?有難う御座いました。」
☕「その、ここであったのも何かの縁だ。少しカフェか何かで時間があればお茶をしないか、?」
🥞「ナンパですか?」
☕「いや、そんなんわけ、」
🥞「んは、分かってますよ。時間も有りますし、行きます。 」
☕「あ、有難う。」
敬語を使う所を見ると、髪型などは違うが、更に彰人に似ていた。
本当に、懐かしい気持ちだった。
コメント
2件
リアルにめっちゃ感動して涙でそうだよ😭 転生系のお話でも騎士の話が本当に好き🫣💗いつでも続き待ってるね😸