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ときどき思うことがある。
職場で見せるツンとしたそっけない態度も、恥じらう様子で目を合わせなくなってしまうのも全部、君の戦略なんじゃないかって。
俺を突き放して、揺さぶって、試しているんじゃないかって。
もしそうだとしたら、こんなのことをしたって俺の心が離れることが無いということも君にはきっと全てお見通しで――。
「まだ、帰らないで……」
だから不意に見せる君の迂闊な可愛さや甘えは、上手に「待て」が出来た俺へ、君が用意したご褒美なんじゃないかって思ったりもするんだけど。
「……ッ」
言葉を口にした瞬間にピンク色に染まる頬が、
恥ずかしさを押し殺すようにキュっと結んだ唇が、
思惑や計算なんかじゃなく、甘え下手な一花ちゃんが一生懸命想いを伝えようとしてくれているのが分かって、目の前にいる可愛い恋人への愛しさに震える。
まだ、帰らないで……って。
可愛すぎだろ……ッ!
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