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???「うーん体中凝ってるわね……」???「何か凝るようなことあったの?」
???「大丈夫か?桃時」
ここは、生徒会室。「桃時」は体が凝っており、それを「雨花」、「瑠璃人」に愚痴っている。
桃時「絶対運動不足ね。アタシ体動かすの大っっっっ嫌いなのよね……」
雨花「うん。知ってる」
兎白「よく知ってる」
桃時「なんか腹立つわね。……まぁいいわ。どうしようかしら……」
雨花「あっ!じゃあわたしがマッサージするよ!」
桃時「あんたマッサージなんてできるの?」
雨花「ドヤさァ!」
兎白「俺にも試しにやってみてくれないか?」
雨花「いいよ〜!じゃあまず兎白くんからお試しでやるね!」
雨花は兎白の肩に手を添えると、もみもみとし始めた。
兎白「おぉ……気持ち良いな」
雨花「兎白くんはそんなに凝ってないね」
桃時「ほ、本当に大丈夫なの?兎白?」
兎白「あぁすごく気持ち良いぞ」
桃時「そうなのね……」
雨花「よし!兎白くんの分は終わり!」
雨花は腰に手を当てて自信ありげに満足そうにする。
桃時「じゃあアタシもやって頂戴」
雨花「ほいほい」
桃時は椅子に座る。そして、雨花の手が桃時の肩に添えられる。
雨花「じゃあ始めまーす」
桃時「よろしく」
もみもみ
雨花「どうですか?桃時様?」
桃時「…………」
桃時の脳内
「(痛っああああい!!信じられなくらいミシミシいってる!!!!何が「すごく気持ち良い」よ!!痛っっっっい!!こいつ馬鹿力全開じゃない!!)」
あまりにも痛すぎて、桃時は雨花の話が入ってこず……
雨花「反応がないってことはそれくらいわたしのマッサージが効いてるってことか!やったぁ!じゃあこの調子で背中も押すね」
桃時「…………?今あんた、サラッと恐ろし……!!!!」
再度、桃時の脳内
「(痛すぎる!!!!何よこれ!!!!馬鹿力のフルコース?!?!こいつイカれてる!!!!全然気持ち良くない!!!!もう誰かアタシのこと応援して!!!!こんな状態に陥っているアタシの応援来て!!!!)」
雨花「あっ小雨丸。バックから出て何してるの?おぉ!小雨丸立って……あぁ!わたしのこと応援してくれてるの?ちっちゃなポンポン持って!可愛い!!兎白くん!今手離せないからその姿スマホで撮っといてくれない?」
兎白「分かった」
桃時「…………」
…………同文
「(誰がフンコロガシに応援頼んだよ!?!?しかも応援してるのどっちかと言えば雨花の方だし!!……いや違うわね…………あれは……!あぁもうあの顔腹立つ……!!!!応援してやってるんだ感謝しろと言わんばかりの面してる!!!!ふざけんじゃないわよ!!フンコロガシなんて糞を転がすしか脳のな……いっっっったい!!!!)」
雨花「こういうの懐かしいな」
桃時「?」
雨花はポロッと独り言が出ていた。本人は無意識のうちに出てしまったのだろう。
それを桃時は聴いていた。
桃時「(昔は誰かにこうやってマッサージしたりしてた暖かい記憶がこいつにもあるのね。こいつは……痛っっっっ!)」
数分後
雨花「はい終了〜」
兎白「途中から声の一つもあげなかったな」
雨花「どうだったんだろ?」
兎白「声を一回も出さなかったんだ。すごく満足したんだと想うぞ」
雨花「そうだと良いな!」
桃時「あ、アタシは、もうしばらくは……頼まない……」
兎白「まぁ頻繁にやりすぎるのも良くないからな」
雨花「少しずつやろうね!」
桃時「死の宣告……」
どこからかチーンと仏具のような音がした気がする。
桃時は、もう二度と雨花のマッサージは受けないと誓ったが……
その後
桃時「信じられないくらい体が軽い!!凝りも取れてる!!」
桃時は雨花式マッサージに少し挑戦心が湧いたのであった。