※この作品はフィクションであり、この作品に出てくるような事実はありません。
※この作品とご本人様達は一切関係ありません。
※年齢操作があります。苦手な方はこの作品を読むことを、おすすめしません。
※検索避けのため伏せ字を使用しています。ご理解よろしくお願いいたします。
zm視点
syp 「,,,心臓サンプルについてどう思いますか。」
sypからの突然の質問。
意図を探るべく、最初は少しはぐらかしてみたが
ただ本当に気になっているだけみたいだった。
zm 「んー、俺はね,,,」
「まぁ、仕方のないことやない??」
syp 「え、」
zm 「かわいそうとかは思うけどな。
それ以前に俺は、長年の研究がついに認められると思ったら
仕方ないって思ってしまうんや。
選ばれたら選ばれたで、そこまでの命やったけど
選ばれなかったら選ばれなかったでも、
emさん達を待つのは実験体か、研究員や。
どちらも同じようなもんやと、俺は思うで。 」
俺の冷酷過ぎる考えを、
sypくんはずっと黙って聞いとった。
自分の酷さは、自分が1番よくわかってる。
でも、反抗しても無駄っていうのも、
自分が1番よくわかってる。
俺はここの施設に連れてこられて1年ほどは
ずっと喋んなかったり、
少し逃げてみたりしたけど、
検査からは逃げられないし、
tnからは絶対に逃げられないことしかわからなかった。
それでもまだ諦めきれずに、
ここの施設に来て1年ほど経ったある日、
俺はrbrの奪還と逃走を企んだ。
実行の日。
sypをおいていくのは心苦しかったが、
sypも一緒に逃げるとなると兄のknも一緒に逃げなきゃいけない。
そうなるとリスキーになってくるので諦めた。
なんとか部屋を脱出し、
rbrのところへ向かおうとしているとき、
tnとgrに会ってしまった。
当然捕まり、俺はある部屋の連れて行かれた。
不気味なほどに歓迎するgrはこう言った。
「zmくんのミスに偶然立ち会えて嬉しいよ。
でもーzmくん。
もし、今回の件が私達以外の誰かが対処していたら
zmくんだけじゃなく、
zmくんの大切な人たちまでも大変な目にあっていたかもしれないね。」
と。
つまり俺が反抗の意を示したら、
rbrにも危害が加わるということを言ってきた。
俺はgrが連れてきたゴールデンブラッドだから、
俺の逃走が公になれば
grとtnが責任を負わせられるのだろう。
それを避けたかったがために
tnはわざと俺を野放しにし、
grに捕まえさせ、
反抗的行動をやめさせるように仕向けたのだ。
俺の行動で、rbrに危害がくわわる。
その縛りは大人になった今でもほどけない。
だから、emさんがどうなっても、
俺がそのことについてどう思ってても、
反抗だけはできない。
syp 「仕方ない、ですか。」
zm 「そういうsypくんはどう思ってるんや。」
syp 「俺は,,,嫌ですよ。
もうciがいない生活なんて忘れたし。」
zm 「,,,ciが選ばれたらどうするんや。」
syp 「,,,今はまだ考え中ですけど、
その馬鹿げた運命からは逃げさせますね。」
zm 「,,,」
つまり逃走するといっているのだろうか。
zm 「お前はなにも分かっとらん!
お前の行動1つで、お前の大切な人に危害が加わるかもしれんねんぞ!」
syp 「大丈夫です。
逃げるってなったら絶対逃げ切るし、
捕まったら俺の命に換えてでも、周りは関係ないって言うんで。」
zm 「ッッ」
そういう問題やない。
お前が大変な目にあうのを見たくないんや。
zm 「たのむ,,,ほんまに大人しくしとってくれ,,,
お前のことは本当の弟みたいに大切に想ってるんや,,,。」
syp 「その気持ちは嬉しいっすけど、
zmさんにはその気持ちを向けなきゃいけない人がいるじゃないっすか。
まぁでもこの話は、ciが選ばれたらの話なんで。」
そういってsypくんはciのところへ行ってしまった。
逃走,,,。
ゴールデンブラッドが逃走するにはたまに聞くが、
研究員が逃走するのは聞いたことがない。
どんな処分が待っているのかも分からない。
そして、逃走かもいうのを報告したほうがいいのか、
黙っておいたほうがいいのかも、
俺にはわからん。
sha視点
今日、俺はutに会う。
utにあの話をされてから2週間ほど経った。
あの日から安心して寝れなかった。
おかんやut、emやciが今痛いことされてたらどうしようって
考えて止まらなくなる夜が増えた。
rbrにも、俺が最近変って思われないように
振る舞うのに必死だった。
俺、演技すんの苦手やから
バレてないかいつも心配だし。
utもこんな毎日だったかと思うと胸が苦しい。
俺はまだutも頑張ってると思って頑張れるし,,,。
rbr 「shaー、そろそろ行くでー」
sha 「はーい」
俺とutが2人で話せる機会なんて滅多にない。
よく会わせてくれるよな。
まぁでも、ここに来てもうすぐで2ヶ月。
信頼度が上がってきたんやろうか。
今日は多分、
脱出方法についてだと思うが、
rbrとknがそばにいなかったら話せるな。
“コンコン”
rbr 「来たでーkn」
“ガチャ”
kn 「おー!来たか!!
あがってやあがってや」
sha.rbr 「お邪魔しまーす」
ut 「shaちゃん!」
sha 「大先生!
こんな早く会えると思わんかった笑」
ut 「僕がknにお願いしたんよ。」
sha 「よくOKでたな」
ut 「あいつバカやから,,,ボソッ」
sha 「あーそういうことね,,,笑」
kn 「なんの話ししてるんや!」
ut 「なんでもないで、」
kn 「そうか?? あ、 rbr 。
話あるんやけど、ちょっとこっち来てくれん??」
rbr 「りょうかーい」
そうしてrbrとknが部屋の端に行った
sha 「え、こんなチャンスあるん笑」
ut 「だから言ったやろ、バカだって。」
sha 「笑。,,,で、脱出方法わかったん??」
rbrとknに聞こえないように
声を小さくして話す。
ut 「うん。聞いてくれるか?僕の作戦。」
sha 「もちろん。」
ut 「よし、じゃあ話すな。
~ ~ ~ ~ ~ ,,,」
utから聞いた作戦は確かに正確で、
ほんとうにたくさん調べてきたんやなって思う作戦だった。
ただ、1つ気になったのは,,,
sha 「この作戦、めっちゃええんやけど、
utの負担だけえぐないか??大丈夫??」
ut 「大丈夫。
僕がやらんと、リスク高くなっちゃうかもやし,,,」
sha 「そうやけど,,,」
ut 「で、本題はここからや。
この作戦を今日、実行したい。」
sha 「きょ、今日!?」
ut 「ばかっ声でかいっ」
sha 「ご、ごめん,,,」
rbrとknの方を見たが、
特にこちらを気にする様子はなかった。
ut 「,,,フゥ,,,そうや、今日。」
sha 「emとciには??話さんの??」
ut 「またいつ会えるかわからんし、
会っても今度shaと会えるかわからんもん。」
sha 「さっきの聞いた作戦によると、
俺は部屋で待ってればいいんよな??」
ut 「そう。」
sha 「で、俺達が合流したらemとciを迎えに行くんよな??」
ut 「わかってるやん。」
sha 「心の準備っていうもんがあるやん!!」
ut 「心の準備はもうすぐ済ませてもらって、
ほんとに今日行くからな??」
sha 「う〜,,,分かったって、待っとるよ。
その代わり、絶対成功しろよ??」
ut 「分かっとるよ、そんなん。」
その後も諸々確認しとったら、
rbrとknが戻ってきたから中断した。
今日、か,,,。
え、ほんまに今日するんか,,,。
実感ないけど、俺達なら大丈夫。
でも、emとciにはなんて話したらええんやろ。
初の3000字超え,,,!!
頑張りました🥲
いよいよクライマックス編突入してきましたね!!
みなさんの今のところの推理をコメントで教えてもらうと、
主めっっちゃ喜びます。
コメント、どしどし書いちゃってください!
話題変わるんですけど、みなさん地震大丈夫でしたか??
私は北海道なので全然大丈夫でしたが、南海トラフ怖いですね,,,。
大阪も被害受けるらしいので、御本人様達が心配です,,,😭
みなさんも地震、気をつけましょう。
コメント
6件
この話を見た感じもしかしてチーノ ショッピらへん? やばい色々考察してしまうぅ… スミマセンイマノトコロビーエルニナルカノウセイアリマスカ?(コソッ)
初コメ失礼します、! 1話から一気見したんですけど、内容とかしっかりしていて凄く面白かったです!! コミケの作戦会議とか純粋に凄いなって思ったし、これからの展開もめっちゃ楽しみです!! 長文失礼しました
初コメ失礼します! いつも見させてもらってます(*´罒`*) ついに脱出ですか…!4人とも何も無く脱出できるといいですね… zmさん達も脱出するのか気になります!まぁ全員脱出できると信じたい…。続きが楽しみです!! 考察でもない長文失礼しました。