2日間の貴重な休日、突然私の前に現れた厄介者のことを思い出しては憂鬱になってまったく休めた気がしないのに、元凶である中条太一はいつも以上にすっきりした表情で、新しいプロジェクトの会議を仕切っている。
ポインターを使いながら詳細を説明をする姿は堂々と落ち着いていて、会議室に通る声は聞きやすく、彼の描いている内容がしっかりとイメージ出来るし、企画の内容や参考もこのまま通せるのでは?と思えるほど完璧だ。
さらには、課長のちょっと意地悪な質問にも「課長のおっしゃる通りです」と肯定しつつ、解決策を提案し、100点の返答をした。
「凄すぎ……」
今までのどんな会議より、無駄のない有意義な会議だったことに対して素直な感想が、思わず口をついて出た。
どれだけ努力をしたら、あの転校生がここまでの人間になれるのだろう。きっとそこには私が想像も出来ないくらい沢山の血の滲むような努力があったはず……。 ************************
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