テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
第二章 七つ大罪編
第二十六話「傲慢の疑問」
七つ大罪の玉座の間。
静寂の中、傲慢は一人、玉座に腰掛けていた。
目の前には空になった二つの玉座。
憤怒。
そして強欲。
傲慢は静かにつぶやく。
「……強欲が負けるのは理解できる。」
「だが。」
「憤怒が討たれた?」
その表情がわずかに変わる。
⸻
不死身のはず
嫉妬が口を開く。
「憤怒は古流斬によって討たれました。」
傲慢は腕を組む。
「理解できない。」
「憤怒は怒りがある限り、超再生し、不死身のはずだ。」
「消滅でもしない限り、死ぬことはない。」
玉座の間が静まり返る。
色欲も暴食も、その言葉に耳を傾けていた。
⸻
疑問
傲慢は目を閉じる。
「古流斬……。」
「奴は何をした。」
「偶然ではない。」
「憤怒を倒せる理由があるはずだ。」
嫉妬も首を横に振る。
「戦闘記録では、そこまでは分かりません。」
「能力『曖昧』だけでは説明がつかない。」
⸻
興味
数秒の沈黙。
やがて傲慢は小さく笑う。
「……まあ、いい。」
「死んだ者に興味はない。」
「憤怒が弱かった。」
「それだけの話だ。」
嫉妬は静かに頭を下げた。
「はい。」
⸻
新たな命令
傲慢は暴食へ視線を向ける。
「暴食。」
「次はお前だ。」
暴食は笑いながら立ち上がる。
「やっと俺の番か!」
「いっぱい食える!」
傲慢は冷たく言い放つ。
「好きにしろ。」
「結果だけ持ち帰れ。」
⸻
防衛軍
その頃、防衛軍本部では、ネイトが憤怒との戦闘記録を見返していた。
「……何かがおかしい。」
ラントが尋ねる。
「どうした。」
ネイトは画面を見つめながら答える。
「憤怒は確かに倒れた。」
古流斬
2,542
87
チタコロ
323
「でも、なぜ再生しなかったのか……。」
古流斬は静かに目を閉じる。
あの戦いの記憶は、自分の中にしかない。
その理由は、まだ誰にも明かしていなかった。
一方その頃、暴食は不気味な笑みを浮かべながら、人間の住む街へと歩き始めていた。
――第二十六話「傲慢の疑問」 完
コメント
1件
お疲れ様です、第26話読み終えたよ〜!📖✨ 傲慢が「憤怒が討たれた?理解できない」って困惑してるシーン、めっちゃ引き込まれた…!不死身のはずの存在が倒れたって、そりゃ七つ大罪のトップも動揺するわ…😳🔥 で、そのあと「死んだ者に興味はない」って切り替える冷酷さ、傲慢らしくてゾクゾクしたよ…! ネイトが戦闘記録見ながら違和感抱いてるのと、古流斬だけが知る秘密がまだある伏線も気になりすぎる…!暴食の「やっと俺の番か!」のノリも不気味でワクワクする😈💕 次回、暴食編の幕開けって感じで本当に楽しみ!!