続き
ワンク
ut side
屋上につき俺らは煙草を出して咥える
ut 「 …… 」
shp 「 ぁ … 」
ライターの油が切れているのか
俺の方をちらっと見た
ut 「 … 使ってええよ 笑 」
shp 「 ありがとうございます、! 」
カチッ、と火を灯し煙草を吸う
そんな俺らを下の方から誰かが見ている
髪型や体格などで誰か分かる。そしてどんな表情をしているかも___
ut 「 ふ ー … 」
変な汗をかき、深呼吸なのか煙を吐いたのかよく分からない息を吹き出す
shp 「 … 大先生 最近なんかありました、? 」
ut 「 え? なんや急に 笑 」
普段1人で煙草を吸う事を好む癖に急に一緒に、とついてきたのはこれを聞きたかったためか、
と1人で納得しへらりと笑ってみせる
shp 「 … 俺に出来ることがあったら言ってくださいね 」
ut 「 おん 笑 」
ちら、と腕時計を見て後輩に告げる
ut 「 そろそろ 戻ろか 、 」
shp 「 そうっすね 、 」
ut 「 先 戻っててええよ 」
shp 「 え? なんで … 」
ut 「 ちょっと 掃除してくわ 笑 」
shp 「 … ? まぁ 分かりました 」
不思議そうな顔をしながらも後輩はみんなの元へ戻って行った
ut 「 すれ違わないとええなぁ … 」
独り言を言いながら彼らを待つ
数分して ガチャ、と扉が開く音がしその方向を見ると部下が立っていた
部下 「 お、ちゃんといるじゃん w 」
部下a 「 じゃ 今日もやるかぁ w 」
そう一言言うとこいつらは拳を振り上げ何度も俺を打った
部下a 「 ふー 、楽しかったわw ありがとう w 」
ut 「 げほ ッ 、」
咳と同時にびちゃ、と血が飛ぶ
部下 「 きったねー … w 」
そう言い残し彼奴らは帰っていった
ut 「 … 、? 」
今日はましだった、
傷の量は普段より多いが
無能 、とあまり言われなかった
ただ出血量が今までより多いから早く戻って手当をしなければ 、
ut 「 ぇほ ッ げほ 、 」
ふらふらとしながら自室へ向かう
途中誰かに会わないと良いが…
ut 「 ふー … ぇほッ 」
ばさ、と紙が落ちる音がする
ut 「 … ? 」
tn 「 ッ … 鬱先生 ッ ? どうしたんや この傷 」
ut 「 ッ … !? 」
運悪く1番見られたくないやつに見られてしまった
どう嘘をつこう__
tn 「 … はぁ 、 また内ゲバでもやったんか、? 」
「 早く手当しろよな、廊下が汚れてまう … 」
ひゅ、と喉が細くなるのを感じる
ut 「 せ やな … ! すまん すまん 笑 」
体中が痛い、その場に倒れ込みたい欲を抑え
笑ってみせた
tn 「 …… 」
ut 「 ッ … じゃあな ~ 」
ひら、と手を振り急いで自室へ向かう
tn 「 ____ 」
ut 「 … ? 」
なにか聞こえた… がきっと気のせいだろう 、
それより早く部屋に戻って手当をしなければ 、
tn 「 ……… 」
ut の 部屋
やっとの思いで部屋にたどり着き手当を始める
消毒をつけ 、 包帯を巻き……
ut 「 ぅー … 染みるなぁ … 」
ひりひりと傷口が痛むのを我慢しながら包帯を巻く
ut 「 痛いな ~ … 」
「 早 資料 やらんと … 、 」
かたかた とキーボードの音が室内に響く
しばらく作業をしているとたまたま開いた事件ページの1つの話題に目が止まる
ut 「 自殺未遂 … 原因は 会社内でのいじめ … 」
別に 死 に たい訳じゃない 。
苦しんでいる訳でもない。
何故これほどまでに目が惹かれるのか分からない
ut 「 … 寝よ ~ 」
ただこの自 殺した子が羨ましかったのかもしれない 。
パソコンを閉じ、目を瞑り色々なことを考える
ut 「 … 」
…… 傷 隠れなくなってきたな …
ドンドンドンドンドンッ
ut 「 ん … ッ ? 」
まだロボロが起こしに来る時間では無い。
… では誰??
敵襲か、
ut 「 … 」
武器を構えドアが開くのを待つ
そのうち ドンッ と音を立てドアが開かれる
そこに立っていたのは 傷だらけの相棒としんぺい神だった 、
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