振り返った先にいた男達は、私達の上から下までをジロリと品定めするように見つめる。そのじっとりした視線が不快で、私は肩に触れていた男の手を払う。
「ごめんなさい。この後迎えが来るので」
「えーー、そんなこと言わないで。迎えなんて断ってさ。奢るから一杯だけでもどう?」
「無理です」
「あはは、ノリ悪〜」
男は私が誘いになびかない事が分かると、今度は渚ちゃんに声を掛ける。渚ちゃんも先程から他の男にしつこく誘いを受けているものの、なぜか無言だ。
も、もしかして酔いが回りすぎてる……?少しはマシになってからお店を出て来たけど、気分が悪いとか?
私の心配を他所に、男達は渚ちゃんに話し掛け続ける。
「ねぇ、そっちのお姉さんはダメって言ってるけど、お姉さんは飲み足りないよね?」
「ノリが悪いとモテないよ〜?ほら、俺達美味しいところ知ってるから」
「触んないで」
────バチッ
一瞬*********
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