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_rbr視点
なぜこの子はあんなところにいたんだろう。
痣だらけで、 腕や身体の節々に跡がある。
節々の繋ぎ目が紅く滲んで鉄の匂いがする。
こんな状態で拘束されてたなんて、誰が信じるだろう。
幹部の俺でもこんなに小さい子が怪我してるのは見たことがなかった。
?
「….んゥ」パチッ
rbr
「目が覚めた!?」
?
「…だれぇ?」ガクガク
rbr
「俺rbrっていうねん!君の名前は?」
sha
「…sha」
rbr
「sha…。その傷大丈夫か?」
sha
「..ッ!?」ビクッ
触れようとすると、shaは身体を震わせて目を瞑ってしまった。
rbr
「…ごめんな。今は怖くても、いつか幸せな日が来るから。待っててな。」
“いつか”なんて言葉は嫌い。
その日が来るまで頑張り続けるなんて、
あまりにも苦しかったから。
いつかの日に期待するのはもうやめた。
でも、shaには未来へ希望を持って欲しい。笑っていて欲しい。
そのためにも、俺が強くならなきゃな笑
rbr
「ぺ神!shaについて何か分かったか?」
sn
「んー、、肩書き程度なら。
shaはもともと孤児で、育ての親に売られてA国にいるらしい。」
rbr
「…そうか。」
sn
「ちなみに今10歳だね。売られたのは4歳。
傷についてだけど、身体の痣はかなり治りが早そう。だけど、腕の繋ぎ目も治りかけてるのはおかしいんだ。」
rbr
「治るのか!?」
sn
「普通は治らない。shaが異質なんだ。
…だからもう少し調べてさせてね?」
rbr
「分かった。頼む。」
ガチャッ
rbr
「sha。調子はどうだ?」
sha
「すぴー..すぴー°。」
ベッドの上で身体の丸くして寝ているsha。
10歳よりも随分幼く見えるが、雰囲気は大人びてるようにも見える。
rbr
「…!?傷が薄くなってる。」
ほんの少しだけ、傷が薄くなっているような気がした。
ぺ神のいう通り、流石に治りが早すぎないだろうか。
俺は、窓の近くに向日葵の花を生けた。
いつか、
この向日葵みたいに笑ってくれるかな。
ガタンッ
shaはベッドの上から転落していた。
rbr
「sha!?」
「大丈夫か!?傷は…開いてない。
良かったぁぁぁ。」
俺はshaを抱っこしてベッドに戻す。
sha
「…ありがと。ろ、ぼろ。」ニコッ
rbr
「…え!?。今名前ッ…笑った!!!」
sha
「クスッw。… rbrはあの時助けてくれた人?」
rbr
「ッそうだよ!!」
shaが俺のことを覚えてくれてたことも
少しだけ笑ってくれたことも
名前を呼んでくれたのも。
全部嬉しい…!!
sha
「…rbrは瞳が綺麗だね。キラキラしてて、透き通ってて。宝石みたい。」
rbr
「!?…////」
そんなん、初めて言われた。
瞳?いつも布をつけてるから、気にしたことなんてなかった。
sha
「…ちょっと..寒い」ブルッ
rbr
「あっ。お風呂でも入る?あったまるよ。」
sha
「…rbrも一緒なら。」
rbr
「!!..いいよ。一緒に入ろうか!」ニコッ
shaは少し嬉しそうな表情を見せた。
この前は怯えられてたけど、少しだけ心を開いてくれたかな。