テラーノベル
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ソア
「……好きになっちゃダメって、何。」
静かな教室。
外では、
また雨が降り始めていた。
テオは答えない。
ただ、
苦しそうに俯いている。
ソア
「意味分かんない。」
テオ
「分かんなくていい。」
ソア
「よくない。」
胸が痛い。
期待させるくせに、
突き放す。
そんなのずるい。
ソア
「じゃあなんで優しくするの。」
テオ
「……。」
ソア
「なんで電話してくるの。」
「なんで名前呼ぶの。」
「なんで――」
テオ
「ハン・ソア。」
低い声。
それだけで、
言葉が止まる。
テオ
「これ以上聞くな。」
ソア
「嫌。」
気づけば、
涙が滲んでいた。
ソア
「私は…っ、」
“知りたい。”
そう言いかけた瞬間。
ガタンッ
突然、
教室のドアが開く。
アリン
「……やっぱりここ。」
ソア
「。」
アリンはソアを見ると、
少し困ったように笑った。
アリン
「ごめんね。」
ソア
「え…?」
アリン
「テオ、帰ろ。」
テオ
「……。」
アリン
「また倒れたいの?」
その瞬間、
ソアの心臓が止まりそうになった。
ソア
「倒れる…?」
テオは何も言わない。
ただ静かに、
拳を握っていた。
アリン
「ソア。」
「あなた、まだ何も知らない。」
雨の音だけが、
静かに響いていた。
コメント
2件
なんか文字ちっちゃくなった?