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楓です
今回は個人的に大好きだけど、マイナーcp?なのか全然供給のないcpを書きます
供給ないの悲しいですね。そもそもyk左、gn右が全然ない….これを機にハマる人増えてくれ!!
供給も増えてくれ!
そして先に言っておきますね。自分はネコ攻めが大好きです。ネコ攻めとはなにか…後ほどどういうことか分かると思います
ということで
yk×gn
gn=げ!ん!ぴ!ょ!ん さんです
タチ=挿入れる側
ネコ=挿入れられる側
攻め=リードする、優位な立場
受け=基本的に受け身、従う、(従わざるをえない)立場
の認識でお願いします
yk〈タチ受け〉 gn〈ネコ攻め〉
※地雷さん気をつけて!
yk「」 gn『』
わりと甘々です
注意
この作品はnmmnであり、ご本人様との関係は一切ありません
センシティブな要素が含まれています。はっきり言うとそのセンシティブな要素がメインです
また、他所に当作品を持ち出す行為は一切禁止とします
誤字脱字申し訳ないです
そしてその他至らぬ点も多いと思いますが、ご了承ください
どうぞ
yk視点
眠たくて重たくなったまぶたを擦り、あくびを漏らす
暖かくなり、各地で夏日を観測するようになった春のある夜。久しぶりに雑談配信の枠を取り他愛のない話を独りで繰り広げていた
あくびをしたときに出た数滴の涙を優しく拭い、 時計の方に目を向ければ結構いい時間になっていた。さすがにまずいと思い、 あとちょっと30分くらいで配信を閉じることにした
その後、なにを話したかなんてあんまり覚えていなくて、睡魔が押し寄せて眠気にばかり気が取られていた30分だった
いつもと同じように配信を切って、渇いた喉を潤すために水を口に含ませた
(トントン)
後方から扉をノックする軽い音が聞こえてきた
すぐに水を飲み込んだ。そして、扉に駆け寄り、ドアノブに手をかけてすぐに扉を開けた
『お疲れ』
げんじんさんは部屋の中に入ってきて、目も合わせないまま、ぼくの手を引いた
ぼくより少し背丈の高い恋人に黙ってついて行けば、リビングに着いた
「ありがとう…」
ホットミルクを用意してくれていたようで、二人でソファーに座って、ぼくは黙々とそのホットミルクを飲んだ
ホットミルクを飲み進めるにつれ、体の内側からぽかぽかと温かくなっていき、さらに眠気が増してくる
左手にぬるめの温もりが伝わってきた
そちらの方を見ると、げんじんさんが手を重ねていたようだった。手を裏返して、手を繋ごうとすると、ぼくより速くげんじんさんの方から手を繋いできた
肩にもたれ掛かって、瞬きをするために一瞬目をつむる。すると、今にも意識が持って行かれそうになる。それに「負けるもんか」と、いつもより目を大きく開けて抵抗する
そして気が付けば、いつのまにかコップの中は空になっていた
「…あ」
げんじんさんはぼくのコップが空になったことにすぐに気が付いたらしく、ぼくから優しくコップを取り上げて、キッチンの方へと向かっていった
「ありがとう、げんじんさん」
『うん』
すぐに自分の左手を右手で包み込む。でも左手に与えられた温もりはすぐに冷めていってしまった
ぼんやりと手を眺めて暇を潰していると、足音が近づいて来たのが分かった
ソファーが沈み込んで反発した感覚が伝わってくる
後ろの方から手を回されて、今度は胸の少し下辺りに温もりを感じた。げんじんさんはじっと黙っていて、ぼくの肩に頭を乗せてきた
なんていうか、この感じちょっと恥ずかしい。それに変な視線も感じた。そのせいか、しっかりと潤っているはずの喉も妙に渇いている感じがしてきた
ぼくはこの状況に一気に目は覚めていき、頭は冴えていった
『…焼きパン』
低く、聞き慣れたその声は艶めかしさを帯びていた
それにしっかりと返事をするなんてことは、ぼくには気恥ずかしくてできるようなことじゃなかった。その代わりにはならないだろうけど、応えるために深く頷いた。きっとげんじんさんはそれを凝視していたのだろう
先に立ち上がったのは、またもげんじんさんの方で優しくぼくの手を引いた
本当に短い距離を歩いてたどり着いたのは、ぼくの期待通りの寝室だった
もう眠気なんてのは全くなくて、目を大きく開けて抵抗する必要もなくなっていた
自らベッドに手をつけると、抱き抱えられるように後ろに腕を回された。ぼくはその腕にそのまま体重を預けた
目をつむると唇同士が触れ合い始めた。それと同時に左手に先程よりも若干温かく感じる温もりが伝わってきた。一度失われた温もりはさらに温かいものへと変わって帰ってきたのだ
唇が触れてもすぐに離れていってしまうじれったさを思いの外強く感じて、それを感じてしまう自分に対しての恥ずかしさも多少感じた。ただ、抱きしめられることは心地がよくて心がほわほわとした温かさで埋まっていくのを実感した
そして、やっと舌先が触れ合ったと思っても、またしてもすぐに離れていってしまうのが本当にもどかしい
瞼を上げて目を開けると、続くと思ったキスは終わってしまい、げんじんさんはベッドへと乗り上げた。それに合わせてぼくもベッドへと乗り上げた
お互いが対面になるように座った。そして、体操座りのような体制から、ぼくは脚を広げた
げんじんさんはぼくの顔の前まで顔を持ってきて、膝をぼくの開いた脚の間に置いた
げんじんさんは軽いリップ音を何度も繰り返して鳴らしながらぼくの顎の下を撫でた。それと同時に太ももの内側も執拗に撫でた。げんじんさんの撫でる手は時々ぼくの股間を掠った
別に体制が苦しいとかじゃないのに、ぼくは何度も体制の微調整を行った。だってげんじんさんが素直になってくれないから。太ももばかり触って気持ちいところは時々掠るだけ。だから、手が当たるように試行錯誤することを繰り返したのだ。でも、上手いこと気持ちいところには当たらなかった。
無意識のうちにぼくの視線は下の方に固定された。そうなると、どうしてもげんじんさんの手が視界に映る。長細い綺麗な指。関節の角張った骨。美しい手首のくびれ。それらはとても魅力的に見えた。そして、いつもその手指をまじまじと見ては「この手指にぼくは犯されている」ということを強く再確認していた。正直に言うとその手指を見るだけでも興奮してしまう
その興奮を上手く抑えることができなかったのか、どんどんと自分のモノが大きくなっていくのが見えた
それを見てか、げんじんさんは手を止めて「んー…」と微笑も交えた声で小さく唸った
少し恥ずかしくて、顔を上げて部屋の天井を見つめると、横からきた手に頭を押さえられて強引に下をむかされた
愛撫する手は太ももから脚の付け根の方へと移動した
汗ばんでズボンの生地が肌にくっつく感触が気持ち悪い
気持ちよくなりたいのに、なかなかなれないというか気持ちよくさせてくれない。フェザータッチというほどまでにも行かなくて、全く触れられないのと同じような気もしてきた。だけど、確実に触れられてはいる。そんな不思議な感覚に飲み込まれて、ぼくは固まって石になったかのように身体を動かすことが上手くできなくなっていった。その代わりに瞳を揺らしながらドライアイになってしまいそうなほどに瞬きを減らして、げんじんさんを見つめるようになった。
ぴたっと目が合い、熱い視線を送っては受け取ってを長い間繰り返した。 これでげんじんさんには、ぼくの「早く気持ちよくなりたい」っていう少し汚れた健気で素直な欲求が伝わればいいなと思う
すると、げんじんさんは諦めたように笑みを浮かべて、あまり納得はしていなさそうな表情を見せた。そんな不満の笑みを浮かべながらも、満更もなく、ぼくのズボンを脱がしてくれた
げんじんさんはしばらくなにもしないまま、ぼくの顔を見つめた。薄く開いた目はじっとりとした熱気を帯びた視線放っていた。そして、ぼくはその視線を受け取ることに苦しみを感じた
『…どうして欲しいの?焼きパン。今日はしてあげる、”なんでも”』
げんじんさんはなにかを決心したようにすっと息を飲み込んでからぼくに向けてそんな言葉を並べた。正直になれば、ぼくが正直になれば、げんじんさんも正直で素直になってくれるということだろうか。ぼくは返答を待つギラギラの眼光に魅入られながら、羞恥心を押し殺して恐る恐る口を開いた
「ん…じゃ..あ焦らさないで…。素直に気持ちよくさせて…よ」
『注文はそれだけ?』
一度だけ深く頷く
『…わかった』
すると、げんじんさんはぼくの後方へと素早く回り込んだ
パンツを少し乱雑に脱がせられて、口の中に指をいれられる。その指はぼくの唾液を全て奪い取っていった
既に大きくなったぼくのソレに美しい指は添えられた。自身の生温い唾液越しに熱くなり続けるげんじんさんの美しい指に触れる
一定のスピードで上下に擦られて、それがなんとも卑猥な音を立てた
腰に手を添えられて、骨盤の内側をえぐられるようにして強く手を押し当てられる。その手はどんどんと移動して、尾てい骨の辺りにきた。すると指は円を描くようにして尾てい骨の周りをなぞった。もぞもぞとしてくすぐったい感じがなんとも少しクセになりそうだ
またも目線を下げてそこで固定する。すると、いかがわしい姿へと変貌したぼくのソレとソレを扱うげんじんさんの手が見えた。その手はやはり息を呑むほどに魅力的で、手を追うようにしてぼくは目線を動かした
げんじんさんはテクニシャンで、ぼくの気持ちいところを徹底的に攻めることができるように器用に手首の角度などを動かして調整していた。それはげんじんさんの手指をしつこいほどに観察しているぼくからしたら簡単に分かることだ。きっと、その手首を動かしたりする感覚がげんじんさんには染み付いているのだろう。そうじゃなければ、こんなに自然に手を動かすことは難しいだろうから
またもげんじんさんの手指に釘付けになって惚れ込んでいると、身体がどんどんと熱くなってきた。それはホットミルクを飲んで身体の内側からぽかぽかしてくる安心する感じとはまた違った、グツグツと興奮が煮え立って頭の中から熱くなっているような感じだった
ぼくの尾てい骨をなぞるげんじんさんの手を掬い上げる。指を重ねて、絡めて前の方へと手を持っていく
げんじんさんは、絡め合わせて繋いだぼくの手を思いっきり引っ張った。そんな突然の出来事にぼくは後ろにいるげんじんさんへともたれ掛かる体制になった
少し上を覗けば、すぐに目が合った。その後、かじりつくように唇を塞がれて、思うように息ができなくなる。温かく、少し鋭利な舌先に上顎をなぞられて、快感を受け取ったぼくは好き勝手されるがままだった
げんじんさんが手を一度動かしたことによって、刺激による快感は急激に大きくなり、今にでも絶頂に達してしまいそうなほどまでに追い込まれた。瞼に力を入れて、げんじんさんの手をぎゅっと握る。すると、げんじんさんは手を握り返してくれてぼくの手に圧力がかかった
「ぅ”う…ぁ”っ”“♡♡」
手にかけられた圧力を感じた次の瞬間にはもう、ぼくは絶頂を迎えていた
軽く浮いたぼくの腰を押さえ付けるように、げんじんさんの手がぼくのお腹を押し返す
荒くなった呼吸を整える隙さえ与えられず、ぼくの頬には手が伸びてきて唇同士が触れ合った
お互い喋ることができないため、しばらくの間沈黙が続いた。その沈黙の間、ぼくは余韻に浸ってうっとりとした独特の感覚の中にいた
すっと唇が離れていった。 すると、落ち着かない呼吸音が脳の中で響いた。頭の上に手が置かれた。その手はぼくの頭を撫でながら、優しく髪の毛を梳かしてくれた
『焼きパン、えらかったね』
その声にドキッとしてしまう。ぼくがゆっくりと呼吸のペースを取り戻している中、げんじんさんはティッシュでぼくの溢れた精液を拭き取ってくれた
「げんじんさん…」
『うん』
げんじんさんは目を細めてうっとりとした表情をして、指先ではぼくの首筋をなぞった
「..し…ないの?」
正直顔から火が出そうなほどに恥ずかしい
げんじんさんからの真っすぐな眼差しが刺さる。その眼差しは「そう言うと思った」と言わんばかりで、ぼくの羞恥心を更に煽った
げんじんさんの口元が綻びて笑みが零れた瞬間、胸を押されて、押し倒された
『準備してあるから』
そそくさと効率的に服を脱ぎながら、げんじんさんはそう言った
「いつしたの…」
『焼きパンが配信してたとき』
変態め…
本当にそうなのかは分からないが、ぼくの配信を見ながらシていたのであれば極度の変態ということは確実であろう
げんじんさんはコンドームの入った薄いビニールの袋とローションのボトルを手に取った
そして袋を破り、ぼくに取り付けてくれた。その後すぐにぼくのソレの先の方に微量のローションを垂らした
じっと目を合わせて手を握る
お互いが漏らす吐息に欲情する中、げんじんさんはぼくの上に跨がり、腰を落としていった
ナカにはいっていっているのが、視覚からの情報からでも、聴覚の情報からでも、触覚の情報からでもはっきりと分かった
gn視点
焼きパンの好きなというか、反応のいい対面座位の体制になる
ゆっくりと腰を降ろしていって、丁寧にナカにはいっていくのを確認する
焼きパンの紅く染まっていく頬、逃げるようにしてあちこちに動く瞳孔、唾を嚥下して動く喉。その全てを大切に自分の身体に焼き付けたい
首に手を伸ばして、腕を巻き付ける
顔を覗けば潤んだ瞳が欲しているようで熱い抱擁と接吻を落とす
汗ばんだ肌同士が密着して暑苦しい
上顎を圧迫するように舌で押すと、焼きパンの身体が軽く揺れる。 俺のことを抱く手の平が跳ねて、俺の背中を這った
唇を離すと、可愛らしい柔らかく微笑んだ表情が見えた。今からその笑顔が段々と歪んでいくのだろうと思うと、どうしても興奮を隠しきれない
首元に巻き付けた腕に力を込めて、腰を上げる
密室には肌がぶつかり合う音が響いている
頭や耳、首筋をなぞりながら腰を動かした
焼きパンの甘い吐息が聞こえてくる。頭を下げて俺の首元に頭を埋めてきた。首筋が見える。首筋は汗で濡れきっていて髪の毛が張り付いていた。そしてまた、その煽情的な首筋を指でなぞると、焼きパンの身体がぴくりと震えた
お互いTシャツ一枚だけは着たままで、焼きパンの白いTシャツは汗で少し透けていた
焼きパンの腰をしっかりと抱いて、自分の腰を回す。荒く崩れ出したリズムの焼きパンの息が首元にかかる
過剰に湿度を保つ二人の甘い空間は見るからに甘美だ
俺の首元で震える焼きパンを持ち上げて口づけをする。自分のものなのか相手のものなのか分からない涎を飲み込む。度々顔の角度や向きを変えながら、舌を啜る。俺のTシャツをぐしゃぐしゃにしながら縋り付く焼きパンはもぞもぞと身体を動かし続けて、なになら快感を逃しているようだった
名残惜しいが顔を離して見つめ合う。なんとも言えない焼きパンのおっとりとした表情と、漏れた弱々しい嬌声がとても愛らしかった
体重のかける場所を調節し、重心をコントロールして気持ちいいところにあたるように腰を動かす。まあ、いわゆる前立腺や精嚢の辺りが圧迫されるように調節したのだ。ぐっと圧迫されるのが気持ちいい。蓄積する快楽が逃げないように下唇を噛んで堪える
そんな俺に対してなにか不満でもあるのか、少し睨むようにして焼きパンは痛いほど熱苦しい目線を俺に送ってきた
「…」
『…どうした』
「今日はぼくのして欲しいことしてくれるんだよね…?」
その問に対して素直に頷く
「ねえ。げん、じんさんも…かわいく..啼いてよ」
なにを思って言ったのかは分からないが、その強く、なんとも雄々しい言葉を放った本人は恥ずかしくなってしまったのか俺から目を逸らして頬を紅く染めていた
そうだなー..。焼きパンにはなんだか少し申し訳ないけど俺は啼かないよ?”なんでも”なんて聞こえのいい言葉を言った俺が勿論悪いが、都合の悪く、難しこともあるんだ。あー、どうかわそう…
逆に焼きパンのほうだって自分から攻めるようなことしたことないのに。自分から攻めてくれる焼きパンも見てみたいんだ。俺からしたら
突然の衝動に苛まれ、首に回した腕に力を込めて焼きパンのことを引っ張って自分の体重の全てはベットのマットレスへと委ねた
混乱の表情を見せる焼きパンの腰に脚を回してホールドする
身体を起こして焼きパンの顔を覗き込んで口を開いた
『いいよ、啼かせてみてよ。焼きパン?…俺のこと』
驚いたのか目を丸くした
「…ぇ”っ」
『腰振ってよ』
そんな焼きパンにさらに追い討ちをかけるような言葉を投げかける。だいぶ困ったのか俺に助けを求めるようにして視線を送ってきた
『ダメ。腰振るだけだよ?』
でもまぁ、困るのにも無理もない。だって焼きパンが腰振るなんてこと今までなかったんだから。そら、やったこともないことを「今すぐにやってみて」と催促されてもできないのが当たり前なんだから
難しい表情をしながらなんとか焼きパンは一度腰を振った。俺に腰を脚でホールドされて逃げることもできない焼きパンはその後もたいぶ難しそうな顔をしながら必死に腰を振っていた。こんな感じなんだと俺は新しい感覚を覚えて不思議な気分になっていた。そして、ちょっと下手だけど健気に頑張ってなんとか食らいつく焼きパンが本当に愛らしかった
疲れてきたのか、はたまた快感が上り詰めてきたのか焼きパンは息をあげながらも腰を振っていた
『自分が気持ちいいように振っていいよ…。焼きパン 』
「…っあ、う’ん♡」
なんとなく声が艶めかしい感じがした。本当にかわいい
容赦なく、腰を打ち付けてきてるくせに表情は不安定で弱々しいなのがが不釣り合いで。それもまたいい
自身の興奮もかなり上り詰めてきていて、その興奮を早く解放するために反り立った自身のソレに手を伸ばして、刺激を与える
少し手を伸ばして焼きパンのTシャツをぐっと引っ張る。唇に貪るように食らいつく。ザラザラとして温かい舌が気持ちいい。すると、焼きパンは俺を跳ね返すようにして胸を押してきてその衝撃から、俺は口内から舌を抜き取った。どうしたのかと思うと俺の首元に勢いよく抱き着いて小さく唸り出した。自身のソレに与える刺激を大きなものにしつつ、抱き着いてきた焼きパンの頭を撫でる。明らかにこれまでと比べても息が荒い。焼きパンの腰を脚でホールドする力を強くしてさらに引き寄せる。戸惑い気味であったはずなのに、今となっては快楽を求めるがあまりとても芳しく腰を振っていた
「….っん”ぅあ”..ん♡ッん♡♡」
達したのだろう。相変わらず甘ったれた声で啼くのは焼きパンのほうで、果てた今、大きく息をあげていた。あぁ、かわいい、かわいい、かわいい♡♡どんどんと感情が溢れていく
焼きパンは俺の上にそのまま倒れ込んで、俺の名前を繰り返し呼んでいた
余りにも濃度の高い甘さのガムシロップのような事実に目が眩みそうになりながらも、手を動かして、気付けば自分も大きな絶頂を迎えようとしていた
込み上げてくると感じとった瞬間、抱いている焼きパンの頭を押さえつける。静かに絶頂に至り、下唇を噛む。溢れた快楽が身体中に充満している
あっつ…。熱い、暑い。じめじめと湿気の多い部屋の中が暑くて仕方がない。快楽が身体から抜けていくと、肌にくっついたTシャツがとてもうざくらしく、邪魔に感じた
ようやく焼きパンは俺の上からどいて、横で少し寝っ転がったのち、起き上がって座った
「ちょっ…げんじんさん!これ…w」
なにかと思って、そちらを向くと焼きパンの白いTシャツになにか液体が付着していた。そのときはっとしてその液体がなんなのかがすぐに分かった
『ごめん。焼きパン…』
その液体の正体は俺の精液だった。焼きパン、ほんとにごめん。でもしょうがないちゃしょうがないと思うんだ。だって俺にくっついて離れなかったのは焼きパンのほうだから
近寄ってきた焼きパンは珍しく自分からキスを落とした。一度の軽い可愛らしいキスだ
『…お風呂いく?』
『うん…いこう』
焼きパンの左手をとってベットから立ち上がる。焼きパンの左手というか身体はまだ発熱しているように熱かった。でもその焼きパンの左手は柔らかく、温かく、とても心地が好かった
じめじめと湿気の漂っている部屋を抜け出して歩きだす。そして、すぐ横を向けば隣で微笑んでいる恋人の存在が苦しいほどに愛おしかった
あまり、気恥ずかしくて言えないけどさ…
「愛してるよ」
『ぇー…!うん愛してるよ。げんじんさん….』
驚いたような表情をしたが、すぐに微笑んで言葉を返してくれた。嗚呼愛おしいなぁ….
END