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Luna🍏☃️🍼
最近、明らかに調子が悪かった。
開花期でもないのに花が不定期に咲くようになって、仕事中に急に胸が疼いて、花が咲くこともあった。
このままじゃ、いつか絶対に誰かにバレる。
……もう、めめにはバレたけど
結局、いつもお世話になってる病院に来た。
診察室で上半身を脱いで、先生の前に座る。
💙「最近、咲く頻度が増えてるんです。不定期で、仕事に支障が出そうで……薬、もう少し強くしてもらえませんか?」
先生はカルテを見ながら、ため息を小さくついた。
眼鏡の奥の目が、静かに俺を観察してる。
「渡辺さん……精神的にかなり不安定な状態ですね。 開花期以外でここまで頻発するのは、ほぼストレスと感情の揺らぎが原因です。 あなたの場合、一人で抱え込みすぎてるんじゃないですか?」
言葉が、胸に刺さった。
「……薬は、これ以上増やせません。副作用が強くなりすぎる。 特に、あなたみたいに表舞台に立つ人は、長期的に見て危険です。」
先生は真剣な顔で続けた。
「パートナーや、頼れる人はいますか? 特に……オーナーのパートナーがいれば、心の安定に一番効果的ですが。」
俺は少し間を置いて、首を横に振った。
💙「……いません」
先生は頷きながらも、注意を促すように言った。
「オーナーとの関わりには、十分気をつけてください。 プラントの花はオーナーを強く魅了し、依存させてしまいます。 あなたが花を渡してしまった場合……相手にとっては、かなり強い影響が出る可能性がありますよ。」
その言葉で、頭の中にめめの顔が浮かんだ。
俺、めめに余計なことしちゃった。
めめのためを思ったのに、逆に苦しめてしまったのかもしれない。
先生は優しく、でもはっきりと言った。
「渡辺さん、私は『絶対にパートナーを作れ』とは言いません。 ただ……プラントとしての自分を拒絶しすぎないでください。 ありのままのあなたを、大切にしてあげてください」
💙「……はい」
「今、あなたの中には”プラントである自分”への恐れや毛嫌いが強すぎます。 その拒絶が、花の暴走を招いているんですよ」
先生はカルテにペンを走らせながら、最後に静かに告げた。
「このままでは、いつか花に支配されてしまいます。” ウィザー”という状態に陥る危険性が高まりますよ。 強い疲労感、虚無感、不安感……心身のバランスが崩れて、立つことも難しくなる。 きっちり、自分のケアをしてあげないと」
診察室を出るとき、俺は足取りが重かった。
薬は結局、量を増やしてもらえなかった。
……俺、プラントとしての基本的な知識が疎かすぎた。
花を渡す意味も、相手に与える影響も、ちゃんと理解してなかった。
プラントである自覚を、もっとちゃんと持つべきだったのに。
ずっと隠して、普通の人間として生きたかった……そのツケが、今来てる。
俺はめめに、花を渡してしまった。
求婚に近い意味だって、後から知った。
めめはきっと、その意味をちゃんと理解してるはず。
あんな強気でかっこつけて、
「これ食ったら少しは抑えられると思う」自分が言った言葉が頭の中でリピートされる。
めっちゃ恥ずいじゃん。
会う顔がない。
ほんとに、めっちゃ恥ずかしい。
コメント
12件
いや、さいこうすね、、、、続き待ってます♡
