epilogue
しょっぴーと繋がれたのは、それからまた3ヶ月ほど経ってからのこと。しょっぴーは、俺の下で、感極まってまた涙を見せた。
それまでお互いに手や口で愛しあったり、しょっぴーの受け入れる部分を、指で拡張していく長い努力の期間を経て、2人でようやく繋がれた時には、俺の胸にも流石にグッとくるものがあった。
痛みと不快感に耐え、健気に笑顔を見せるしょっぴーの、その一生懸命な想いに胸を打たれて、俺も中でイクまでやるのは遠慮した。
手で扱き、しょっぴーのお腹の上に欲をぶち撒けたところで、しょっぴーを抱きしめる。
しょっぴーは、俺で気持ちよくなって欲しかったのに、と拗ねた。
🖤「そのうちね。ちゃんと2人で気持ちよくなりたいから」
💙「……そっか」
もうキスに緊張することもない。
会うたび、ふとした瞬間に愛しさが込み上げてきてキスをするので、その後、仕事中にまでそのくせが危うく出そうになって、俺は何度もしょっぴーに怒られることになる。
順調な毎日の中、ラウールが言った。
🤍「おめでとう、めめ。しょっぴーとお幸せに」
🖤「は?なんで?」
🤍「部屋に入る時は、玄関の鍵くらい、掛けときなよ」
そう言って、顔を赤らめた弟の口を俺は慌てて塞いだ。
🖤「絶対に言うなよ、本人に」
🤍「言ったらどうなるかな?」
悪戯っぽく笑う小悪魔を、俺は高額なプレゼントで買収した。
🤍「めめ、必死だね」
🖤「当たり前」
🤍「それだけ大切な存在ってこと?」
🖤「まぁな」
俺を眩しそうに見上げるラウールの目の端に光るものが見えたのは、気のせいだったと思うことにした。
ここでそのことを口にしたら、もう友だちには戻れなくなるだろう。
💙「めめ、ラウール」
今ではうまく恋心を隠せるようになった愛しい恋人は、笑顔で俺たちに寄って来た。
おわり。
コメント
8件
う〜〜〜😭😭🎉🎉 良かった〜。 でもさ〜💦えっとラウール💦?
はぁーーー良すぎた🖤💙 お疲れ様でした😊