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[とある大国の兵士の会話音声データ2]
1ーなぁ”魔女”の話なんだがー
2ー……また”魔女”の話か?ー
1ーそうなんだよ!実は”魔女”が突然いなくなったのが__様が”魔女”の船を壊したとかー
2ーその話本当か!?ー
1ーうわっ、妙に食いつきいいなー
2ーあ、あぁ、すまない………なんで__様はそんなことをー
1ーそれがな__様は”魔女”を神としてじゃなくて戦争の戦力にしようと考えていたとかー
2ーどういうことだ?”魔女”はトリオンが神並みにあったんじゃないのか?ー
1ーそれが”魔女”のトリオンのことは俺らみたいなしたっぱまで回ってきたー
2ーあぁ、俺もその話聞いて神になるんだなと思っていたからなー
1ーそれだよ、それー
2ーなにがだ?ー
1ー__様はトリオンを計測するときにトリオンを誇張して見せて周囲に魔女が神になるっていうのを広めたらしいー
2ーそれでどこにも行けないように”魔女”の船を……?
1ーわかんねぇけどな。結局、”魔女”は隠密行動得意みたいで逃げられたけどなー
2ー………そうだな。 本当にハイレインはそういうことをしたがるなー
1ーバカっ、その名前をだすなー
2ーえ、……あ、わりぃついー
1ーこの会話も誰かに聞かれてるかもしらないんだからなー
2ーあぁ、分かっているよー
?ー本当、気をつけなくちゃー
1ー!?……あ、キラートー
2ーもしかして今の話……ー
ー………ハイレインには黙っておくよ。早くいきなー
2ー………分かったよー
1ーあぁー
ー早く盗聴器回収しないと……ー
カガッ、……ッゴゴ
ー……!?くっそ、ハイレインめ!ー
ギギ……ゴガッ……
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『千佳ちゃんどこ行ったの……』
千佳ちゃんを追いかけて警戒区域の前まで来てしまった
空閑「……入るぞシュナ」
『ま、いるとしたらここだね』
建物の影を使ってボーダーにバレないように進んでいく
『……遊真、千佳ちゃんいた』
私が一歩踏み出した時
ピロリンピロリン
『え?』
どこからか着信音がして
ドォォンと千佳ちゃんがいた場所に瓦礫が崩れ落ちてきた
あれはバンダーか
『千佳ちゃん!………遊真?………向こうか』
瓦礫を避けてそのの向こうへ行く
『遊真、千佳ちゃん!大丈夫か!』
空閑「あぁ、俺も千佳も大丈夫だ」
雨取「え、……朱南、さん?」
『そう、怪我は……なさそう』
空閑「オサムくるっぽいから」
『そう、なら大丈夫か』
するとバンダーのヘイトが別のとこに向かった
『修くんだ』
バンダーの先には戦闘している修くんがいた
空閑「おーやるじゃん、さすがB級隊員」
今更だけどB級とかC級とかなんだろ
三雲「千佳!!」
空閑「……へ?」
『ん?』
三雲「なんでおまえが警戒区域に入っているんだ!バカなことはやめろ!」
雨取「ごめん、街の方にいたら危ないと思って…」
『修くん落ち着きな』
三雲「でもここは危ないですし」
『無事だったらいいと思うけどな』
空閑「おれもそう思うな。それより2人は知り合いなのか?」
三雲「あぁ、今日は千佳と合わせたくて呼んんだ」
『千佳ちゃんと?』
三雲「3人の力を貸してくれ。……こいつは近界民を引き寄せる人間なんだ」
空閑「ふむ……?」
『近界民を引き寄せる人間……?』
あの後、付近にボーダー隊員がいるということだったから弓手駅まで移動した
といっても昔の弓手駅だけど
今はレプリカが千佳ちゃんのトリオンを測っている
空閑「オサムとチカって付き合ってんの?」
『んっ……ぐ』
そこ突っ込む?今?
けど
『私も気になる。どうなの修くん?』
三雲「朱南さんまで!?てか千佳はお世話になった先輩の妹ってだけで!」
空閑「ふーん、まあいいけどさ」
『けどそんな先輩の妹がはっきり近界民に狙われているんでしょ?』
空閑「ボーダーに助けてもらえばいいじゃん」
三雲「……それは……」
『なんかワケあり?話してみなよ』
千佳ちゃんの昔の話
三雲「千佳は他の人間を巻き込みたくないらしい」
『………』
この話を聞いて気づいたことがある
なぜ千佳ちゃんの兄はボーダーに助けを求めなかった?
もちろん千佳ちゃんの
“頼りたくない”
という人に助けを求めることの恐怖を考慮しているのだろう
それでも助けを求めないのはおかしい
千佳ちゃんもきっと
“頼りたくない”
という感情じゃなくて
“信用できない”
じゃないのか?
こないだのイレギュラー門はともかく
調べた限り、近界民が出るのは警戒区域の中だけ
もし近界民が千佳ちゃんを襲おうとしたところでボーダーが処理できるはず
なのに自ら危険を冒してまで警戒区域まで行っている
今はもう市街地に近界民が出ないから大丈夫なはずなのに
それほど昔のトラウマが染み付いているのか
空閑「……ナ!……シュナ!!」
『あ、ごめん遊真』
ふと現実に戻る感覚がする
………きっと考えすぎだ
空閑「シュナ見ろ!」
『……これって千佳ちゃんのトリオン……?』
光を放ち目の前に広がるキューブ
『こっちと関係なく生活していてこんなにも……?尋常じゃない』
三雲「とりあえず、千佳が狙われる理由は分かった。これからどうするかだ」
『警戒区域の近くにいない限り大丈夫な気はするけど……ボーダーに助けてもらうのが一番良策かな……』
空閑「けどチカはいやなんだよな?」
雨取「……うん、あんまり他の人に面倒かけたくない……」
『面倒と感じるとは思わないよ?』
雨取「でも今まで1人でにげてこられたから逃げてこられたから……」
『”大丈夫”……って言いたいの?』
雨取「え、えっと」
『言い方キツくなるけど、今までなんとかなっててもこの先どうなるかは分からないよ』
三雲「そうだそ千佳!そんな大丈夫なんて…」
コツコツ
足音が2つ
こちらに向かってきていた
「動くな、ボーダーだ。」
『!?っ』
向かってきていた足跡の正体は
三輪先輩と米屋先輩だった
三輪「間違いない、現場を押さえた。ボーダーの管理下にないトリガーだ」
なんでここに2人がいるの
まさか付けられていた……?
一番考えられるのは警戒区域から……
『いつもなら気づくんだけどなぁ……』
三輪「近界民との接触を確認。処理を開始する」
三輪/米屋「「トリガー起動」」
米屋「さて、近界民はどいつだ? 」
やらかした
レプリカを見られた
それにこないだの米屋先輩からの話
『っ………』
米屋「やっぱり朱南ちゃん、近界民だったの〜?」
『………』
違う
そう言おうとしたのにどうなんだろう
実際、近界民に寝返った側だから
三輪「今、そのトリガーを使っていたのはそっちの女もだ。」
『ちがっ、千佳ちゃんは』
米屋「初の人型近界民2人とも女の子から〜ちょっと殺る気削がれるな〜」
『だからっ、』
三輪「油断するなよ。どんは姿だろうと近界民は人類の敵だ」
三輪先輩から近界民に対する強い憎悪を感じる
きっと、近界民じゃなくても肩入れしている時点で嫌悪を抱くだろう
三輪「ま、待ってくださいこいつは……!」
空閑「ちがうちがう、おれだよネイb…」
『近界民は私です』
遊真の言葉を遮っていった
けど、2人とも分かってるはずだ
私が遊真をかばっていることに
三輪「間違いないだろうな?」
『そうです』
数秒の沈黙を破ったのは
三輪先輩が打った2発の銃声だった
銃弾は遊真と
生身の私に飛んでいった
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ただの宣伝
どうも
親に買ってもらった本が百合だと気付かなかったバカの作者です
こっちの方放置しててすみません🙏
多分大規模侵攻らへんで大まかな完結予定なのでご付き合いください……
(多分番外編出します)
そして!今出してるワートリの新作が
「狂気の沙汰」
という題名なので読んでいただくと作者が飛び跳ねて喜びます
新作は結構作者的に凝った作品に仕立ててまして
前回の話で出したようにサイコスナイパーの話なんですが
誕生石の石言葉、誕生花の花言葉
そして家庭環境とサイコになった精神状態
あとビジュアルですね
この辺頑張ったので是非読んでみてください……!