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番外編72『恋愛相談乗ってください!2』前編
『あの、麻里衣様。貴方に是非相談したいことが……。』
ここはデビルズパレス。私はこの世界で探偵として仕事をしている。だが、時折、たまに、
専門外の依頼が来ることがある。
『まずは、お話を聞きましょうか。』
『ありがとうございます!』
『あれ?お姉ちゃんお仕事するの?ってその人は?』
『あ、貴方は…麻里衣様の妹ですか?本当にそっくりですね…。あ、申し遅れました。私はソフィール家の一人娘。ソフィール・レンカです。』
『お姉ちゃんの依頼人か!初めまして!百合菜です!』
『は、初めまして。あの、出来れば百合菜様にもご一緒して欲しいんです。』
『私も?』
『はい。今日は恋の相談なので…女性にしか話せないので…。』
(これはまた専門外ね。まぁいいか。)
『かしこまりました。ではこちらへ。』
ドローイングルーム
『それで、恋愛相談というのは…。』
『はい、私には好きな人がいるんです。つい最近好きになったばかりなのです。ひ、一目惚れで……。 』
『きゃー!一目惚れだってお姉ちゃん!』
『百合菜静かに……。』
『私が道に迷っていた時、その方は優しくエスコートしてくれたんです。』
『へぇ…お優しい男性ですね。』
『はい。その人お花が好きな方なのか最後に薔薇を渡してくれたんです。『いい一日になりますように。』って。私より背は少し高くて、赤と白の髪をして…。ピアスをつけていて…。』
『……。』
(1人身内に心当たりがある人がいるわね…。)
『お姉ちゃん、まさかこの人…。』
百合菜がコソコソと私に話す。
『百合菜、分かってる。今はとにかく話を聞きましょう。』
『またお会いしたいです。アモン・リード様…。』
((やっぱり…!!))
『お姉ちゃん…。』
『あの、アモン・リード様は麻里衣様の執事ですよね?』
『え?えぇ…。』
『お願いします!私とあの方の仲を取り持ってください!』
頭を下げられてしまう。
『お、お姉ちゃんどうするの?』
『どうするって言われても…。』
(アモンの好きな人は…自分で言うのはなんだけど、私だし、でもこのキラキラした目の前で真実を告げる訳にもいかない。かと言って断れない…。)
『と、取り持つとは具体的に何をすれば?』
『僭越ながら…デートをしたいんです。
まずお互いのことを知ってからお付き合いを申し込みたいんです!』
(あぁ…この人は直球勝負でいくつもりなのね。)
『お互いのことを知らないのに告白しても玉砕してしまうでしょうから…。』
『その心意気だけは凄いと思います。』
『では、引き受けてくれるんですか?』
『分かりました。上手くいくかは分かりませんが…。』
『ありがとうございます!』
こうして、アモンとレンカ様の仲を取り持つことになった私達。
アモンには秘密にして欲しいと言われたので
アモンには明日とある女性と会って欲しいと告げた。
『まぁ、主様の頼みなら…。』
『ありがとう。じゃあそういうことだから。』
『りょ、了解っす。』
アモン以外の2階執事には話しておく。
『なるほどな…そりゃ複雑だな。』
『ホントの事は話せないですもんね…。』
『よし、心配ですから明日俺たちも一緒に行きます。』
『私も行くよ!お姉ちゃんと一緒に聞いてたし。』
『ありがとうみんな。じゃあ明日よろしくね。』
翌日――
『ここのベンチに座って待ち合わせしてるんすか…。どうせなら主様とデートしたかったっす。』
ぷち
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『お、お待たせしました…。』
『ん?あれ?あんた見たことあるっすね。』
『は、はい。この前道に迷っていたのを助けて頂いた…』
『あー!思い出したっす。』
(主様が言ってたのはこのことっすか。)
『改めてお礼がしたくて今日はお誘いしたんです。ご迷惑でしたか? 』
『まさか。わざわざありがとうございますっす。じゃあ行くっすよ。』
『はい!』
『エスコートは大丈夫そうね…。』
『うん。心配してたけど大丈夫そうだね。』
『あの人凄く顔真っ赤…。』
『緊張してるんだろうな。』
『だけど、主様も複雑だろう。』
『…えぇ。そうね。』
心の中で罪悪感という名の何かがモヤモヤ膨らむ。
次回、後編へ続く
コメント
1件
あら、恋愛相談か〜!麻里衣、自分の執事であるアモンの恋の仲を取り持つことになって複雑な心境ね…(笑)。でもレンカの真っ直ぐな告白心意気は素敵だし、アモンもまさかデート相手がレンカだとは気づいてなさそうで、この後どうなるか気になるわ!後編も楽しみにしてる🔥