朝
「私、なんか怖くなっちゃって、今日は大学休むね。」
「分かった。じゃあ僕は行ってくるね。家事とかは何もしなくていいからね。」
「分かった。行ってらっしゃい。」
ガチャ
あいつの死体見つかったのかな?まぁ流石に見つかってるだろ。てか、涼音さん、すっぴんめっちゃ可愛かったな〜。化粧してる時はちょっとギャルくて可愛いけど、すっぴんは清楚系って感じで可愛い〜!
「おはよ〜優馬。」
『おはよう。陽樹。』
「元気ないな。」
『当たり前だろ。今朝のニュース見たか?』
「見てないわ。」
『俺らの大学の近くで人が刺されてたらしいぞ。』
「マジかよ。」
『お前のこと疑ってる訳じゃないんだけどさ、お前が犯人なんじゃないかなって思うようになってさ。』
「どうしたいきなり?」
『なんか、お前って前はさホラゲーとかで怖がってたのに、ここ最近の事件聞いても無関心だし。あと今回の事件、お前ん家マンションの近くの公園なんだよ。』
「…俺なわけないだろw」
『だといいんだが…今日お前ん家行っていいか?』
「良いけど。女いるよ?」
『分かった。』
ポチポチ
【すぐ帰ると思うけど男友達が家に来る。】
ピコン!
【分かった。私はどうしたらいい?】
ポチポチ
【悪いけど寝室に行っててくれる?】
ピコン!
【全然大丈夫だよ!あと何分くらいで帰ってくる?】
ポチポチ
【あと4、5分くらいかな。】
ピコン!
【分かった!】
ガチャ
「ただいま〜」
「おかえりなさい〜!お茶用意してるよ〜。」
『えぇと。合コンに来てた涼音さんだっけ?』
「そうだよ!お久しぶりです!」
「まぁ中入ろうぜ。」
「で、何でうちに来たんだ?」
『やっぱり、お前が犯人だろ!』
「は?」
『昼、お前が離席した時にカバンの中見たんだが、包丁が入ってたぞ!』
「…人のバッグの中見るなよ。」
バレてしまったならしょうがない。俺の中では頼れる方だったのによ。まぁ、俺には涼音さんが居ればなんでもいいや。あれ、バッグの中に包丁がねぇな。こいつ回収したな。まぁ殴り殺せばいいか。
「今までありがとな。」
『そうやって、何人も人殺して来たのかよ!』
「声荒らげると近隣の人に見つかるから、黙って死ねよ。」
バン!バン!ドン!バコ!
「はぁはぁ。」
「陽樹くん…?」
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