もっけ事件から数日した桜蘭では何時もとかわらず騒がしい
だが、それとは反対に裏では静かになっている
静かになっている場所、それは三階の男子トイレ
そこでは七不思議の一人花子くんがもう一人の七不思議の花子ちゃんを叱っていたのでした
花子ちゃん
「もう、反省してるってば!」
花子くん
「何が反省してるだ!、お前!これで三回目だぞ!」
花子ちゃん
「だから!もうしないってば!!」
花子くん達がそう騒いでいるとドアが開きハルヒが入ってきた
ハルヒ
「お待たせ、光達に捕まって、、、ってどうしたの?二人共何か合ったの?」
そうハルヒが言うと青杖代と遊んでいた猫が言った
猫
「あー、花子ちゃんがイタズラして怒られてんの」
ハルヒ
「イタズラ?誰に?」
猫
「怒ってる本人に」
ハルヒ
「怒ってる本人って、、花子くんに?」
猫
「おう、イタズラって言っても物隠しとかドッキリとかだったんだがな」
犬
「今回のは少しやり過ぎましてね」
ハルヒ
「あ、犬居たの?気付かなかった、、」
犬
「ほほ、つい先程来ましてね、、話を戻しますぞ、今回のイタズラは花子くんにもっけ達をぶつけると言う物理のイタズラでしたが、、」
ハルヒ
「でしたか?」
犬
「もっけを投げたのは良いものの、当たった所が悪く、水の中に落ちまして、、つい先程着替え、、こうなっております」
ハルヒ
「なるほど、、、、」
花子くん
「次やったら!一週間夜の見廻りと結界と境界の管理な!!!」
花子ちゃん
「一週間!?!?、せめて2日!」
花子くん
「却下!」
花子ちゃん
「そ、そんなぁぁぁぁ!!!!!」
そう騒いでいるともっけが現れて花子くんの頭に乗っかった
花子くん
「もっけ!、降りろ!今忙しい!要件なら後、、」
花子くんが言いかけているともっけが言った
もっけ
「祓いや何とかしろ!、いい加減我慢の限界だ!」
花子くん
「あ?、祓いや?、、あぁ、、どっちのだ?」
もっけ
「弟だ!」
花子くん
「あー、はいはい何とかしとくよ」
花子くんがそう言うとハルヒが祓いや?、弟?と考えていると花子ちゃんが教えてくれた
花子ちゃん
「あれ?、ハルヒお姉ちゃん知らない?」
花子ちゃん
「源家って言うんだけど、、」
ハルヒ
「源家?、、何か聞いた事があるような、、」
ハルヒが首を傾げていると花子ちゃんがマジか、、と言いながら教えた
花子ちゃん
「源家は代々、妖怪、怪異を祓ってる家柄であり結構なる名家、名門だよ」
花子ちゃん
「そして、その血を引き継いでいる兄弟」
花子ちゃん
「長男源灰、次男源優」
花子ちゃん
「長男は今、三年生で次男は今年高等部に入ったから一年生なんだ」
花子ちゃん
「それで、次男はハルヒお姉ちゃんと同じクラスなんだけど、、」
花子ちゃん
「ハルヒお姉ちゃん、、少しは自分のクラスの名字覚えようよ、、」
そう花子ちゃんが説明するとハルヒは思い出しかのように手をポンとやった
ハルヒ
「あー!、そう言えば居たね!」
ハルヒ
「思い出したよ!」
花子くん
「思い出したよって、、覚えて下さいよ、、」
そうトイレに居る全員が花子くんの言った事に頷いた、無論ハルヒを除くが
猫
「ま、まぁ、その話して後にしてよ」
犬
「今は、源家の弟ぎみを何とかしませんと」
花子ちゃん
「何とかって言う言われてもさー、うちらの事調べてるんでしょう?、何かしたら絶対に祓われるって」
花子くん
「それに、俺達が出たら逆に面倒事になりかけない」
花子くん
「災厄、向こうが仕掛けて来たらやり返すとなるが」
花子くん達がどうするかと考え悩んでいるとハルヒが言った
ハルヒ
「なら、自分が何とかしょうか?」
花子ちゃん
「え?、ハルヒお姉ちゃん良いの?」
花子くん
「確かに人間のハルヒさんなら出来ますけど、、バレたら大変です、、」
ハルヒ
「バレたら、バレたで全部言うよ」
犬
「止めて下され、弟ぎみが儂らを消しに来ます!!」
ハルヒ
「別に良くない?」
話し合った結果
ハルヒ
「やっぱり、自分が何とかするしかないよね」
ハルヒ
「花子くん達の事は隠しつつ、聞かないとな」
ハルヒがそう言って、階段を昇ろうしていると後ろから声を掛けられた
???
「藤岡!、此処に居たのか探したぜ!」
ハルヒ
「え?」
振り返るとそこには、自分が探していた源優がいた
ハルヒ
「源くん、どうしたの?」
ハルヒ
「自分を探してたって?」
ハルヒは自然に聞くと優は言った
優
「おう、実は聞きたい事があってよ!」
ハルヒ
「聞きたい事って何かな?」
とハルヒが聞くと優はこう言った
優
「あのよ、藤岡って噂の七不思議、、」
優
「3階のトイレ掃除してるって聞いてよ、そのよ何か変な事とか起こったりしてないか?、、その気になってよ!」
ハルヒ
(あ、うん、分かってたこうくるって)
ハルヒ
(何もないって言おう)
ハルヒ
「特に何もないよ?、花子さんとか全く出ないし、平和だよ」
そう言ってハルヒは今度はどうして七不思議の事を聞いたのかを聞いた
ハルヒ
「源くんって確か祓いやの家柄なんだよね?、その七不思議を調べてるの?」
とハルヒが聞くと
???
「それは、今いる七不思議が謎すぎるからだよ、藤岡くん」
後ろから声が聞こえ、ハルヒが後ろを向くとそこには優の兄である灰がいた
優
「兄ちゃん!、何時から居たんだよ!」
灰
「ついさっきだよ、僕も藤岡くんに七不思議の事聞きたかったからね」
ハルヒ
(源先輩も?、、花子くん達の事を自分に話しを聞きに来た、、)
ハルヒ
(、、けど、、七不思議の事、、花子くん達の事、、知りたいかも)
ハルヒ
「源先輩、謎すぎるってどういう事ですか?」
と言うと灰は教えてくれた
灰
「実は、この桜蘭には怪異が前までは余り居なかったんだけど、、ある噂が流れ初めてから怪異が増加、沢山居るようになった」
ハルヒ
「ある噂って、、」
灰
「そう、七不思議の噂が流れ初めた事にね」
灰
「だから、藤岡くんがトイレ掃除してるって聞いてちょと、様子を知りたいと思ってね」
ハルヒ
「そうなんですか、源くんにも言いましたけど何もないですよ?」
ハルヒがそう言うと灰はえ?と言ったあと笑いながら言った
灰
「源くん?、、フフ、、優、、フフ」
優
「ちょ!、兄ちゃん笑いでよ!」
ハルヒ
「え?、、源くん?源先輩何で笑って、、」
優
「藤岡が名字の後、くんとか先輩って言ってるからだよ!、、頼むから俺はしたの名前、優って呼んでくれ!」
ハルヒ
「う、うん、、分かった?」
とハルヒが言うと優がゴホンと咳払いをしたあと言った
優
「そ、そうなんだよ、兄ちゃん」
優
「藤岡に聞いても、何も無いって言っててさ、七不思議何て居ないんじゃあないかな?」
優がそう言うと灰は首を降った
灰
「いや、七不思議は存在してるよ、優」
灰
「存在してなければ、、*あの惨状*はあり得ない」
優
「けど、、*あの惨状*に七不思議か関係してるって証拠がないしさ」
ハルヒ
(*あの惨状*?って?)
ハルヒ
「ねぇ、優くん」
優
「優で、良いぜ!俺もハルヒって呼ぶからよ!」
ハルヒ
「うん、じゃあ、優聞いても良いかな?」
ハルヒ
「*あの惨状*って何?」
ハルヒが優に聞くと優は灰に言って良いか聞くと灰は頷き、優は話し始めた
優
「実は此処桜蘭には大規模な境界、、怪異達が棲んでた都市があったんだ」
ハルヒ
「え?、怪異が住む都市何かあるの?」
優
「おう、ほとんど大人しく暮らしてるんだぜ」
ハルヒ
「へぇー、でその都市がどうかしたの?」
優
「実は、、一週間前ぐらいに、、消えたんだ、、」
ハルヒ
「え、、、消えた、、って?」
優
「おう、、消えたって言うより、、一夜にして崩壊したって言った方が良いのかも知れない、大規模にあった都市が一夜にして燃え尽きたんだ」
ハルヒ
「一夜にして?!」
優
「あぁ、だからもしかしたら七不思議が関わってるんじゃあないかなって思ってよ」
優
「俺達調べてたんだ!」
と優が説明してくれると灰が言った
灰
「けど、調べても調べても何も情報は出てこなくてね、行き詰まってるんだ」
灰
「けど、、調べないと行けない、、」
灰
「何故、七不思議が現れた?」
灰
「のかをね、、、」
ハルヒ
「そうですか、、」
ハルヒ
(、、、花子くん達なら何か知ってるかな?、、知ってるなら教えてもらおうかな)
ハルヒ
(それに、、花子くん達の事も自分は、、全く知らない、、)
ハルヒ
(教えてくれるかな?)
ハルヒがそう思っていると時計塔のベルがなった
ハルヒ
「あ、すいません自分これから、トイレ掃除に行かないと!」
灰
「そうなんだ、ごめんね呼び止めちゃって」
ハルヒ
「いえ、大丈夫ですよ、では失礼します」
そう言って、ハルヒは花子くん達が居るであろう屋上に向かった
屋上
ハルヒが屋上のドアを開けるとそこには花子くんと犬がおり、何故か花子くんはを笛を持っていた
それに気付いたハルヒは花子くんに聞いた
ハルヒ
「あれ?、花子くんと犬だけ?花子ちゃんと猫は?それに、、何で花子くんは笛、、持ってるの?」
とハルヒが聞くと花子くんは言った
花子くん
「二人なら、、*向こう側*へ先に行きましたよ」
ハルヒ
「*向こう側*って?、何?」
犬
「それは目が覚めてから分かりますよ、ハルヒ殿」
犬がそう言うと花子くんは笛を吹き始めた
~♪♪♪ ♪~~~♪
笛を音を聞いて行っていると段々と眠気か襲ってくる
ハルヒ
「あ、、、なに、、これ、、、」
犬
「大丈夫ですよ、、少し眠るだけ、、お休みなさいませ」
そう犬が言っているとハルヒはもう意識が無くなりかけておりうっすらだが聞こえた
ハルヒ
(も、、もう、、だめ、、、)
そして、ハルヒは静かに眠りについた
眠りを確認した犬は花子くんに眠ったと言うと花子くんは笛を吹くのをやめた
花子くん
「眠ったか、、、犬、、ハルヒさん運ぶぞ、、*ハルヒさんを目覚めさせないように*」
犬
「分かっておる」
花子くんはハルヒをお姫様抱っこし屋上から去った
そして、花子くん達が去ったのを確認し
現れた、三人の青年達は急がないとと言って消えて行った
???(桜蘭屋上)
ハルヒが眠っていると花子ちゃんが現れた
花子ちゃん
「ハルヒお姉ちゃん、、いらっしゃい」
花子ちゃん
「直ぐに安全な場所に移動するね」
花子ちゃんはそう言うとハルヒを抱き上げ屋上から消えた
屋上から移動した花子ちゃんはある所に向かうために浮いた
向かった先は時計塔の最上階
最上階に着くと時がおり花子ちゃんを出迎えた
猫
「おー、時間どうりだな」
花子ちゃん
「うん!、猫、鍵貸して!」
猫
「へいへい」
そう猫は尻尾で鍵をとり花子ちゃんに渡した
花子ちゃん
「ありがとう」
花子ちゃんは鍵を受けとると鉄格子の鍵を開けた
中に入るとベッドにハルヒを下ろし
近くの机に水と食べ物を置いてから中から出て鍵を掛けた
鍵の掛ける音を鳴ったと同時にハルヒは目を覚ました
ハルヒ
「!、花子ちゃん!」
花子ちゃん
「あれ?、ハルヒお姉ちゃん起きてたの?」
花子ちゃん
「あー、寝た降りしてたんだね!」
ハルヒ
「うん、してたって!此処から出して!」
ハルヒはベッドから起きて鉄格子を掴み言った
花子ちゃん
「、、ごめんね、それは出来ない」
花子ちゃん
「ハルヒお姉ちゃんが居ないと*繋がり*が無くなるからね」
ハルヒ
「繋がり?、何の?」
花子ちゃん
「ごめん、言えない」
そう花子ちゃんが言うとハルヒはこの話は止めて、灰達の話していた事を聞いた
ハルヒ
「ねぇ、、花子ちゃん、、聞いても言いかな?」
花子ちゃん
「うん、、何?」
ハルヒ
「その、、優から聞いたんだけど、、その、、桜蘭の、、その怪異達が住んでた大規模な都市があったって聞いてさ、、」
ハルヒ
「けど、、一夜にして消えたって、、その、、聞いてさ」
ハルヒ
「何か、、、」
ハルヒは知らないかと聞こうと顔を上げた
だが、上げた事を後悔した
何故か、
花子ちゃんの顔が感情が見たことのない表情をしていたからだ
そして、少し間をあけて花子ちゃんは言った
花子ちゃん
「、、、ハルヒお姉ちゃんは知らなくて良いの、、知らなくて、、いい、、」
ハルヒ
「え?、、、」
花子ちゃん
「だから!、、知らなくて良い!!」
花子ちゃん
「良いの!!!!」
花子ちゃんは怒鳴り言うと猫がハルヒに言った
猫
「なぁ、、藤岡、、お前は、、」
猫
「俺ら、、俺達を*置いて行ったりしたりしないよな?、、アイツら*のようによ」
ハルヒ
「え、、、猫?、、何言って、、」
猫
「置いて、、行かない、、で、、」
そう言って猫が泣いてしまった
そして、花子ちゃんも猫に釣られて泣いてしまいもう話しが出来る場面ではなくなった
ハルヒは何とかして、花子ちゃん達を泣き止ませようとするが出来なかった
ハルヒ
「どうしたら、、」
ハルヒがそう一人言うと
???
「任せて、、くれ」
???
「俺が何とかする」
ハルヒ
「え?」
ハルヒが声の聞こえた方を向くとそこには黒髪の青年がいた
ハルヒ
「君は、、誰?」
黒髪の青年
「俺は、、、黒って呼べコイツらの、、仲間とでも思え」
ハルヒ
「じゃあ、、黒、、その、、、」
黒
「分かってる、、花子ちゃん、猫泣き止め」
黒
「おやつとジュースあるから」
黒はそう言って花子ちゃん達の頭に手をポンと置いた
しかし、花子ちゃんと猫は全く泣き止まない
黒は無理かと悟ったのかハルヒに言った
黒
「悪いが、俺達は此処では失礼する」
黒
「ご飯等は持ってくるし、何かあれば呼び鈴鳴らせ」
そう黒は言って二人を抱えて出ていった
ハルヒ
「え!、ちょ!」
ハルヒ
「行っちゃった、、、」
自分しか此処に居ないと分かったハルヒはベッドに戻り何かないかと部屋を探索していた
探索をしても無きも出てこなったため諦めようとしていると本に挟まっていたのであろうか一枚の写真が落ちた
ハルヒ
「写真?」
拾い上げて見ようとしたが見れなかった
ハルヒ
「真っ黒、、」
写っているはずの写真が真っ黒に染まっていたのだ
ハルヒ
「何で真っ黒何だろう、、これに何が写ってたのかな?」
そう一人、ハルヒは言ってベッドに座り窓の外を眺めた
???(桜蘭の屋上)
黒
「何故、、こうなってしまったんだ、、」
黒
「俺達は、、止められなかった、、、」
黒は自分の仲間である二人に言った
そう黒が言うと赤髪の青年が言った
赤髪の青年
「止められなかったけど、、、止める事はできるよ、、」
赤髪の青年
「*向こうにいる、、*達が何とかしてくれれば、、」
と赤髪の青年が言うと青髪の青年も頷き言った
青髪の青年
「だね、けどうまくいくかね、、」
青髪の青年
「花子くんと花子ちゃん、、*、、と、、*は権力はすでに持ってるし、、、」
青髪の青年
「まぁ、僕達に出来る事はやろう」
そう青髪の青年が言うと二人は頷き
屋上から消えた
そして、三人が居なくなって直ぐに
今度はフードマントを被った青年がポケットから携帯を出して何処かに電話をかけた
電話をかけ終わると青年は時計塔を眺めた
そこにいる、*繋がり*を、、
三章、、裏編終わり
四章、、表編開始
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