でいちぐ書きまっせ❕
『その距離、ずるいんですけど!?』
tg視点
楽屋に入った瞬間、後ろから影がぬーっと伸びてきた。
「ちぐちゃ〜ん。今日も可愛いですねぇ」
「ひゃっ!? で、でい!? いきなり耳元で喋んないでよぉ!」
振り返れば、192cmの巨人・おさでいがにやにやして立ってる。
その余裕の笑顔、絶対なんか企んでるやつ!
「だって……ちぐちゃん、俺が屈まないと見えませんし」
「見えるしっ!見えるけどちょっと高いだけだもんっ!」
「“ちょっと”……ですか?」
わざとらしく首をかしげてくるでい。
それだけで天井近いんだけど!?ずる!!
「はい、これ。先輩用のマイク」
「ありがとー……って、なんで俺の持ち方そんな観察してんの?」
「ちぐちゃん、手ちっちゃいなぁと思って」
「やめてよぉ!!見ないで!!」
手を隠した瞬間、でいがふっと笑って俺の頭をぽん。
「身長差、可愛いですよ?」
「か、可愛くないもんっ!でいがデカいだけっ!」
「じゃあ……」
でいはしゃがみこんで、俺と目線を合わせてくる。
「こうしたら、文句ないですか?」
「え、ちょ、近っ……///」
顔の距離が、スマホ一個分くらい。
ダメだ。近い。心臓が騒いでる!!
「これなら、俺がデカいの気にならないですよね?」
「……っ、ず、ずるいっ!!」
思わず顔を両手で覆うと、でいはさらに追撃してきた。
「さっきから思ってたんですけど……
本当にちぐちゃん、反応がかわいいですね」
「むりむりむりむり!!でいの意地悪ぅ!!」
「意地悪じゃないですよ。甘やかしてるんです」
「そんな言い方もっとダメぇ!!」
しばらくバタバタしてたら、でいがすっと立ち上がった。
見上げると、やっぱりでいは高くて、俺は小さい。
けど──。
「……ちぐちゃん。俺、この身長差……好きですよ」
「……っ、ば、バカぁ……」
耳まで真っ赤になった俺を見て、でいがくつくつ笑う。
「今日のちぐちゃん、いじり甲斐ありました」
「もうやだぁ!!……でも、ありがと……?」
「はい。次はもっと照れさせますね」
「やめてぇぇぇぇぇ!!」
意地悪なくせに、ふとした瞬間だけ誰より優しくて。
見上げればいつも高いところにいるのに、俺が困った顔するとすぐ目線を合わせてくれて。
からかうたびに「可愛い」って言って、俺の反応全部楽しそうに拾っていくくせに──
最後には必ず、そっと頭を撫でてくれる。
「……ちぐちゃんは俺だけ見てくれたらいいんですよ」
そんな声で言われたら、反則でしょ。
悔しいくらい、胸がぎゅんってなる。
息が止まりそうなほど幸せになる。
この身長差も、この距離も、この手の大きさも、
全部ぜんぶ、俺だけの“でい”なんだって思えるから。
リクエストありがとうございます‼️🎀💗🎶
リクエストは1人何個でも大丈夫なので、ぜひぜひ待ってます🫰🫰
コメント
4件
もしよければでいちぐで、熟愛書いて欲しいです!おさでいくんがちぐちゃんを愛しまくる! 甘い感じで、お願いします!
最高でした!😭