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土曜日。
今日は装備や買わなければならないものの確認のため、先生宅へ。
皆で荷物を抱えて、朝7時に集合。
先生の家へとお邪魔する。
自分の持っている装備を持っていって、先生宅にある貸し出し用装備と合わせて、足りないものが無いかを確認するのが今日の作業だ。
僕が持っていったものは、
ザックとザックカバー/先生から借りっぱなしのゴアテックスの雨具/一昨年買った薄手のフリースジャケット/もこもこのダウンもどきジャケット/学校指定体操服のジャージ下/山用の靴下、厚手と薄手の2足
そんなところだ。
亜里砂さんも、見覚えのあるザックを持ってきている。
あと先輩もそれっぽいザックだ。
他の人は紙袋やスポーツバッグ等に色々入れている様子。
そんな訳で先生の家の1階で広げて確認を開始。
「まずは靴から確認しますね。雪山対応の靴は皆さん持っていないようですから、こちらでサイズが合うのを貸し出します。自分の靴下を持っている人はそれを履いて、2階で確認しましょう」
皆でぞろぞろ2階へ。
いつも寝袋を干したりしている階段脇の部屋に、色々な装備が出してあった。
「靴下が無い人は、ここで靴下も揃えます。分厚いのと薄いのと、2枚履いて下さい」
それぞれ靴下を履いた状態で、合う靴を確認。
「しかし、何でこんなにいっぱいあるんですか」
今出している靴だけで12足ある。
「大体、大学を出るとハードな登山はしなくなるんですよ。それで始末に困ったのを譲り受けたりするんです。あとは中古で投げ売り状態のものがあったら、買ったりしていますね」
「革のとプラスチックのと普通っぽいのと、どっちがいいのだ?」
「靴の進化の歴史みたいなものですね。最初は分厚い革製で、その後スキーブーツに似たプラスチックの登山靴が来て、さらに新素材で普通の靴っぽいけれど、透湿保温がしっかりしている厳冬期用の登山靴が出てきたわけです。
ただ、プラスチックのものは耐久性が他に比べて無いので、今ではほぼ無くなってますね。そこにあるのも参考に置いてあるだけなので、基本的には新素材系から選んで下さい。それで無ければ、革の靴ですね」
そんなこんなで色々試した結果。
僕のサイズは革製しか無かった。
あとは彩香さんが脚のサイズが小さくて、革製しか無かった。
先輩に美洋さん、未亜さん、亜里砂さんは新素材系で、それぞれ合うのがあったようだ。
「やっぱり私のサイズに近いものは、どうしても数が多くなってしまうんですよね。個人的に買ったりしたお古もありますから。次はこのまま、その靴で使えるアイゼンを合わせます」
「靴によって違うんですか」
「底の固さや、前後の出っ張り部分があるかないかで変わるんです」
革靴の僕と彩香さん、そして新素材系でも先輩のはバンドで固定するタイプ。
未亜さんのがセミワンタッチという、前がバンドで後ろがバックルのタイプ。
美洋さんと彩香さんは、前後共に金属金具のワンタッチというタイプだ。
「これの付け方は後で練習しますね。しっかり付けていないと、命に関わる場合がありますから」
という事で、取り敢えず今選んだ靴とアイゼンを、それぞれ持って下りる。